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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
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光田康典
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コクーン歌舞伎「桜姫」 18日昼
2005年06月21日(火) 01:27:38
平場でがっつり観て来ました!
奮発して平場にして良かったです。しかも上手側の通路横だったので、真横の通路を役者がばんばん通るし。至極の時間…♪
下手側の通路のほうが実際にはオイシかったみたい。権助が通路途中で座り込んで舞台の役者と台詞やり取りする場面もあったし、客席下手からお客さんの間を通って出てくる場面もあったし。
よく見なかったけど、スッポンもあったんでしょうか。

とっちらかり感想、スタート!

櫓に乗って出てきた口上役のあさひ7オユキさんの存在は面白かった。もともと舞台俳優さんだとか。元の長い話の短縮した分を解説する役目でもあるし、芝居と観客を結ぶ触媒の役目でもある。実際に平場のお客さんに話しかけて返答を求める場面もあったのが楽しかった。

舞台のセットの造りもとても現代劇風。しかも、本職が大道具っぽい人たちが非人の役で常に舞台に居て(開演前から舞台で何かやっている)、役者に絡みつつセットの移動などをやっていたのも面白かった。
時に役者の意に染まぬセット移動も無理やりやってしまうので(もちろん演出)、勘太郎くんを乗せた台を移動する河童が「この河童め!」と扇で頭を叩かれていたのにはウケたなー。

桜姫東文章は見たことがないんだけど、粗筋から想像していた以上にエロくてドロドロしていてダークな世界だったなぁ。
だけど、お笑い担当がちゃんと決まっていて随所で笑いを取っていたので、その分重い雰囲気にはならなかったような気もする。
何といっても一番面白かったのは、残月役の弥十郎さんと長浦役の扇雀さん。めっちゃ面白い夫婦漫才だったなぁ~。けっこうどつき系の。
弥十郎さんのエロ坊主っぷりが笑えた。僧衣を乱して裾を捲り上げたままの明らかに事の後バレバレな格好でニヤニヤしながら出てくるのが似合っていた(笑)
扇雀さんは私の中で元々「ハッチャける人」というイメージがある。俳優祭のスカーレットとか研辰のおみねとか。琴浦役も相当ぶっ飛ばしていて、随所で爆笑させられた。柵をぶっ壊して前に飛び出してくる、どつかれて地面を転がって素早く反撃体制を作ってくる、「岩淵庵室の場」で身ぐるみ剥がされたら胸に作り物のオッパイがある(爆笑)…。
そこまでやっちゃいますかぁ~。扇雀さん面白すぎ。ここまでできる人だとは。
私はこういうのが大好きだからとっても気に入ったけど、全体を客観的に見たら、これだけ強烈なコントは浮くかもしれないね。

「桜谷草庵の場」の権助と桜姫の絡みはエロくて眼のやり場に困った(^^;
リアルで帯あ~れ~を見るなんて初めて。話には聞くけど、動く絵ではテレビでも見たことがなかったなぁとふと思う。
だけど、押し入られた男と肌を合わせて、しかもそれが始めての男だったからって好きになるなんてめちゃくちゃだな。しかも刺青が目印ということは、顔も見ていないということでしょ。世間知らずのお姫様だからポーッとなっちゃうのかね。とても信じられないけど。

しのぶちゃんがいたーふっくらした顔が可愛いなぁ。相変わらず女優のよう。
空中ブランコみたいなものに乗って橋から飛び降りる場面でびっくり。宙乗りでした。
ふわりと空を飛ぶのがキレイだったなぁ。だけどちょっと取って付けた様な印象が無きにしも非ず。

勘太郎の前半後半2役ががらっと違っていて、どっちもステキ!器用に演じ分けるなぁ。
前半は、悪役らしい迫力のある力強い演技で、5月大歌舞伎の梅王丸を思い出した。あれほど激しくはないけど、ちょっとコミカルな味のある、意地が悪くて卑怯者な感じが良かった。七之助くんの仙太郎と追いかけっこを繰り広げるところが面白かったなぁ。同じオチで3周してたぞ。客席まで使ってホントに3回周ってた。
後半は七之助演じる仙太郎の女房なんだけど、これが、ちょー可愛いのっ!気立ての良い、大人しい上品な感じの女性で、ふとした仕草が何とも可愛らしくモエモエでござんした。

大詰は夢幻的な感覚を覚えた。
「花の他には松ばかり~」という、娘道成寺の詞章が始まったときには、『絶対、何か来る!』と思った。やっぱり来た。
櫓の上に登った桜姫が髪を解いて踊り狂う。暗い中スポットライトが当たっている。
ぱっと全体が明るくなり、桜が降ってきた。うわあぁぁ~!感動!
本来の大詰は、桜姫がもとの姫姿に戻ってお家再興をするというハッピーエンドらしいんだけど、今回の舞台は桜姫が髪を振り乱して踊り狂うその下で、お家再興が始まるという演出。上の狂った桜姫と、下の幸せな場面が、同時に存在しながら大きな隔たりのある別世界という印象が強い。
良家のお嬢様が遊女にまで零落したなんて、狂気のバックグラウンドとしては最高。凄まじいよなぁ。だけどあのよく分からない踊りでは、桜姫が果たして救われたのかどうか分からないね。


楽しかった、楽しかった。
初のコクーン歌舞伎を堪能しました。

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