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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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第1回 若衆祭り 10/29夜
2008年10月31日(金) 23:28:09
会社午後半休して駆けつけました。
一度にこれだけ豪華な役者さんを見られるなんて、贅沢よねぇ。
今回初めて、小林真さんや玄海花道くんを舞台で観ることができたし、いつも太一くんのオマケみたいになっていた春樹さんが活躍するところも観られたし。

初日は、第1部が口上挨拶だったらしいんですが、時間の都合上構成が変更になったようです。口上なくなっちゃいました…残念。

拍手[0回]


第1部 舞踊ショー
・橘大五郎、良二、裕太郎 3人舞踊
・春樹さん 「哀歌(エレジー)」平井堅
・影虎くん立役 「羅生門」
・玄海花道くん女形 「かもめの女房」
・大ちゃん女形 「風の盆恋歌」
・美麗さん立役 「田原坂」
・小林真さん女形 「星の旅びと」
・南条隆さん
・ラスト 「リラックス」

舞踊の演目は、毎公演少しずつ違ったようです。全部見たかったな。

いきなりトップから橘の群舞!わー!裕太郎くんを久しぶりに見たよ。不意打ちだった。5か月ぶり?なんか男っぽくなってるなぁ。
良二さんはすごく張り切ってた。こういうときはメチャクチャかっこいいよ。
橘の群舞はやっぱりいいねぇ。最初からかなりテンションあがりました!

春樹さん「哀歌(エレジー)」ソロ舞踊。
ちょっと緊張気味だったのかしら?動きが硬かったな。
衣装と鬘がイイ。カッコいい。

玄海花道くん「かもめの女房」初めて観ました。目元が垂れ目な感じで、ちょっとだけ美麗さんに系統が似ているよう。あんまり覚えてないけど、しゃがんだまま膝詰めでずっと歩いてたよね~。脚力のあるところを見せつけてくれた。

大ちゃん女形「風の盆恋歌」キレーだ~。やっぱ別格の美しさ。身のこなしの美しさがたまらない。動きがゆったりとしているけれど、体は緩んでいない。適度な緊張感。この張りつめた表現が気持ちを引き付けて離さないんだわ!単純に見た目だけの美しさなんて何の説得力もないよねぇ。芸が伴わなければ美しさも引き立たない。感動しました♪

美麗さん「田原坂」。こういう真面目な舞踊は初めて。いつもは立ちも女形もエロエロな雰囲気だけで踊ることが多いような気がするので、今回みたいにきちんと動いて踊るのは初めて観た。爽やかでいいよ、こういうのも。

小林真さん「星の旅びと」
つい先日、お誕生日に御贔屓さんからいただいた紫の衣装。ドレスみたいに豪華でフリフリで帽子も付いてる素敵な衣装でした。優しげで愛らしい女形ですね。

ラスト。
若衆祭では定番のRelaxで。はー豪華な面々だわ。
影虎くん、4回連続バク転見せてくれました!キャー!すごいー!



第2部
お芝居 「白虎の鳴く月」
脚本:志羽竜一
演出:龍美麗

タイガ(アキノリ):南條影虎
ジュウザ:橘大五郎
オキョウ:小林真
フクナガ:玄海花道
リキマル:三咲春樹
アキヨシ:南條隆
アキタダ:龍美麗

お仲間さんに「新感線っぽい」と事前に聞いていたし、美麗さんも思いっきり新感線を意識して演出したらしいと聞いたので、そういう先入観でお芝居を見たのですが、確かに新感線っぽい。
使っている曲とか、ストーリーの和モノファンタジーな感じとか、笑いどころのノリとか、体のあざとか、人が刀に操られるところとか、実は兄弟だったというところとか、最後に火事で全部燃えちゃうとか。

幕開けのオープニング、拍子木がチョンと鳴った瞬間に照明がパッと入るところなんか、思いっきりいのうえ歌舞伎だわ。
かっこええなぁ。

役名は漢字が分からなかったのでカタカナで。この方が新感線っぽいよね(笑)

セットはほとんど使わず、上から垂れ下がった細長い幕で場面転換を表し、所々で下手半分に紗幕を下ろして、回想シーンを演じていました。こういう空間の使い方も、現代的でいいですね。
いつもと違って、舞台上方の空間が大きく開いているのはなんだか不思議な感じでした。このバランスだったら、もっと舞台の横幅が欲しいなと。それでもっと縦横にたくさん動いてほしかった。

大ちゃんはちょっとおバカな盗賊仲間の役で、テンション高くて声も高くて、朧のキンタみたいに思った。でも大ちゃん本人は橋本じゅんさんを意識していたらしい。
影虎くんと大ちゃんが女装して城の大奥に潜り込む場面があるんだけど、そこでかなり大ちゃん悪ノリしてて可笑しかったなぁ。ドSだのドMだの淡白そうだの俺はホモじゃねぇ~だの。そんな恰好で四つん這いになるのやめてください(笑)
こういう笑いどころは楽しいね。
殺陣のシーンも、構成がよいしみんな流石に体が良く動く。さすが、大衆演劇の役者だ。美麗さんが白虎刀に操られる場面は、朧のライそのものだった。誕生日公演の朧の森もこんな感じだったんだろうか?
春樹さんの長台詞による独白もよかった。悪い奴かと思ったら、主人思いの忠実な家来だった。惚れ惚れしちゃったなぁ。

2時間余りの長い芝居だったけれど、事前に時間を知っていたこと、美麗さん演出の超大作芝居と聞いていたこと、最近芝居の面白さに目覚めていること、そのおかげもあって、ものすごーくのめり込んでお芝居を楽しむことができました。
たった1日のお稽古で初日を迎えて、全3回公演。セリフ噛んでるところも多かったけど、この短期間でここまで作り上げられるなんて、すごすぎる。自分たちがやりたいことを、強い意志を持って自分たちの力で作り上げている、そのエネルギーに感心する。美麗さんが、大衆演劇は昔は芝居中心でショーはおまけだったのが今は逆転している、もっと芝居に力を入れたい、むしろショーなしで芝居だけでやりたいということを言っていたらしく、その夢を実現化している第1歩なわけですよね、この公演は。
自分で語った夢を夢で終わらせない、しかもこんなにすぐに実現するなんて、ちょっと信じられないくらいの勢い。凄すぎる…!感動だよ~。
この芝居、またいつかどこかで見てみたい!
新作もまた観てみたい!

送り出し。
初めて春樹さんと握手&お喋りしたよ~。お芝居良かったですね、と話したら嬉しそうにお礼を言ってくれました。ホントに素敵だったもんなぁ。なんていうか、千太郎であの使い方は勿体ないと。
今回初めて観た、玄海花道くん。まだ17歳と若い。すごくにこやかにお話ししてくれた~。好青年だ~。
美麗さんに、私も新感線好きでよく観ますと話したら、自分の胸をポンと叩いて得意そうな顔をしてたな。こういうところはすごくカワイイな~と思う♪
大ちゃんに、コミカルな演技が朧のキンタみたいと言ったら、どっちかというと橋本じゅんさんのつもりだったらしいです。えっと、トサカ頭の部分が?(笑)
脚本家の志羽竜一さんとも少しだけお話ししました。全然知らなかったけど、映画「未来予想図」の脚本も書いていらっしゃったんですね。舞台の脚本は初めてだとか。新進気鋭の脚本家を起用と言ってましたが、こういう人とどこで繋がったんだろうなぁ。


終演後はお仲間さんとおしゃべり、おしゃべり。
楽しかったです。
若衆祭、毎年やってほしいな。第1回と言っていたし、今後もやるよね?
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