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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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橘大五郎座長襲名公演 3/23 新開地劇場
2011年03月26日(土) 04:04:14
記念すべきこの日を迎えることができ、本当に嬉しく思います。
素晴らしい、感動的な公演でした!

この公演を観て自分がどういう気持ちになるか、正直全然分からなかったのだけど、終わってみれば大感動でラストは涙、涙。
座長襲名公演というものを観るのが私にとっては初めてだったのだけど、それを大ちゃんの座長襲名で観ることができてよかった。7年半前、生まれて初めて観た大衆演劇が、浅草大勝館に乗っている橘劇団だった。そのときに舞台の素晴らしさに惚れこみ、しばらくはよその劇団を知ることも殆どなく橘だけを観てきた。今でこそ、いろんな劇団を観に行くようになったけど、やっぱり私にとって大衆演劇の原点は橘劇団であり、大ちゃんなんだ。

拍手[27回]


口上挨拶

その前に、南條隆さんからお話。
東北関東大震災で大変な今の時期に、この座長襲名公演を行うことについて。
16年前に阪神大震災が発生した時、橘劇団はちょうど新開地劇場(今の新しい劇場ではなく、向かいにあった旧劇場)に乗っていて、被害を被ったこと。それから神戸は見事復帰し、橘劇団も新たな座長を生み出すまでに成長したこと。阪神大震災を経験している橘劇団だからこそ、今回、今この時期に、この新開地劇場で襲名公演を行うことは意義がある。お客様にもご理解をいただきたい、幕が開いたら、これまでと変わらず華やかな舞台を楽しんでいただきたいと、そういうお話をされました。
東北関東大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈り、1分間の黙祷を捧げ、口上挨拶へ。

口上挨拶での、玄海竜二会長の言葉が心に残りました。大ちゃんが映画「座頭市」や紅白に出るのを嬉しく思いながらも、もしかしたらそっちの世界に行ってしまうんじゃないかと心配していたけれど、大ちゃんは死ぬまで旅役者を続けると言ってくれた。それが嬉しかった。今日のこの日をしっかりと胸に刻んで忘れないで欲しい。優しい心温まる言葉に、こちらも感動で涙が出ました。

第1部 舞踊ショー

昼と夜で構成がちょっと違ったのだけど、書ききれないんでごちゃまぜで。

二代目座長橘菊太郎、三代目座長橘大五郎、相舞踊 「剣山」
橘の印半纏を羽織った二人座長の相舞踊。

大空くん影虎くん翔馬くん3人群舞。昼のみ。
美麗さん真さん里美さん花道くん4人群舞。昼のみ。

春さま立ち 「最後の雨」 昼のみ。

上手の花道の柱を使ってくれたわよー。ひゃー


大川良太郎さん
昼夜あわせて3本踊ったけど、全部立ちだったなぁ。女形が無くてよかったんだろうか…



小泉たつみさん



大ちゃん
たくさんの着物が上がり、ご祝儀もたくさんでした。



ミニショーのラストでは、浅草七人衆の仲間たちからサプライズプレゼント。のれんと、座布団と、ふんどしが送られました。事前に、「急だったからプレゼントとか何にも用意してないけどゴメンな」って言われてたらしいです(笑)騙された大ちゃん「最悪やな」って嬉しそーに言っておりました。



第2部 お芝居 「雪の渡り鳥 鯉名の銀平」

鯉名の銀平:橘大五郎
お市:北條めぐみ
卯之吉:南條影虎
徳三郎:南條隆
飴売り:里美たかし
商人:宝海大空
あとは役名を覚えていない…。四天王は龍美麗、小林真、玄海花道、長谷川翔馬。

大ちゃん、真っ直ぐな気性の熱い男を演じて見せてくれました。この役は誰が演じるかによってだいぶ印象が変わるように思います。太一くんのは見ていないけれど、美麗さんのを見たときには、度胸と迫力があるけどひねくれ度合いも強い男に見えました。大ちゃんは全然違う。短気なところもあるけれど、裏表のない正直さがあって、まっすぐ前を見つめる意志の強さを感じる。カッコええなぁ~。
立ち回りがさすがの迫力。中盤の、美麗さん演じる四天王のひとりとサシで勝負する場面はすごかった!
大詰は、竹藪のセットの中での大立ち回り。カラミの人数も多くて迫力がありました。これカッコよすぎるやろーひゃー


第3部 舞踊ショー

昼は、会長さんたち以外は全員2コーラスのみで2曲踊ってたけど、夜はフルコーラス1曲のみだったなぁ。時間短縮かな?

