リリパットアーミーII「罪と、罪なき罪」

6/11 soir 座・高円寺

何年か前に上演したのを、今回再演で。
新感線の粟根さんと花組芝居の八代さんが以前出ていたことを知っていたので再演を喜んでいたら、今回はなんと宗彦さんまで出るってーぇことで万々歳。キャストが嬉しすぎる…。

日本に司法が整い始めた明治の頃。
日本を訪問中のロシア帝国の皇太子・ニコライが、滋賀県大津市で警備にあたっていた巡査・津田三蔵に突然斬りかかられ負傷した大津事件。史実です。（詳しくはうぃきへ）
この事件を題材に、創作を交え、司法のあり方を説いたお芝居でした。


法律の勉強会とやらで行われた劇中劇。第1部は漫才仕立て、第2部は狂言仕立て、第3部はミュージカル仕立て。楽しいー面白いー！
狂言仕立ては本領発揮やん。きょうかい(ホントは教会)＝京都能楽協会のことらしい（笑）。粟根さんに「向こうの子やたら上手いな」と言われてたし。そりゃもっぴですから。本業ですから。フレームの太い黒ぶちメガネをかけた、ちょっと鈍そうな子なのかと思ったら、実は皇族だったという。おいしい役じゃありませんかー。お芝居も台詞も良かったよー。やっぱりもっぴはイケメンさんだと思いました。

裾の長いジャケットの黒いスーツ姿、カッコいいなー。貴族っぽいなー。そして正座するときにはそのジャケットの裾を後ろにさばく。洋服だけど羽織とおんなじ扱い方してるってことだよね、たぶん。

コングさん～！あれはちょっとダメなんじゃないんすかー。いいんですかー。直視したくないモノでした（汗）
明治天皇があれでいいのか…。血祭りもんだろ。
ワールドカップクイズでブブセラ。サッカー好き八代さんは舞台やっててもワールドカップのことしか頭にないらしい。

最後の展開が衝撃で…。それはありえない～。哀しすぎる～。
でも…女は何だかんだ言って強いなぁとも思ったのでした。