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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
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石川五右衛門
2009年08月18日(火) 16:52:25
8/13昼 1列上手

やー海老蔵さんカッコよかった!
一人で暴れまくっていたという印象。
出演者が少ない、というか、名のある役者は少数精鋭だなという印象だったので、余計に海老蔵さんの暴れっぷりが目立って、そりゃもう独壇場で。
よくあんなエネルギーあるよねー。
特に、序幕あたりに才蔵役の市川右近さんたちと立ち回りの場面。スローの立ち回りがカッコよかった。
それから、聚楽第の屋根の上での立ち回り。いろんな構成の立ち回りで見ごたえありました。

拍手[0回]


まず、一番最初の幕開けは、これから五右衛門が釜茹でにされようとする場面を人形振りで。
そこから過去に一旦遡って、五右衛門が伊賀で修行をする場面、聚楽第でお茶々と忍び合う場面、それから五右衛門が捕らえられる場面と展開する流れ。

お茶々の七之助さん、めっちゃきれいでびっくり。最初に出てくる場面で、誰!?ってくらい驚いた。美しかったなぁ。
舞踊も素敵。しかし引き抜きはなぜ?ちょっと不思議な印象。変化舞踊で引き抜きはあるけど、芝居の中の舞踊シーンで引き抜きってあんまり無いような。五右衛門との一夜の逢瀬を暗示しているとか??唄で「あときぬぎぬをおしむらん」と言っていたような気がするし。んー記憶があいまい。



五右衛門が持っていた、形見の白金の煙管が場を追うごとに大きくなっていったのが面白い。お約束だけどね。
分身の術って…!(笑)しかも数が多くなった分、一人一人は弱っちくなってるし(笑)
それから、秀吉役の団十郎さんとの関係が、そうきたかーという感じ。こりゃ笑うしかありませんよ。これもお約束な展開かもしれないけどね。どんだけ元気に暴れていても、やっぱり親父には敵わないなということが印象付けられた場面。
だけど…いくら自分に子種がないからって、息子の子供だから自分の孫だ、血縁の跡取りができたと喜んでていいんでしょうか(^^;


五右衛門が捕まった後は、処刑の場で五右衛門が釜に飛び込んで、釜に隠してあったつづらに隠れ、宙乗りで逃げていくという幕切れ。
親父が隠せし情けのつづら(だったかな…?)だそうですよ。


新作とは言え、全体的に古典的な演出を取り入れていて、ちゃんと歌舞伎らしさを味わえて、良かったなぁと思います。
変に新しく珍しく作るんじゃなくて、もしかしたら誰かが作っていたかもしれない、もうひとつの古典歌舞伎という感じだったのが私としては安心できたし、満足でした。
原作の樹林伸さんって、どこまで本に関わったんだろう?元々歌舞伎にすごく詳しい人なわけではないみたいだし、演出に口出せるとは思えないので、あとは松竹の人とか海老蔵さんとかが作っていったのかな。
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コメント
四国の金比羅大歌舞伎というのがあって、海老蔵さんが、琴三閣に、勘三郎さんが、桜の抄という所に以前泊まられたそうです、その桜の抄の本店、紅梅亭にこの度行ってまいりました。
本物の歌舞伎は一度も見たこともなく、さぞすばらしい事だったとおもいます。五右衛門は映画見ました。
たんぽぽ 2009年08月18日(火)17:20:08 編集
暑い中お疲れ様でした。
11日に1階6列上手でした。花道から遠かったのが残念でしたが早く申し込んだので?思ったより良席でした。
秀吉と五右衛門の二人だけの場面(本人ではなく義太夫の語り)初心者の私は眠気が(恥;)思い出しても本人が台詞を言っていたように感じてますが違うんですよね?
まだまだ観きれません。
拍手のタイミングも最初の登場場面の時も拍手と思ったのですが皆さんしないので・・・
あれれ?釜茹での場面で縛られているんだから拍手はう~ん?←人形振りって言うんですね?
五右衛門=海老さま。鼻筋通って、細いな~、でもやっぱり端整なお顔(ニコリ^^;)  
初めて見る歌舞伎化粧なので、隣の友人もこそっと(海老蔵さんよね・・?)→うんうんと無言で頷く私でした。海老さまを穴のあくほど見つめておりました。パンフレットと違うじゃん(後で納得しましたよ。)初心者マーク貼るぞわ・た・し。こらっ!!