宝海大空
 


里美たかし



南條影虎



龍美麗
 



長谷川翔馬、玄海花道



小林真



橘大五郎 「川の流れのように」(昼)


ティッシュ投げ


「愛燦燦」(夜)


「赤い糸」(夜)
衣装も、振付も、とっても良かった!


大ちゃんの舞踊は、空間を支配する力が大きい。緩急の使い方が見事。そういった点で、別格だと感じる!改めて、そう思った。あの伸びやかな動き、舞台から客席の隅々まで包み込むオーラ。素晴らしい!



桜春之丞 「小さな恋のうた」倖田來未 (昼夜)

壁使い柱遣いフルコースや~照明を置いてある棚のポールにまで触って行きおった。受け取りましたっっ


恋川純



大川良太郎



ラストショー

ひろしさん新吾さんの棒遣い相舞踊、それから、めぐちゃんメイン女性群舞。
続いて大ちゃんソロ舞踊。舞台上手から下手に渡された青い布の中央に、セリ上がった大ちゃんの姿。
曲がぁ~!タイトル分からないけど、太一も使っていた「This is My Life」と同じシャーリー・バッシーの歌。着物はラポージェのだ。
大ちゃんはけて橘群舞。サラブライトマンの「Harem」、振付が時々「蒼伝説」。うわぁ。橘らしい、私の大好きな群舞。
これ、斎藤さん演出の吾妻先生振付なんじゃないかな。どこかでそう聞いたような気もするけど、私の勘違いかもしれない。でも曲も衣装も振付も、どう考えても斎藤さんでしょこれ。
 

 

もうね、もうね、懐かしさに胸がいっぱいになってしまった。
浅草大勝館で観た舞台の思い出がよみがえってきた。
それに、2008年2月の新歌舞伎座公演の大舞台も、よみがえってきた。
でも、単に昔が懐かしかったからじゃない。
これこそ、私が一目惚れし、魅了され続けてきた橘の姿そのものだと思った。
私にとっての、そしてたぶん橘にとっての「原点」と、今も変わらない橘の良さ、そしてこれからの橘の可能性も、見せてもらえたように思う。
なんだよー泣けるじゃないかよー泣かすなよー。うわぁぁん。

大ちゃんは2回衣装替え。最後の黒留はすごく良かった。美しかった、大ちゃん。光り輝いてた。
浅草七人衆も登場し、大ちゃんが一人一人と顔を見合わせる。大ちゃんの目にも涙。なんか、大ちゃんお嫁に行くの図、みたいにも見えちゃった(^^)
菊太郎座長や、北條先生や、ご両親や、劇団員や、友人たちに見守られての暖かい空気に包まれた、素敵なラストショーでした。



夜の部にこんな光景も。強い絆を感じます。
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コメント
素敵なレポ有難う♪
観に行けなかったけど、感動が伝わりました。
ぶーぶー 2011年03月27日(日)18:05:46 編集
構成演出は、斉藤さん&吾妻先生だよ。座長ブログにありました。
ラストの舞踊は、劇団員皆さん達、寝る間を割いて練習したんだって。ほんと、素晴らしかった。

次は5月じゃ!
茄子 2011年03月27日(日)19:53:47 編集
>ぶーぶーさん
本当に、素晴らしい公演でした!少しでも伝えることができたなら幸いです。DVDが出るそうなので、ぜひご覧になってください!5月は一緒に三吉に行きましょーね!

>茄子さん
やっぱり、どこかで聞いたと思っていたけど、事実でしたか。選曲といい演出といい、一目見てわかるよね。
ホントにホントに素敵なショーで、感動!またいつかどこかで観たいねぇ。5月三吉でも、観られたらいいな。
波華@管理人 2011年03月29日(火)12:43:59 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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