――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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花組芝居「KANADEHON忠臣蔵」 12/7夜
2007年12月11日(火) 16:22:31
今年二月に歌舞伎座で通し上演された仮名手本忠臣蔵が、どんな風に上演されたのかを全然知らずに3回観てきたのですが…
二月には、おかるの文使いの場がなくて、あと八、九段目が丸々省略され、戸無瀬と小浪は全く出てこなかったらしい。
代わりに、11月の歌舞伎座で九段目が上演されたって事だったのか…。観に行かなかったけど。
なんて、女っ気の少ないこと。
おかるのあの可愛らしさとか、力弥と小浪のイチャイチャなどを観られなかったなんて、勿体無いなぁ。
えー、3回目の鑑賞は。
やっぱりいろいろアドリブが増えていたり、場所によって味付けが濃くなっていたり。
一番驚いたのは、六段目ですね。
死ぬ必要の全く無い勘平が、早とちりで切腹した直後に無実とわかって「えぇ~っ!?」となるところ。
もともと脚本がそういう笑いの方向へ流れるように書かれているし、与市兵衛を運んできた猟師仲間の原川さんと高荷さんが変な唄と合いの手で漫才を繰り広げたり、与市兵衛の可笑しな死後硬直があったり、お笑いネタがふんだんに盛り込まれている場面でもあるんだよね。その効果か、この日は特に勘平切腹が客席にウケていて大爆笑。こんなに笑っちゃっていいんかい!って思ったよ。
舞台上でも役者がいつも以上に張り切っているように見えて、客席と舞台の相乗効果か、大きな笑いの渦が起きていました。
これじゃあ、今後、歌舞伎で六段目を観たときに笑ってしまうかも。
三段目。師直が顔世からの文「わがつまならで つまなかさねソ、ラ、シ」と読み上げるところ。最初からこの遊びはあったけれど、この日は判官が先に「シ」と言っていたような(笑)その後も音階を奪おうとしていたなぁ。
おかると勘平の道行。おかるから判内へのツッコミが日替わりらしい。
前に聞いたときは「生理的にダメ」で、この日は「キャラに逃げてそうでイヤ」だって(笑)
そういえば、文使いで「一緒に呼んでみるべ」でお客さんの反応がイマイチだったんで「ビミョ~」って言ってたな(笑)
四段目の最後の幕切れ、踊り狂う侍たちと力弥、その前で判官が切腹に用いた九寸五分の血を舐める由良之助。この場面、何度見ても凄みがあります。意味はよく分からないところもあるけれど、ハッとさせられるものがあります。
六段目、一文字屋の主人が男の才兵衛なのは、文楽にのっとっているってことですね。歌舞伎では女形の出番を作るためにお才という女主人にしているそうです。
七段目、おかるがハシゴを降りるところ、黒子は八代さんのようです。由良之助が「黒子の八代くん、この中にナントカ大明神(聞き逃した)が見えるぞ」などと言っておかるの着物の裾の中を覗こうとしていたので。
おかるが落としたかんざしを、由良之助がおかるの頭の上に垂直に立てるのも可笑しいね。その後しばらく、そのかんざしが気になっちゃって芝居を観てなかったりするくらい(笑)
九段目、お石とと戸無瀬の女形対決でしょうか。
お石を演じている山下さん、素顔は長髪のとても個性的な立役さんだと思っているんですけど、お石は素顔からは想像できない、落ち着きのある、存在感のある女形でとてもイイですね。
力弥との婚約を破棄されて気落ちしている戸無瀬と小浪を、下女りんが笑うところ。戸無瀬が「今笑ったな、二瓶拓也、入座したからって調子に乗るなよ!」と怒るのも面白い。
この日のアフタートークは九段目。
本蔵が槍で刺されたあと、わはははと笑ってぶるぶるぶる~と唇を鳴らすのは、文楽の義太夫さんの真似だそうです。芝居では役者はそんなことしないらしい。加納さんが、初めて義太夫でこの部分を聞いたとき、凄いと思うよりも何が始まったかと奇妙に思ったそうで(確かに!)、そのまま役者にやらせてみたとの事です。
知らなかったなぁ~。知らなくても十分面白いけれど、知っていたらもっと面白かったかもな。
花組芝居のKANADEHON忠臣蔵、さすがに話題の舞台なのか、いろんな舞台人が観に来ているらしい。
ちなみにこの日私がお見かけしたのは、落語家の鈴々舎馬桜さん。大銀座落語祭りなんかで、何かとご縁のある落語家さんなのですよね、私にとっては。
公式サイトには、観劇したことが少し書かれていました。
面白かったって~!!