七之助さんのところ・・引き抜き・・っていうんですね。
早替わりと思ってました(恥)
舞台がせりあがった時。うわぁ~
「つづらかついでぇ~背負ってだったかな?おかしいかぁ~」
宙吊り状態でこの台詞。
「浜の真砂は・・・盗人の種は尽きまじ」ここのところ。
まじ、かっこいいぃ~。。年甲斐もなく浮かんだ言葉が「これかよ(怒)」ですm(><)m
今、波華さんのレポをにやにやorにこにこして読んでいます。
煙管のところ、分身のところ、子種、のところ、今、楽しんでます。レポ書ける人って尊敬しちゃいます。スッキリしますね。小学生の夏休みの感想文にも劣るコメント(それも長い)
どうぞ笑ってゆるして

PS 歌舞伎検定でもしてみたら・・・だって。
約一名(夫)がのたもうた。。。ahoです。宙乗りって言うんですね。
☆esh 2009年08月19日(水)10:08:24 編集
>たんぽぽさん
四国こんぴら歌舞伎は例年大人気で、すぐに売り切れてしまうそうですね。劇場小屋の雰囲気もよさそうですし、昔にタイムスリップしたような感覚で、楽しそうですよねー。
もうン十年か経ったら、観に行ってみたいです。
五右衛門は映画でもやっていましたね。私も観ましたよ。
伝説的な人物なので、いろんなエピソードがあって楽しいですよね。
ぜひ本物の歌舞伎も、ご覧になってみてくださいね。大阪松竹座などで時々やっていますので~!

>☆eshさん
ご覧になったのですね!海老蔵さん、マジカッコイイ~!!でしょっ?私もホントにそう思いました!
歌舞伎を見るときのルール、なんとなく周りに見習いながら、数年かけて慣れました。☆eshさんもこれからですよ
人形振り、引き抜き、宙乗り…という用語も、少しずつ、少しずつお勉強しました。
七之助さんのは、早替わりは早替わりなんですよね、いちおう。いろんな種類の衣装早替わりのうちの1つが、今回の引き抜きですね。

同じお金かけるなら、歌舞伎検定よりも生の舞台ですよっ
私は検定を受ける気はアリマセンから~(^^;
波華@管理人 2009年08月21日(金)12:09:27 編集
昨日はお疲れ様でした。いや~楽しかったです!(色々とね)
「石川五右衛門」の話ですが、序幕のスローな立ち回りは
本当にカツコ良かった!! 立ち回りもバリエーションが豊富な方が楽しいですよね。

あと謎の七之助さんの引き抜き?ですが・・・・・
波華さん正解ですよ~!「あときぬぎぬを、おしむらん」と
言ってました。それからラストも、「親父が隠せし情けのつづら」と海老蔵さんが言ってましたね(笑)
冒頭の海老蔵さんの人形振りは、もう少し見たかったな。
七之助さんと海老蔵さんは、今年輝いてますよね(ウットリ)
これからも目が離せないわ~!
ニザ 2009年08月23日(日)16:15:19 編集
>ニザさん
どうも、先日はお疲れ様でした~。
あ、引き抜きのときの唄、合ってました?よかった~。
でも「あときぬぎぬ」って漢字で書くと「後後朝」?なんかダブってない?(笑)これまた不思議。
七之助くんと海老蔵さん、本当に美男美女で最高の取り合わせ。
特に七之助くんは、あれだけ美しい女形だと、立役さんたちから引く手あまたでしょうね。誰だって、共演するなら綺麗な相方のほうがいいですもんね。
波華@管理人 2009年08月24日(月)19:36:48 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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