新宿文化センターリニューアルオープン記念狂言の会

リニューアルオープン記念ということですが、全部がキレイに作り替えられたというわけではないようで、正直どこが変わったのかよくわからん…
椅子は新しくなってたかなぁ？

無料招待者の席は2階。2階席なんて初めて行きました。

狂言の前に、パイプオルガンの演奏と、少年少女合唱団の歌の披露。
パイプオルガン、あったんだね…あんなにでっかいのに、いつも狂言観にしか来てなかったから、あんまり気付いてなかった (|| ﾟДﾟ)ｶﾞｰﾝ!
でもホールの響きがイマイチ？私の位置が悪い？もっと、天から降ってくるようにオルガンの音が響いて聞こえてくるかと思ったんだけど、オルガン周辺でしか音が鳴ってないように聞こえる。残響が短いぞー。
少年少女合唱団の歌は、「新宿区の歌」と、「花」と、「Believe」でした。子供の歌声っていいね～。

そして、お待ちかねの狂言。

解説　正邦
「末広がり」千五郎　逸平　佐々木千吉
「千鳥」正邦　松本薫　島田洋海
「仏師」あきら　童司


「末広がり」久しぶりに逸平さんの狂言をまともに観ました。留学から帰ってきて以来ですねぇ。
逸平さんの狂言、以前と特に変わってはいないと思うんですが、相変わらずいい狂言をしますね。なんかもう、狂言の住人そのものという感じ。見ていて本当にほっとする。いっぺさんの狂言は好きだわぁ。改めて好きになりました。いっぺさん。
千五郎さんの果報者も大らかで良かったですが、この日は特に逸平さんが良かったなぁと思いました。


「千鳥」上演頻度の高い曲なので油断していたんですが、意外な再発見でした。やっぱり上演頻度が高いのにはちゃぁんと理由があるんですよねー。やっぱり面白いわ、千鳥は。
酒屋の主人をだまそうとする正邦さんのずる賢さがたまらなく笑える！一番好きなのは、「ちりちりや、ちりちり」と言いながら、足で酒樽を押しやるところ。お行儀悪いぞー！と思うんだけど、大爆笑しちゃう。ホント楽しいわ。この2人。
あーやっぱ狂言って楽しいよね。


「仏師」面白い曲だと知っているから、どうしても期待しすぎてしまうのよね…仏師は。
あきらさん、印を結んで仏の印相を変えるところ、けっこういい加減だなー。
すっぱが仏に化けてめちゃくちゃな印相をつくるところは、近くで見ていた子供もいっぱい笑っていました。やっぱりここは文句無く面白いよねー。
2人でやる仏師もいいけれど、やっぱ六地蔵が見たいな。人数が多くてドタバタしてるのが楽しいから。


狂言をあまり見たことのないお客さんも多いということで、最初のご祝儀モノ「末広がり」に続いて、分かりやすい狂言2つを持ってきたということなんでしょうね。
それが、かえって、何年も狂言を見てきた私に「やっぱ狂言っていいなー」と思わせたのもすごいと思う。
やっぱすげーぞ！お豆腐狂言！
幸せな時間でした～


そして佐倉へ移動～♪