男たちのお料理教室

BoroBon企画　～ハナオフ＋うさぎ庵Vol.6～『男たちのお料理教室』
7/20　17：00-

作：工藤千夏（青年団リンク・うさぎ庵）
演出：水下きよし（花組芝居）
出演：溝口健二、山下禎啓、桂憲一、大井靖彦、各務立基、美斉津恵友、水下きよし
後援：東京ガス
企画制作：BoroBon企画、青年団リンク・うさぎ庵
協力：花組芝居、青年団、渡辺源四郎商店
制作：井上啓子、山藤貴子、植村ケイ子
宣伝美術：Griff inc.（工藤規雄）
会場　東京ガス横浜ショールーム　４F

三吉演芸場の昼が終わってから駆けつけました（＾＾；
地下鉄でたった2駅。ちっかーい！

普段、本当に料理教室などで使われているショールームで行われるお芝居。
借景芝居と言うそうだ。
芝居の中で、本当に料理を作る。親子丼だった。いい匂いでお腹がすいた。

やっぱ花組芝居面白いな～。
それぞれの役者のキャラクターが立っていてすごく楽しい。

客席は、ショールームに入って手前側の壁に2列、奥側の壁に2列。
私は奥側の壁1列目。
奥側に居ると、ショールーム入り口から役者が出入りするのが見えてオイシかったな。
中は家庭科室みたいな感じでキッチンがいくつか並んでる。
私の席の一番近くでは美斉津くんがお料理してた。でも美斉津くんが一番大人しくて普通のキャラだったのよね…。
桂さんがいちばん面白かったかも。怪しくてふっしぎなキャラクターだったなぁ。目を離すとトンでもなく変なことをしでかしてるの。親子丼を作るはずが、フライパンにそのまま溶き卵を入れてプレーンオムレツを作っちゃって大騒ぎしてんの。もー可笑しすぎて大笑いしちゃったよ。もぉ大好きだわ桂さん。

各務さんはお料理教室のオーナーで、職員の女の子と不倫している。
大井さんはちょっと人気に陰りが見え始めたホスト。
溝口さんは小難しい話を延々とし続ける教授っぽい人。
水下さんはヤクザの組長さん。似合いすぎてる…！
美斉津くんは大学生か大学院生。
山下さんは警備員なんだけど、かつて板前をしていて料理がすごく上手い。

男性向けの料理教室の授業が急遽中止になったのだけど、連絡がすれ違って受講者が集まってしまう。
そこで元板前の山下さんの指導で親子丼を作ることになるというお話。
参加者それぞれに事情があって、それぞれ目的は違うんだけど、その目的のためにみんなで一緒に親子丼を作ることに。
桂さんが、昔自分の浮気で離婚したのだけど、別れた娘に親子丼を食べさせたいから作り方を教えてくれと懇願するところから話は始まるのだけど、親子の話を出されるとなんかしんみり泣けてしまう…。
かと思えば、一方で「親子どんぶり」の生々しい話が展開したり(笑)「親子丼食べたことある？」と質問したのはホストの大井さんだけど、真の意味を理解して答えてたのは溝口さんだけだったわ。

楽しい芝居でした。
やっぱり花組芝居大好きだー！