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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
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伝統の現在ダッシュ4「食卓秘法」
2006年05月31日(水) 23:02:31
思ったとおり、「眉かくしの霊」の先行発売をやっていたので、早々にチケットを購入。
チラシを観たら、花組芝居のメンバーも出演者として書かれていました!
横道さんと、小林大介さんしか覚えていないけど、計4人です。
いやーこれは楽しみ。

「食卓秘法」パンフを観ると、なんと囃子方が!
しかも大鼓は広忠さん!
ラッキーだ。囃子方が付くなんて知らなかったんだもの。しかもひろちゃん!
得した気分でした。

ロビーの机上に東京文花座5,6月号が山積みになってました。
いっぺさんと広忠さんが載ってるからかな?
記念に一冊持って帰ってきました(^^)←すでに一冊持ってるのに

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「食卓秘法(てえぶるまなあ)」
男1:茂山宗彦 男2:茂山逸平 笑い男:茂山正邦

うーん。
やっぱりよく分からん!
多分原作を見ても良く分からないんだろうな。
シュールレアリズムをテーマとした演劇そのものが、私や多くの現代人には理解しにくいものになってしまったんだろうな。それが時代の流れなのかもしれない。
ナンセンス劇と言う意味では、狂言と同じはずなのにね。
ここまで徹底して面白く無いと、第一作の「あの大鴉、さえも」が何故あんなに面白かったのか、逆に不思議に思えてくるよ。

主となるテーマは何なんだろう。行き過ぎた善意は時に憎しみを生むということかな。

衣装は狂言装束そのまま。着物に狂言袴に脚半。笑う男だけは肩衣をつけてました。
言葉遣いやテンポも狂言の台詞そのまま。
舞台中央に背の高い四角の骨組みが布で覆われたものが据えられました。厠という設定のようです。小鼓さんがすっぽり隠れてしまいました…。
笑う男正邦さんは、宗彦逸平に殴り殺されてしまったのでしょうか。人が死ぬような設定は狂言には多分無いと思うのですが、それ故か、死ぬ場面にもの凄い違和感。でもその後なぜか生き返っていましたけど。


狂言「蝸牛」
主人:逸平 太郎冠者:宗彦 山伏:正邦

囃子方ここでも登場。「蝸牛」に囃子ってあったっけ、と一瞬思ったのですが、そういえば山伏の登場のみ演奏する場合もあったなと思い出しました。山伏の名乗り直前で囃子方の出番終了。
4月に学校狂言で観たばかりですが、やっぱり細かい台詞が通常版と学校狂言版で違ったような気がするんだよなー。学校狂言では「世にはうつけたものもあればあるものだ」とは言わず、「阿呆」という言葉を使っていた気がするんですけど…。

太郎冠者のモード切替りの間が楽しくていいですよね。主人に叱られて正気に戻ったと思ったら、山伏に誘導されて「むーしむしー」「ホー!」とまた囃し始める瞬間が一番面白いです。
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コメント
こんにちわ。伝統の現在ダッシュ4「食卓秘法」私はいけなかったので、
波華さんの感想を楽しみにしておりました。
でも、コムツカシかった?
食卓秘法を読んだことないのですが、
ヒトが死ぬ?あるいは、死んだのか死んでないのか
良く分からない?
竹内さんの、ここ10年くらいの芝居の中にも
「実際に殺人が起こっているのか?」どうだか良く
わからない、、、という、すっきりしないモノがいくつも
ありました。これが「不条理」という言葉で表される
というのが、わかり少しすっきりしたのですが。
それらは、私も面白い、とは思えず、、、というか、
私では理解できない文学的というかレベルの高い作品だったようで、、、。

おじさんが書いているとは思えない、お茶目な作品も
いくつもあってそれらは、私も好きなんですが。。
しかし、なんといっても、大鴉は時代を超えて
おもしろいスバラシイ作品です。

いやいや、私が行けない代わりに食卓秘法みてくれて
ありがとうございました。
マーブル 2006年06月05日(月)22:38:26 編集
マーブルさん、こんにちは。
小難しかったというか、本当に何が何だかよく分かりませんでした(^^;
狂言だったら、馬鹿馬鹿しすぎて有り得ない展開でも、現実の世界に起きた出来事のように感じられるのですが、この「食卓秘法」は、まるですべてが虚構の世界のようで現実味が全然なくて、だから何?と思ってしまいました。
あれですかね、大江健三郎の小説を読んでよく分からないのと同じ感覚なのでしょうか。深い文学的解釈が必要なのかな?

大鴉はやっぱり面白いですよね!私も最高の作品だと思います。再演して欲しいよ~
波華@管理人 2006年06月06日(火)16:42:09 編集
こんにちは~。
ダッシュでの「蝸牛」が、学校狂言と違った気がしたという感想、ワタシも同じことを思いました。

学校狂言で「蝸牛」をみたときは宗彦さんの山伏だったのですが、たしかに「阿呆」と言ってたような。
あと、囃子ものが得意だっていうセリフも、学校狂言のときは違ってたような。

やっぱり学校狂言は子供メインのイベントだったからわかりやすくってことなんでしょうか?

次回「狂言!」でまた「蝸牛」を見るので、チェックして来ちゃおうと思います。
kiko 2006年06月07日(水)12:40:39 編集
kikoさま、こんにちは!初めまして。
学校狂言をご覧になったのですね。やっぱり学校狂言では、台詞が少し分かりやすいものに言い換えられていましたよね?同じように気づかれた方が居てよかったです!学校狂言バージョンの台詞なんでしょうかね。
是非、次回「狂言!」でも確認お願いしますね。kikoさんは東京に住んでいらっしゃるのでしょうか?今後私と同じ公演に出かける事が多そうですね!
今後ともどうぞよろしく願いします~
波華@管理人 2006年06月08日(木)00:04:26 編集
こんばんは~。
私は毎日荒川を越えて江戸に赴く勤め人です。

管理人様とは茂山家絡みの公演は全部かぶってます〈笑)。
ボウリングも!

よろしくお願いします。また遊びに来ますね。
kiko 2006年06月10日(土)23:40:24 編集
>kikoさん
こんばんは、kikoさん関東にお住まいなのですね。しかも茂山好きが共通しているなんて、嬉しいですね~
ボウリングも行かれるんですね!わーい楽しみですよね!あと1週間、どんなイベントになるのかワクワクします。
波華@管理人 2006年06月13日(火)22:28:14 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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