芸術祭十月大歌舞伎

10月8日夜の部

3階席を購入済みと思っていたのにチケットが手元にない！
気のせいだったらしい！ありえない！
急遽前日に購入。1階席しかなかったので、思わぬ出費だよ…くっそー。

しかも昼に行ったコスモスカイオーケストラのコンサートが長引き、終演時間が16時。ひぇーこれは絶対遅刻！
夜の部開演後、20分くらい遅刻で到着でした。

「怪談牡丹灯篭」
もっと怖い感じなのかと思ったら、意外とコミカルで面白かったです。
玉三郎さんと仁左衛門さんの夫婦は、キレイどころ2人で美し～い様子なのかと思ったら、世話にくだけていて面白かった。痴話喧嘩の場面なんて、玉三郎さんが機関銃のように息もつかせず旦那を罵倒し続ける様がすごいやら可笑しいやら。
いやーいつもきれいなお姫様しか見ていない玉三郎さんが、こんな庶民的なくだけた女房もできるとは思ってもいませんでした…。知らなさすぎでした。
七之助さんの幽霊役、似合ってる(笑)頬の辺りが特に幽霊っぽい。声がちょっと辛そうなのは、風邪気味か何かかな？
幽霊に魅入られている愛之助さんも、出番は少ないけれど、いい若者っぷりを十分見せてくれました。なかなかに、色気のある役者ですよねぇ。


「奴道成寺」
手鞠の部分の所化の動きが、やたら色っぽかったので、どうしちゃったの…？と思いました。普通の娘道成寺と違って女がいないから、色の部分を所化に持たせてるんでしょうか？奴とのやり取りが、遊女とお客みたいに見えるんですけど。というか、色子と奴か？
気のせい？

クドキで面を変えるところは、三ツ面子守の再来？
しかし、あのときの三ツ面ほどには、神懸りなものは感じられず。うーん。何度も見せられると有難みが薄れるんでしょうか？