江戸の青空 Keep of Shackin'

花組芝居の植本潤さんご出演ということで、観てきました。
落語を題材にした時代お芝居というのも、わたくしの好みぴったしでしたしね～。

舞台演出家・劇作家・演劇プロデューサーであるＧ２（ジーツー）さんが主宰する演劇ユニット「Ｇ２プロデュース」の舞台。
初めて観た劇団です。
松尾貴史さんのお芝居も初めて観ました！面白い人だなー。やっぱ舞台人は舞台で見ないと本当の面白さが分かりませんね。

楽しくて2時間20分休憩なしがあっという間。やー楽しかった！
いろんな落語の話がたくさん出ていて、絡み合って、盛りだくさん。
曖昧な記憶の中で分かった範囲で並べると…(出てきた順)

柳田格之進
井戸の茶碗
厩火事
芝浜(皮財布)
文七元結
三軒長屋
御神酒徳利
らくだ

かなぁ。正解を知りたいな。
でも、最後は意外とあっさりと、終わっちゃったなぁという印象も。
元の落語のサゲを知ってるからなのかもしれないけど。あーここでこう終わっちゃうんだ…みたいな。
柳田氏の娘を吉原から見請けして、文七と一緒になるんじゃないか？とか期待しちゃったから。
屑やが酒飲んで暴れ始めたら、死人のかんかんのうを見たくなっちゃったから。

植本潤さん面白いわ～。
エセ道場の門弟で、元講談師の弟子。大人なんだか子供なんだか年齢不詳な印象。いちおう青年なんだろうけど、なんかちっこくて子供みたいにも見えるんだよねー。可愛い。師匠の吉田鋼太郎さんを探す場面で
「美味しんぼみたいな頭の人、見ませんでしたか」
「アンケートに『ベテランなのにお茶目ですね』と書かれて調子に乗っている人、見ませんでしたか」
パンフレット持ち出して鋼太郎のページ開いて「この人見ませんでしたかー！」
笑えるわ～！どんだけ自由にやっちゃってんの！？


終演後、アフタートークがありました。え～知らなかった～終演後のアナウンスで初めて知ったよ～
いろんな暴露話がありまして。
鋼太郎さん連日飲みまくってるみたいで舞台で本当に酒臭いことが多いとか。ほー
前日は昼公演だけだったので、夕方から翌朝まで14時間くらい飲んでたとか。はぁ！？どんな人なのぉ？
芝居では確かに普段の役からは想像できないお茶目な軽いキャラクターでしたが、声がすんごい良い！渋く艶やかに響き渡る声！うっとり～。

興味ある題材のお芝居だったら、また観に来たい劇団になりました。