――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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お米とお豆腐
2006年08月25日(金) 23:30:49
去年に引き続き東京で行われた「お米とお豆腐」は、東京では2回目です。
楽屋トーク
落語「青菜」 桂小米朝
狂言「附子」 太郎冠者:七五三 次郎冠者:あきら 主人:千五郎
落言「神棚」 男:小米朝 神様:七五三 妻:あきら 姑:千五郎
楽屋トーク
落語「青菜」 桂小米朝
狂言「附子」 太郎冠者:七五三 次郎冠者:あきら 主人:千五郎
落言「神棚」 男:小米朝 神様:七五三 妻:あきら 姑:千五郎
まずは開演前に楽屋トーク。舞台には脚本の小佐田定雄さんと、私服の千五郎家三人。みんな舞台袖から出てるのに、千五郎さんは客席から登場(笑)相変らず目立ちたがりなんだから、もう。
取りとめも無いざっくばらんな雑談が繰り広げられたあと、拍子木が鳴り、口上。それから小米朝さんの紹介。
去年まではお米担当は桂吉朝さんだったのですが、残念ながら去年の11月に病気のため亡くなられました。
小米朝さんは「吉朝にいさんと違って自分は不器用ですから…」なんて仰っていましたが、気にせずこれからもよろしくお願いしたいです。
落語「青菜」
聞いたことあるな~と思ったら、去年の大銀座落語祭で聞いた演目でした。分かりやすく面白い噺でした。
吉朝さんが病み上がりだったためか大人しい印象だったのに対し、小米朝さんは元気でテンション高めですね。時折高まりすぎて自分を制御できない場面もあった気がしますが…。子供たちにも大ウケで、私もたくさん笑えました。楽しかったです。
狂言「附子」
中堅世代オンリーの附子も楽しいなぁ。若世代より自由が利いている感じ。というかアドリブ多くない?勝手やりすぎでは?とも思う(^^;まぁ、そこがお豆腐の良い所ですよね。アドリブもあるし、分かりやすい言葉に言い換えられてるところもあると思います。
例えば、主人が附子を持ってきたときに、「猛毒なのになぜ持っても平気なのか」と主人に問うところ、あきらさんが「そなたはいつ死にまするのか?」とか何とか言ってたんですよねぇ~。かなり笑えたけど、こんな台詞初めて聞いたぞ。誰オリジナル?
それから、「みどもはあの附子にじょうぜられたかして、しきりに喰いとうなった」と言うところ。七五三さんは「あの附子に魅せられたかして」と言ってました。確かに「じょうぜられた」って分かりにくい言葉だと思っていたのだけど(漢字も思いつかないし)、分かりやすく言い換えたのは今回初めて聞きました。
そんな感じで、いろいろ台詞を言い換えていたように思います。他家じゃあ絶対にやらないだろぉなぁ~
附子の奪い合いは、相変らずコントですねぇ。「仲よう真ん中で食おう」が好きです♪
附子を全部食べちゃったところは、扇で桶の底をコツンとやって欲しかったな。あきらさんやってくれなかった。
落言「神棚」
落語の高座は舞台上手よりに配置され、狂言師たちは舞台後方の緞帳真ん中から出入り。
よくよく考えると、なんだかシュールな舞台構成、ストーリーですよね。奇妙だけど面白かった!
狂言組は台詞けっこうグダグダだったけどね。台詞忘れてそうな雰囲気がつたわっち生んだもの(笑)だから勝手に台本に無い台詞を作り出してましたねぇ。
七五三さんの「神様でぇす」が可笑しくて可笑しくて…!
笏を糊張りに使うとは…!ぺた、ぺた、ぺたぺたぺた、ぺったり。これもインパクト強いですわ。面白い!
小米朝さんは、お酒を並々と注いで「ちょうどある、っちゅうやつやな」と言ったり、周りで大騒ぎする神様連中に対して「何食ったらそんな大きい声出るねん!」と言ったりと、これまた面白かったです。
最後の終わり方がこれまた面白かったです。落語のサゲ方式。「払いたまえ~払いたまえ~」ってね。
「神棚」は、落言の第一作で今回は再演なわけだけど、終わり方が落語のサゲ方式だったのですね。落語とサゲの組み合わせは普通だけど、狂言とサゲの組み合わせはやっぱり新鮮!
