創作舞踊劇場「予言」

この公演の凄いところは、コロスの一人一人までもが十分訓練されたプロの舞踊家であり、隅々まで隙が無いってことじゃないかと、つくづく思いました。
素晴らしい取り組みですねぇ。今後の活躍に大いに期待していますよ！
でも、もっと若手だけで、もっと冒険してもいいような気もしています。
日本舞踊協会の名前を背負うと、いろんな政治的配慮が必要そうで、フレキシブルに活動できてるかどうかちょっと疑わしいので。余計な心配ならよいのですが。

青楓さんはやっぱり素敵。ファンの贔屓目ですねこれは！断言。青楓さんが出てきただけで、空気がきりりと引き締まるような気がしました。この清清しさ、爽やかさ、いいよね～。

シェークスピアみたいな台詞の多い戯曲を、台詞の一切無い舞踊劇にするのって、大変だったと思うんですよね。上演時間もそれほど長くないし、省略しなきゃいけない部分がいろいろあったのではないかと。
また、原作自体が重く暗い話だからか、今までほどの派手さ、華やかさを感じなかったような気もします。あと、もともと複雑なお話だし。
うーん。

来年の作品は、「欲望という名の列車」だそうです。
これまた、名作を持ってきましたね～！これも台詞が重要なお芝居のような気がするんですが、どんな舞踊劇になるんでしょう。
誰がブランチを…？？
むしろ、加納さんか篠井英介さんで普通に芝居を観たいくらいですが(笑)


それから、NHKでのオンエアが早くも決定したそうです。
6月29日（金）22時25分～　NHK教育「芸術劇場」
放送されるのはAプロ。青楓さんの出るほうじゃない…

おまけ。
休憩中、ロビーで三津五郎さんを発見。