HANAGATA狂言 in Tokyo 1/14夜

HANAGATA狂言、初の東京上陸！わーい嬉しいよー
いつも地元の京都ばかりでやってたんだもの。
今後も東京でやって欲しいな。

どうせなら昼の部も観たかったけど…。
平日なので夜の部のみ観ました。

狂言「縄綯」

もっぴシテで太郎冠者。熱演で汗だくでした。おじの文句を言うところの嫌味っぷりも面白くて、すごく良かったです。
途中少し眠くなったけど…もっぴのせいでは無いです。だいぶ疲れてました…。


新作狂言「かけとり」作：茂山逸平

家賃を取りに来た大家を追い返すため、大家が好きな能がかりで大家を乗せて、その勢いで追い返す。
同じ手で勝負好きの仲間が借金取りに来たのを、勝負事で乗せて追い返す。
しかし、借金が賭け事の借金だったことが女房にばれて、怒られるというお話。
いっぺさん作の新作狂言。なかなか面白いお話でした。
一番面白かったのは、能がかりで大家を乗せるところ。
口調がござる調からそうろう調の謡い風に。女房の茂さんと後見の島田くんが囃子方。
囃子方と言っても、茂さんはエア能管で、扇を能管に見立てて口でヒヤヒヤトヤトヤ言っているのが面白くて！
その横で、島田さんがエア大皮やエア太鼓。ちゃんと、大皮の調べ緒を袖の後ろにさばくところまでやっているのを見つけてしまったよ。細かい！掛け声もかけて、手を叩いて大皮をやったり、膝を叩いて太鼓をやったり。
二人のエア囃子の合奏がお見事で、大喝采モンでした！
そのお囃子に合わせて、大家の丸石さん張り切って仕舞を舞っていました。かなりの急な舞。すごいカッコイイ～。
この場面が一番テンション上がりました。丸石さん茂さん島田くんにMVP賞をあげたい！


「わちゃわちゃ」作：わかぎゑふ

正邦さん…かなりイヤラシイおじさんになってたんですけど、そこまでやっちゃって大丈夫なの？そのおじさんっぷりが面白くて大爆笑。
お話自体、だいぶ下ネタ方向で、そんなの狂言の作品としてはめったに無い気がするし、ショート現代劇と思ったほうがしっくりくるかな？
わかぎゑふさんご自身もご出演。お芝居に出てるのは初めて観る。それなりの年齢のはずなのに、すごく若く見える！びっくりだ～。
衣装もオリジナルのもので、可愛かったです。水玉のパジャマみたい。


終演後、送り出しじゃ無いけど、役者がみんなロビーに出てきてくれました。
いっぺさんのところへ～。とにかく花組芝居の話をしたくて。
久しぶりにお話した逸平さん(2年ぶりくらいか？)いい男になったなぁ。年齢を経てオッサンになってるってことなんだけど(汗)自分もそれだけ年取ってるってことよね。結婚して、来月パパになるらしくて、人柄が丸くなったような印象。お話していてなんか今までと違うドキドキを感じたよ～。
振り返ると、逸平さんも昔はやっぱり若造でした。当時の私も若かったし、その若さが近しい感じで嬉しかったけど、今はお互い年を経て、それがまた近しい感じで嬉しく思う。
うーん、やっぱりいいね、いっぺさん。
花組のゲスト出演は、まだ台本見てないって(笑)観たいなぁ～と言ったらじゃあ神戸来てくださいと言われたけど無理っす(泣)でも観たいぃぃ～誰か観てきてぇ～！