去年見た「ごきかぶり」は落言の何作めなのか分からないんだけど、終わり方は狂言方式だったんですよね。「やるまいぞやるまいぞ」の追い込みトメでした。なるほどなるほど。
終わり方をどうするか、迷ったでしょうね、小佐田さん。他の作品がどんな終わり方をするのか、見てみたくなりました。
来年からも東京で開催し続けてくれることでしょう。よーし毎回観に行くぞ!
取りとめも無いざっくばらんな雑談が繰り広げられたあと、拍子木が鳴り、口上。それから小米朝さんの紹介。
去年まではお米担当は桂吉朝さんだったのですが、残念ながら去年の11月に病気のため亡くなられました。
小米朝さんは「吉朝にいさんと違って自分は不器用ですから…」なんて仰っていましたが、気にせずこれからもよろしくお願いしたいです。
落語「青菜」
聞いたことあるな~と思ったら、去年の大銀座落語祭で聞いた演目でした。分かりやすく面白い噺でした。
吉朝さんが病み上がりだったためか大人しい印象だったのに対し、小米朝さんは元気でテンション高めですね。時折高まりすぎて自分を制御できない場面もあった気がしますが…。子供たちにも大ウケで、私もたくさん笑えました。楽しかったです。
狂言「附子」
中堅世代オンリーの附子も楽しいなぁ。若世代より自由が利いている感じ。というかアドリブ多くない?勝手やりすぎでは?とも思う(^^;まぁ、そこがお豆腐の良い所ですよね。アドリブもあるし、分かりやすい言葉に言い換えられてるところもあると思います。
例えば、主人が附子を持ってきたときに、「猛毒なのになぜ持っても平気なのか」と主人に問うところ、あきらさんが「そなたはいつ死にまするのか?」とか何とか言ってたんですよねぇ~。かなり笑えたけど、こんな台詞初めて聞いたぞ。誰オリジナル?
それから、「みどもはあの附子にじょうぜられたかして、しきりに喰いとうなった」と言うところ。七五三さんは「あの附子に魅せられたかして」と言ってました。確かに「じょうぜられた」って分かりにくい言葉だと思っていたのだけど(漢字も思いつかないし)、分かりやすく言い換えたのは今回初めて聞きました。
そんな感じで、いろいろ台詞を言い換えていたように思います。他家じゃあ絶対にやらないだろぉなぁ~
附子の奪い合いは、相変らずコントですねぇ。「仲よう真ん中で食おう」が好きです♪
附子を全部食べちゃったところは、扇で桶の底をコツンとやって欲しかったな。あきらさんやってくれなかった。
落言「神棚」
落語の高座は舞台上手よりに配置され、狂言師たちは舞台後方の緞帳真ん中から出入り。
よくよく考えると、なんだかシュールな舞台構成、ストーリーですよね。奇妙だけど面白かった!
狂言組は台詞けっこうグダグダだったけどね。台詞忘れてそうな雰囲気がつたわっち生んだもの(笑)だから勝手に台本に無い台詞を作り出してましたねぇ。
七五三さんの「神様でぇす」が可笑しくて可笑しくて…!
笏を糊張りに使うとは…!ぺた、ぺた、ぺたぺたぺた、ぺったり。これもインパクト強いですわ。面白い!
小米朝さんは、お酒を並々と注いで「ちょうどある、っちゅうやつやな」と言ったり、周りで大騒ぎする神様連中に対して「何食ったらそんな大きい声出るねん!」と言ったりと、これまた面白かったです。
最後の終わり方がこれまた面白かったです。落語のサゲ方式。「払いたまえ~払いたまえ~」ってね。
「神棚」は、落言の第一作で今回は再演なわけだけど、終わり方が落語のサゲ方式だったのですね。落語とサゲの組み合わせは普通だけど、狂言とサゲの組み合わせはやっぱり新鮮!
去年見た「ごきかぶり」は落言の何作めなのか分からないんだけど、終わり方は狂言方式だったんですよね。「やるまいぞやるまいぞ」の追い込みトメでした。なるほどなるほど。
終わり方をどうするか、迷ったでしょうね、小佐田さん。他の作品がどんな終わり方をするのか、見てみたくなりました。
来年からも東京で開催し続けてくれることでしょう。よーし毎回観に行くぞ!
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