11月企画公演「死神」「経政」

蝋燭の灯りによる
新作狂言「死神」茂山千三郎
能「経政 烏手」塩津哲生（喜多流）
開演ギリギリで駆け込みました…。

上演中は、客電が完全に落ちて蝋燭の灯りのみでした。とても雰囲気が出るし特に寿命の蝋燭が出てくる「死神」にはぴったりの演出ですが、何しろ出演者の顔が分からなくなるほど暗い。ビナン鬘の七五三さんは声を聴いて初めて分かりましたよ。
この薄暗い雰囲気、死神のラストにはいい効果をもたらしていましたね。シュールというか何というか。古典狂言では有り得ない、シテが死んで終わる無常で空恐ろしいラスト。
落語もこういうサゲなんだっけ。
6月にトリフォニーで聞いたはずなんだけどな、忘れちゃった。

能「経政」ですが、やっぱ詞章を知らないと目の前で何が展開されてるのか良く分かりません（汗）未だに能に慣れてない私。
ひたすら広忠さんと源次郎さんの囃子に集中してみましたがよかったのだろうか。
前シテ後シテに分かれてなくて、アイもいなかったような気がするんですよね。
あー知識が乏しい。

帰りは会場でお会いした皆様といろいろおしゃべりしながら駅へ向かう途中、着物姿で帰られる源次郎さんにお会いしました！！
素敵ー！着物姿イイー！
ってな感じで盛り上がりましたとも（笑）