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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
B002EBDN20


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今年のTOPPA!は暑くない
2005年06月22日(水) 15:23:42
喜多六平太記念能楽堂へ向かう道すがらに気付きました。
過去のTOPPA!はあんなに暑かったのに、今年は暑くない!
まだ6月だし、時期的に梅雨ですからね~。当然といえば当然だけど、「暑くないとTOPPA!らしくない」という意識が働いている自分がなんだか面白い。

この日のもぎりはもっぴと正邦さん、パンフ渡しは童司くんと鈴木実さんでした。
七五三さんと千五郎さんもそのへんをうろうろしてましたよー。

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お話 童司
「鏡男」 茂山逸平 茂山茂
「膏薬練」 茂山正邦 茂山宗彦
「狸腹鼓」 茂山千三郎 茂山千五郎
席は、正面最後列…なんじゃそりゃ。全然嬉しくないぞー。前の人の頭邪魔だし。
これだったら脇のほうがよかったなぁ。

童司くんのお話はアッサリめでした。
今回のパンフレットには曲紹介が載ってません。メンバーの言葉を載せるだけでスペースがなくなったとか…。ということで口頭で曲解説。童司くんのトークはアッサリなんです。むーん。
宣伝は、来年のカレンダー。ロビーで売ってたので買っておきました。サイン用♪

「鏡男」
男が女房に鏡を土産に買ってきたが、女房は鏡を知らなかった。自分の姿が映った鏡を見て、「この女は誰だ!」と怒り、喧嘩になる。
要はこれだけのお話。どこにでも転がっていそうな笑い話ですよね。
狂言にこういうお話があると初めて知ったとき、とても興味を持ったことを覚えています。こんな単純な話が狂言になっていることに対する驚きと、狂言にしたらどんな風に面白くなるんだろうという期待でした。
メインのドタバタは後半だけなのですが、前半で男が鏡をどう使うべきか持論を延々繰り広げていたのもなかなか面白かったです。
どんな悪女でも鏡を見て化粧し白粉を塗り紅かねを差せば十や二十歳は美しゅうなるから、女にとってはありがたいものなんだそうです。
男の場合は、若い頃は自分の姿を見ればその若さに自信を持てるし、中年の頃は年取った自分を見て摂生しなければと思うし、老人になれば自分の姿を見て天寿を全うしなければと自覚することができる、と。
大体そういう内容だったと思います。要するに、わが姿を自覚することで歩をわきまえて分相応の生き方が出来るようになるということかな。
意外と良いことを言うではないか。

家に帰った男が女房に鏡を渡します。ここで「えっ」と思ったのは、上記の『どんな悪女でも…』というくだりを直接女房に話していたこと。
そんなことを面と向かって言われるのはあまり気持ちの良いものじゃないと思うんですけど。

そして、鏡を見て「これはどこの女だ!」と怒る茂女房に、笑いながら鏡の説明をする逸平主人。だけど茂ちゃんは全く信じてくれない。
正直、この女房はよっぽど理解できる頭を持っていないか、あるいはよっぽど旦那を信じていなくて鏡の女を人間の女と信じて疑わないかのどちらかですな。
終いに逸平も説得を諦め、「要らないなら他の者にやろう」と持っていこうとすると、女房が「その女を連れてどこへ行く!」と怒って追い込み留め。
わはは。阿呆もここに極まれり。
でもこれって、女房が旦那を心から愛している証でもあるんですよね。だからこそ、他の女の存在が許せない。カーッとなって頭に血が上り、冷静に事を判断できなくなっちゃう。考えようによっては可愛い女房ですよ。
そんなほのぼのした雰囲気がもうちょっと出たらよかったな。私自身で補ってやっとこの境地に達したので。

えーと、後半は後ほど!
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