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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
B002EBDN20


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三ヶ月続いた襲名披露興行も
2005年05月25日(水) 21:26:46
歌のステージ本番があったり、歌の練習があったり、猫の世話に行ったり、会社休んで歌舞伎見に行ったり、体調悪くて会社を早退したり、いろいろバタバタしておりました。
「デスノート」という漫画はすごく面白いです!ハマりました。

23日に五月大歌舞伎を見に行きました。昼夜通しです!
歌舞伎座で三ヶ月続いた勘三郎襲名披露興行も、残すところあと数日。気付けばあっという間だったなぁ。お練りに出掛けてわいわい騒いでいたのがついこの間のよう。

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まず昼の部。3階B席でした。
「菅原伝授手習鑑」車引
随所に荒事の演出が盛り込まれた様式美あふれる一幕とのこと。
梅王丸の勘太郎くんがよかったなぁ。あんなふうにバリバリ荒事の所作をするのは見たことが無かったからでもあるけれど、四月は二枚目優男の梶原源太や遊女の七越をしっとり演じていたのに、こういう荒事もしっかりやるんだなぁと思ってちょっと驚きました。絶対的な評価としてはどうなのか私には判断できませんが、しっかりきっちり荒事をやりきっていた印象を受けました。個人的には、お稽古で習った「雨の五郎」と同じような所作がいくつか出てきて嬉しかったな~。
桜丸の七之助くんは、梅王丸と対となる所作なのだけど、和事の要素が入っていて柔らかな動き。すっきりしていいですね。声は、高いのはいいけれどちょっと腹が座っていないような声だなぁと思いました。もしかしてまだ年齢的に未熟なのかしら。
時平を「しへい」と呼んでいるのを聞いて、天神様は紙幣が嫌い、と昔聞いたことがあるなぁと思い出していました。漫画「陰陽師」関連じゃなかったっけ…。 うう、忘れた。

「芋掘長者」
楽しい舞踊歌舞伎ですね~。三津五郎さんの踊りも橋之助さんの踊りも亀治郎さん踊りもよかったです。
踊りの名手にわざと下手に踊らせるという趣向は「茶壷」と同じ。でも、どんなに下手に踊って見せていても、観ている私たちの気分が悪くならずに滑稽に見えるに留まっているのは、ちゃんと腰が入っているからなのかも。
この演目は45年ぶりの上演で、今回新たに振りを付け直したらしいです。最後の大団円の全員での踊りには西洋のダンスの要素が入っているらしく見えて、それがメルヘンチックなハッピーエンドの印象を強く与えるものになっていました。なんか、社交界の舞踏会みたいだったの。あれは素敵だったなぁ。
芋掘り踊りを真似するお姫様がとってもかわいかったな。

「弥栄芝居賑 猿若座芝居前」
両花道に並ぶ男伊達、女伊達はやはり先頭の菊五郎さん、玉三郎さんしか見えませんでした…。まぁ仕方が無い。声だけで誰なのか判別できるか、一人クイズ大会を開催してみました。
芝居小屋の前の賑やかで華やかな雰囲気がよかったです。絵看板もちゃんと架かっていて、それが歌舞伎座前に実際に架かっている絵看板と少し違えてあるように見えて、それも面白かったな。

「梅雨小袖昔八丈 髪結新三」
粗筋を最初の方だけ読んで、「新三はなんて悪い奴なんだ」と思っていたのですが、いやはや、小気味のよいお話ですねぇ。こんな結末になるとは思いも寄りませんでした。
新三が長屋の大家に丸め込まれて15両取られたあとに、その大家さんが泥棒に入られて家財道具を盗まれたっていうのが面白い。何というタイミング。新三の「これで溜飲が下がった」という台詞もいいよなぁ。結局大家さんに15両取られちゃったわけだけど、その大家さんが15両以上の損をしたからまぁいいか、これでスッキリしたってんだから。サバサバしているというか何と言うか。これじゃあ憎めないねぇ。


夜の部は…また後ほど。
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