後日批評を書かれるそうで、楽しみ!
二月には、おかるの文使いの場がなくて、あと八、九段目が丸々省略され、戸無瀬と小浪は全く出てこなかったらしい。
代わりに、11月の歌舞伎座で九段目が上演されたって事だったのか…。観に行かなかったけど。
なんて、女っ気の少ないこと。
おかるのあの可愛らしさとか、力弥と小浪のイチャイチャなどを観られなかったなんて、勿体無いなぁ。
えー、3回目の鑑賞は。
やっぱりいろいろアドリブが増えていたり、場所によって味付けが濃くなっていたり。
一番驚いたのは、六段目ですね。
死ぬ必要の全く無い勘平が、早とちりで切腹した直後に無実とわかって「えぇ~っ!?」となるところ。
もともと脚本がそういう笑いの方向へ流れるように書かれているし、与市兵衛を運んできた猟師仲間の原川さんと高荷さんが変な唄と合いの手で漫才を繰り広げたり、与市兵衛の可笑しな死後硬直があったり、お笑いネタがふんだんに盛り込まれている場面でもあるんだよね。その効果か、この日は特に勘平切腹が客席にウケていて大爆笑。こんなに笑っちゃっていいんかい!って思ったよ。
舞台上でも役者がいつも以上に張り切っているように見えて、客席と舞台の相乗効果か、大きな笑いの渦が起きていました。
これじゃあ、今後、歌舞伎で六段目を観たときに笑ってしまうかも。
三段目。師直が顔世からの文「わがつまならで つまなかさねソ、ラ、シ」と読み上げるところ。最初からこの遊びはあったけれど、この日は判官が先に「シ」と言っていたような(笑)その後も音階を奪おうとしていたなぁ。
おかると勘平の道行。おかるから判内へのツッコミが日替わりらしい。
前に聞いたときは「生理的にダメ」で、この日は「キャラに逃げてそうでイヤ」だって(笑)
そういえば、文使いで「一緒に呼んでみるべ」でお客さんの反応がイマイチだったんで「ビミョ~」って言ってたな(笑)
四段目の最後の幕切れ、踊り狂う侍たちと力弥、その前で判官が切腹に用いた九寸五分の血を舐める由良之助。この場面、何度見ても凄みがあります。意味はよく分からないところもあるけれど、ハッとさせられるものがあります。
六段目、一文字屋の主人が男の才兵衛なのは、文楽にのっとっているってことですね。歌舞伎では女形の出番を作るためにお才という女主人にしているそうです。
七段目、おかるがハシゴを降りるところ、黒子は八代さんのようです。由良之助が「黒子の八代くん、この中にナントカ大明神(聞き逃した)が見えるぞ」などと言っておかるの着物の裾の中を覗こうとしていたので。
おかるが落としたかんざしを、由良之助がおかるの頭の上に垂直に立てるのも可笑しいね。その後しばらく、そのかんざしが気になっちゃって芝居を観てなかったりするくらい(笑)
九段目、お石とと戸無瀬の女形対決でしょうか。
お石を演じている山下さん、素顔は長髪のとても個性的な立役さんだと思っているんですけど、お石は素顔からは想像できない、落ち着きのある、存在感のある女形でとてもイイですね。
力弥との婚約を破棄されて気落ちしている戸無瀬と小浪を、下女りんが笑うところ。戸無瀬が「今笑ったな、二瓶拓也、入座したからって調子に乗るなよ!」と怒るのも面白い。
この日のアフタートークは九段目。
本蔵が槍で刺されたあと、わはははと笑ってぶるぶるぶる~と唇を鳴らすのは、文楽の義太夫さんの真似だそうです。芝居では役者はそんなことしないらしい。加納さんが、初めて義太夫でこの部分を聞いたとき、凄いと思うよりも何が始まったかと奇妙に思ったそうで(確かに!)、そのまま役者にやらせてみたとの事です。
知らなかったなぁ~。知らなくても十分面白いけれど、知っていたらもっと面白かったかもな。
花組芝居のKANADEHON忠臣蔵、さすがに話題の舞台なのか、いろんな舞台人が観に来ているらしい。
ちなみにこの日私がお見かけしたのは、落語家の鈴々舎馬桜さん。大銀座落語祭りなんかで、何かとご縁のある落語家さんなのですよね、私にとっては。
公式サイトには、観劇したことが少し書かれていました。
面白かったって~!!
後日批評を書かれるそうで、楽しみ!
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