花組芝居「怪談 牡丹灯籠」 9/14

体が疲れていて眠かったのが致命的。
しかも、下手側って、お峰殺しの伴蔵さんの見得が角度的に見にくい…これも致命的だぁ…

でも前楽ならではの盛り上がりがあって楽しかったです～
円朝さん登場で掛け声があったし(聞き取れなかったけど)、待ってました！の声もあったし。
前半なんて、出てきても拍手すらないときもあったからなぁ。
やっぱ盛り上がってくると楽しいねぇ。

まず、この日の新ネタ。

お米さんのお化粧顔、実はとっても綺麗なのでは？
喋ったり目を見開いたりして顔の表情が崩れると「磯村さん」に戻るんだけど、表情を崩してないときの顔があれっ、ムチャクチャ綺麗かも！？と思ってビックリしました。本当のところどうなんでしょう？

孝助の闇討ち企みのところ。
最初に1人で帰ってきちゃってお国さんがビックリするところって、裏で「ロート、ロート、ロート～」ってCMが流れてるんだよね～笑えるなぁ。それでお国さんは、スナック袋とリモコンを持って出てくるんだな。
「かるこ坂ダメー！」
リモコンネタも毎回違うよね。今回は、滝川クリステルだったような。丸川くんが自分でいろいろ考えてるのかなぁ？むっちゃ楽しい～！

お徳と孝助の婚礼。
原川さんいつもはエビスのビール缶を持って「次は恵比寿～恵比寿～」っていうネタだったんだけど、この日は閉じた扇子をカミソリに見立て、解いた帯で砥いで「お客さん、ヒゲあたりましょうか」
うはは～なんてくだらないネタ！原川さんの暴走、好きだ～あまりにぶっ飛んでるのがイイ。
丸川くん素で笑っちゃってました。


お峰殺しの場面。
人が来ないようにお峰が周りを見張ってるところで附打の円朝さんが出てくるんだけど。
加納さんったら附打さんに話しかけてるよ～！？
あら、附打さんが出てきた、ってことは何か事件が起こるのね、だって(笑)
なんて掟破りなんだー楽しいぞー！


下女のお増にお峰の怨念が乗り移るところ。
加納さんが出てきたーっ！
障子の影で立ってずっと見てるだけなんだけど。
今までこの場面ではお峰は出てきてなかったのに、いつのまに出てくるようになったんだろ。
んもー加納さんやりたい放題ね。
伴蔵がうっかり「お峰！」と声を掛けたときに「なんだよ」と返してたのも笑えました。




アフタートーク
ゲスト：木原実さん、小森谷徹さん、植本潤さん

ゲスト3人＋加納さんの4人のトークでした。
植本さんは一応ゲストと書かれていたのに、4人の中では下っ端だからか、いつの間にか司会進行になってました。

気象予報士で有名な木原さん。花組芝居に居たことがあるってのは以前知ってすごく驚いたんだよなぁ。
だけど、小森谷徹さんが花組芝居に居たってのもかなり驚きでした。
名前を見ても、顔を見てもすぐには分からなかったんだけど、福澤アナが司会をしている「ピンポン！」の1コーナー「二畳新聞」をやってる人です。声を聞いて分かりました。小柄な方なので、女形や少年役をよくやっていたそうです。

なかなか興味深い思い出話が聞けて、とても楽しかったです。

木原さんは「奥女中たち」初演(スズナリ)に犬の役で出ていたそうです。それ映像で見たんだけど、ホントにチョイ役だったんだよね。私は、木原さん芝居がイマイチだからこんな台詞もない役なんだと勝手に思ってたんだけど、そうじゃなくて、テレビの仕事があって稽古時間も出演時間も殆ど無いから苦肉の策であんな役になったらしいです。
ムチャクチャやなぁ。
それを加納さんが全部承知でやってるわけだからねぇ。
面白いなぁ。

「牡丹灯籠」を観てのゲストの感想。
水やんの芝居が柔らかくなっていたのに驚いた！昔は力いっぱいだったからねぇ。とのこと。そうだったんだぁ。
伴蔵さんが逃げる場面、サーチライトやヘリの音やドリフのコントみたいで昭和の風を感じたとのこと。「8時だよ全員集合」のことかなぁ。当時TBS見られなかったから知らないんだよなぁ…。加納さんは、ルパン3世をイメージしたらしいです。
あと、芝居が昔の花組っぽい感じに戻ったらしいです。へぇ。
昔は下手の集まりで加納さんが何とかまとめていたけど、今は若手もみんな芝居が上手いね、だそうです。それは確かにそうだなと思います。今の若手、みんなお芝居うまいもん。
花組歴たかだか4年の私には、全然分からない話ばっかりだったけど。
昔の作品を全部観てみたいなぁ。
あ、あと18年振りに篠井さんと加納さん共演の話題も出ました。サド侯爵っすね。
観に行くつもりはないんだけど、「生きているうちにこんな日が来るとは思わなかった」とか言われると、やっぱ観に行っておいたほうがいいのかなって気にさせられますよねぇ。観に行けるのか？？やー無理だろ～


さーて、あとは千秋楽を残すのみ～
どんな舞台になるのか、楽しみです！