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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
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管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
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二月大歌舞伎 昼の部 2/7
2009年02月25日(水) 17:03:08
伝説の二人道成寺を観に!


最初の菅原伝授は、パスしましたです(^^;

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京鹿子娘二人道成寺
白拍子花子:玉三郎
白拍子花子:菊之助

2年前にも歌舞伎座で観た演目。今回で5度目の上演になるそう。
前に見た時もすごく感動して、これは間違いなく後世に語り継がれる伝説の演目になる!と思いました。
うん、これは何度見ても良い!
それで、見るたびに違うものになっているんだろうなと感じます。
初演を見なかったことが悔やまれるな~。

前に見た時と、ちょっと違う印象を受けました。この日一回だけを見て判断はできないとは思うけど。
前は、玉三郎さんが取り憑いている感が強くて、なので菊之助さんと並んでいても異世界に生きている印象が強くて、その分取り憑かれた菊之助さんが自分の意志と裏腹に操られている感が強かったような気がしました。玉三郎さんが菊之助さんを支配しているという力関係がはっきりと感じられました。
菊之助さん=白拍子花子、玉三郎さん=実は清姫の魂、みたいな。

今回は、何となく、二人とも現実味が増していて、玉三郎さんは現実世界に存在しているみたいに見えたし、菊之助さんは虚ろに操られている感じがあまりなくて、二人がすごく対等な感じがしました。それは二人の実力も近づいてきているからなんでしょうかね~。

そんで、やっぱエロいなー、この二人。
手拭のクドキ。最初は玉三郎さん一人の舞踊で、途中で下手から菊之助さんがやってくる。
玉三郎さんは手を叩いて喜んで駆け寄り、菊之助さんの手を引くのだけど、ぴくりとも動かない。
ここ興味深かったなー。玉三郎さんがかなり力いっぱい引いているのに、ものすごーく菊之助さんが抵抗しているように見えたので。やがてあきらめたのか、玉三郎さんに手をひかれる菊之助さん。玉三郎さんが菊之助さんの胸元に手を添えると、イヤイヤと両手を動かす菊之助さん。今度は胸元に顔を寄せ、観念しなさいとばかりに押さえる玉三郎さん。
その後手を引いて床にすわり、前後に並んでしどけなく横たわる二人。
うぅ~顔がめっちゃにやけるぅ~
なんでこんなに妖しいんですか。

玉三郎さん解釈の二人道成寺、最高です
最初に作られた二人道成寺は、白拍子の花子と桜子という2人の女が両花道から登場するんだそう。これだと現実に2人の女がいるわけで、まったく違う解釈になりますね。


人情噺文七元結
左官屋長兵衛:菊五郎
女房お兼:時蔵
娘お久:尾上右近
文七:菊之助
女房お駒:芝翫


菊之助さんの文七。さりげなーい天然っぷりが楽しくて面白い!
川に飛び込もうとするところ、かなりの勢いで突っ込んでいたので、壁にぶつかっちゃうんじゃないかとビックリした。
長兵衛に説得されていても、ふと思いつめて、ふら~っと立ちあがって、無意識に長兵衛をつき転がしちゃうところがすんごく楽しかったなぁ。菊之助さんてあんまりコメディアンな感じはしないけど、やっぱりお父さま似なのかしらん。
融通が利かないほどのくそ真面目、思い詰めたら周りが全く見えなくなる、ある意味頑固者。いいキャラだ。気に入ったなぁ。
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コメント
こんばんは。私も最初の菅原伝授は見ませんでした・・・。
波華さんが思った通り、私も今回の二人道成寺は二人が対等に見えました。初演から観ていますが、観るたびに変わっているようで、玉三郎さんが色々と新たな演出を試みているのでしょう。ずっと観ていきたい演目ですね!でも、あの二人の怪しい雰囲気は何なのかしら(笑)
ニザ 2009年02月27日(金)19:41:41 編集
>ニザさん
あ、やっぱり二人は対等に見えました?ですよねー。
意識的に演出を変えているのか、それとも自然にそう見えるのか気になりますけどねぇ。
最初に見た時は、二人の雰囲気の妖しさにものすごーくビックリしてドキドキしたことを覚えています(^^;
またこれ上演してほしいですねー。
波華@管理人 2009年03月02日(月)11:06:43 編集

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