橘小竜丸劇団公演＠大島劇場 8/10夜

来週、って言ってたのに（＾＾；
舌の根も乾かぬうちに、っての？
昨日の今日で、日曜夜にもまた行ってしまった大島劇場。

いきなりこのペースって危険だわ～

観に行くつもり全く無く出かけたので、カメラなし。激しく後悔…

30分遅刻で、着いたらミニショー最後の最後、龍丸くんのダンスが終わるところでした。残念、全部観たかった！

お芝居「藁の上より18年」
小竜丸座長の娘役が鈴丸さん。お女中が龍丸くん。
鈴丸さんは実は娘ではなく、昔住んでいた長屋で隣の住人が捨てていった赤子をわが子同然に育てた小竜丸座長。
本当の親が尋ねてきて娘を返して欲しいと頼まれ、娘の代わりに女中を娘と偽って手渡したが、嘘がばれてしまう。
娘は育ての父と離れなく無いと泣き、その様子を見た本当の親が情に打たれて身を引くという話。

ギャー！
龍丸くん、三枚目のヘン顔メイクのお女中さん役！
カ ワ イ イ ～
ひっくり返りそうな高い声で、めちゃくちゃテンション高くはしゃいでました
もーホントに芸人さんみたいだわ。
何で日曜の客が多いときにこんな顔しなきゃいけないんだ、って嘆いてたけど、お客さんからカワイイーキャーキャー言われて得意そうだったわ(笑)
そうかと思えば、鈴ちゃんが出てきたときにお客さんが自分のときより盛り上がってたからスネてみたり。
楽しかったわー
お嬢様の鈴丸さんに悪戯心でガラの悪い言葉を教えるっていうくだりがあったんだけど。「よークソ親父、よく帰ってきたな、ワレ！」って。
鈴丸さんはお嬢様らしくおしとやかに演技してるんだけど(そんな鈴ちゃんもとってもカワイイの)
龍丸くんが「アンタ普段そんな大人しくないでしょ、これくらいのこといつもしてるでしょ」だって(笑)まーそうかもしれませんけど(笑)
座長は「お前が出てくると芝居が長くなるから引っ込んでろ」だって。それでも懲りずに出てきて芝居の邪魔しちゃう龍丸くん。
なんかねー、学校のクラスや部活に必ず一人はいるお笑い担当の男の子みたいなノリに思える～。
後半はしっとりと泣ける展開。小竜丸座長の長台詞がすごくいいんだけど、ちょっと長すぎた…
鈴ちゃんが、お父さんにしがみついて離れたくないと泣くところが熱演で、もう演技じゃないんじゃないかと思うくらい真に迫った泣き方で印象に残りました。


舞踊ショー
またもや役者名の看板を撮ってくるの忘れた…。

鈴丸さん立役
サザンのバラード(曲不明)～「勝手にしやがれ」B'z
一緒に行ったTuさんからいただいた写真。
やっぱりカッコいいわ～惚れ惚れ。
良二さん的な魅せ方ができてるのよね。スゴイことだわ。
そんでもって良二さんよりはるかにカッコイイのだ。
(良二さんはムラがあるから…＾＾；)
腕もよく動くし(ちゃんと肩から動いてる！)脚もよく上がるし、身体能力高いなーと思う。
あと望むならば、高く跳ぶのをやって欲しいな。これは完全に私の好みなんだけど、観ていて「ここで跳んで欲しい！」ってポイントがいくつかあったので。


龍丸くん立役
KinKiの曲。
前日観たときと同じように、まだまだ幼いなぁという印象はあったんだけど、この日はその若くて青い色気にヤラれてしまった気がします…
カメラを構えているお客さんに、均等に決めポーズをとって視線を合わせてくれるのが嬉しいですね～こんなことしてもらったらそりゃあクラクラ来ますって。


愁斗くん女形
衣装がとっても可愛かったの～。
黒地に赤のレース地を重ねた裾引きの振袖、頭に黒いヴェールと薔薇の飾り。ウットリするような可愛い衣装で、なんだか私も着てみたくなっちゃった。
あとで聞いたら、お母さんが作ってくれたらしいです。すごーい。
踊りも可憐ですごく可愛らしいです。普段立役やってるときの愁斗くんからはねぇ、想像できないんですわ。
顔のラインがもっとシャープになるともっと可愛くなると思います。
振りの中で、その気になる部分が隠れた瞬間に、ズキューンとするくらい可愛い女の子が出てきて、危険なくらいトキメいちゃったんですわぁ。うはー。



龍丸くん女形
「天城越え」中森明菜
　一緒に行ったTuさんからいただいた写真。
うきゃー天城越えキターー！
石川さゆりじゃなかったのが残念だけど。
絞りの古典柄の着物がすごく似合ってる。憂いを含んだ表情でしっとり踊るのがいい。
ウットリするわぁ～とっても綺麗。
切なげな表情、伏し目がちな目、目を閉じて顔を上に向けて、そのまま後ろへくるりと回るときの首の角度。
そういうところが、やっぱり時々大ちゃんにすごく似ている。
…本人に悪いかなぁ…こんなに大ちゃんのことを引き合いに出してしまって…うーん。
龍丸くん自身が、すごく清潔感のある女を踊れるっていうのがすごいと思う。というか私の好み。
ぱぁっと明るい感じじゃなくて、しっとりと憂いがある女っていうのも好き。
(もしかしたら明るい感じの女形もあるのかもしれないけど)
惜しいのが、全体的に踊りが軽めかな～というところ。
これも私の好みなのかもしれないけれど…
ぐっと膝を折って長くためるとか、背中を反ってたっぷり間を作るとか、そういう重みのある長い間があるといいなぁと。
(これは京ちゃんに対しても感じたこと＾＾；)
本人の表現したい方向性と違うんならしょうがないんだけどね。



ラスト
「お梶藤十郎」
小竜丸座長がお梶、龍丸くんが藤十郎でした。
藤十郎の恋ってこういうお話だったのね～。
いつも聴いている島津亜矢の「お梶」は、お話のほんの一部抜粋だったんだなぁ。
10分以上の長い唄と台詞による曲(誰の曲かは不明…)で、小竜丸座長が熱くお梶を演じてくれました。
最初は龍丸くんのお梶を期待したんだけど、これは龍丸くんには無理だわ。
人妻と人気役者との忍ぶ恋だもの。
小竜丸座長、恋の情念に悩み苦しむ女を見事にみせてくれました！
時々夢のように姿を現す藤十郎役の龍丸くん。キレーなんだけどやっぱり若すぎた（＾＾；



龍丸くん…面白い子だわ。
うん。面白い子という印象が強いな。
この劇団、座長くらいの世代のベテラン層がもう少し充実してるといいかなと思いました。
若手がいっぱい居るけれど、女の子が多くて、まだまだ修行段階。
背の高い女の子が一人居て気になってるんだけど、あの子がもっと台詞や踊りを勉強して上手になると、すんごく使い所がいっぱいあると思うんだよねぇ。頑張って欲しいな。