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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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新歌舞伎座初お目見え 大川良太郎公演 12/23昼
2008年12月28日(日) 02:17:39
ただひたすら、大ちゃんが素晴らしかった!
1回だけ観る予定だったのが、どうにもこのまま帰れなくなり、24昼も追加。お仲間さんも次々予定変更。
はるばる観に来て良かったなぁ。感動だったよ~。

拍手[1回]


お芝居「泪雨三度笠」
半次:大川良太郎
長吉:橘大五郎
森の源兵衛:水城新吾

橘の座員がたくさん出ていて、みんな活躍していて嬉しかったなぁ。
最初の場面で、雪江さんめぐちゃんみやこちゃん。みんな台詞もあった。
料理屋の場面では、芸者の役でかずみさんやかおりちゃん、はるなちゃんたち。かおりちゃんの芸者が、台詞もあって大人っぽくてすごく良かったなぁ。今までの公演で芝居に出てるの見たことなかったからビックリ。
悪い親分の子分役で良二さん浅太郎さん裕太郎くん。こちらも台詞いっぱいあって頑張ってた。
こんなに橘の役者が活躍してていいの?半分以上を占めてると思うんだけど。
でも嬉しいなぁ。
半次と長吉は兄弟分。大ちゃんはかたぎになって料理屋の主人をやっている。真面目でまっすぐな気性が大ちゃんにすごく合っていたなぁ。
子役の子もとっても可愛らしくて、お芝居も台詞も上手でとっても良かった。
良太郎さんの殺陣は、なんだか独特だなぁと思いました。今まで見たことのないタイプ。剣さばきは速さもないし綺麗でもないんだけど、キメのポーズにすごくこだわっているんだろうと思う。土手の階段で、両手を真横に広げて足を踏み出し、そのあと腕を掲げて見得をきるのがホントに歌舞伎の見得そっくりで、これはすごくカッコよかったなぁ。


舞踊ショー
・良太郎メイン剣舞 bondの曲?
・大ちゃん女形メイン 「viva」bond
・太一くん立役 「羅臼の男」
・良太郎さん女形 「Jupiter」
・男女優群舞 「スワン」(出典不明)
・大ちゃん立役 「竹とんぼ」
・良太郎さんメイン群舞 「アンダルシアに憧れて」
・菊太郎座長立役 「暖簾」
・良太郎さん大ちゃん相舞踊 「エレジー(哀歌)」平井堅
・太一くん女形 「起承転結2007」~「それは恋」
・女優群舞 「Rythm of the Night」ムーラン・ルージュより
・良太郎さん立役 「生きとし生ける物へ」森山直太郎
・ラスト 「サラバンド」サラ・ブライトマン

特筆すべきは、良太郎さん大ちゃん相舞踊「エレジー(哀歌)」と、ラスト「サラバンド」
とにかくこの2つが一番印象に残っています。


「エレジー」
上手袖から小船に乗って良太郎さん大ちゃん登場。立役の良太郎さんが女形の大ちゃんの膝枕で眠っている。二人とも白い着物。ぬぉー大ちゃん綺麗~
この小船、千年の祈りでも使ったものだろうなぁ。
船から下りて二人の舞踊。もう大ちゃんしか視界に入らない!男に寄り添うたおやかな様子、切ない表情。なんて健気で可愛らしい女!
そして踊りがいい(大ちゃんの、です)。手の動き、体の反り、舞台を滑るように歩み、倒れこむ。その動きにつられ、気持ちを全部持って行かれる。
途中で、お互いの片肌を脱がせて赤い襦袢を片袖ずつ出していたんだけど、脱がすのがなんかエロい感じでよかったわ~。
最後は、2人で小船に乗り込んで、船ごと花道から退場。すごーい。この船って遠隔操作?
曲もいいし、大ちゃんの舞踊もすごく曲に合っていて良かった。大興奮!終わってから「チョーよかった!」と騒ぎまくり、次に出てきた太一くんになかなか気づかなかったり(笑)


ラスト「サラバンド」
男女優人の登場の後、黒留の芸者姿の大ちゃんが登場。続いて、同じく黒留芸者の太一くん登場。
うわぁぁあ~ダブル芸者~!
この二人が舞台に揃って立っているのを観られただけで、感無量になってしまった…。
2人の競演は2月の新歌舞伎座以来だよね?しかも、二人とも女形で!嬉しい~。感動して泣けてくる~。
大ちゃんも太一くんも、とってもいい表情をしてた。顔を見合わせるところ、手を繋ぐところ。太一くんがニコニコのいい笑顔をしていてねぇ。太一くんよっぽど嬉しいんだねぇ。
良太郎さんも立役で登場、両側に芸者二人を従えて、なんてオイシイんだろ。3人並んだ図が豪華すぎる!


いやー大ちゃんと太一くん最高。
太一くんは、2曲とも既存曲だったけど、透明で冷たい空気感が戻ってきたような気がする。センター公演を終えて、ディナーショーや今回のような大きな舞台でのふさわしい表現をしているんだろうな。
そして、大ちゃんと太一くんが他の役者さんたちと大きく違うのは、しっかり踊りで見せることができる事だと思う。良太郎さんは、舞踊のキメのポーズがグッと見せ付ける感じで決まってカッコイイのだけど、それ以外は踊ってないような印象。
「アンダルシア」なんて、曲がいいのにダンスなんて全然してなくてただポーズを決める、の連続だな、と。
そういう表現も必要だし、大抵の大衆演劇の舞踊ショーってこんな感じの見せ方が多いと思う。これは良し悪しじゃなくて好みの問題。
やっぱりきちんと先生について習ってないと、踊りで見せることができるようにはならないんだろうか?大ちゃんと太一くんのように踊れる役者を私は他に知らないんだけど…。誰かいる?
私にとっては、大ちゃん太一くんの舞踊は別格だなと、改めて気づかされました。


夜に花吹雪を観に行ったんだけど、花吹雪の舞踊も魅せ方は良太郎さんと似たようなタイプだから、「カッコイイ~」「カワイイ~」とうっとりしても、やっぱり大ちゃんのように踊りで見せてくれていないから物足りなく感じてしまって…
大ちゃんのあの舞踊の前では、すべてが色あせて見えてしまう。どうする!?
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コメント
確かに大ちゃんも太一君も 先生にならってるかもしれないけど あれじゃ人形だよね 第一綺麗さが無いし、ただ習ったまま踊ってますって感じ  だから誰かの力借りないと売り出せなかったんだよね  その事務所も大変な所で 一回入ると抜け出せない 抜けたければ何千万か払わなきゃいけないような所だもんね 二人供これから大変だね  まぁ大ちゃんは半分捨てられた様なものだけどね 今は太一太一だからね
ファン 2008年12月28日(日)03:15:49 編集
>ファンさま
なるほど~そういう風にとらえる方もいらっしゃるんですね。
習った踊りの振付を必死に追いかけている間は、気持ちが入らないので観ても何も感じないと思うんですけど、振りが身について気持ちが乗るようになると、そこに色が出てくるような気がします。これは、拙いながら趣味で踊りを習っている私の経験からです。大ちゃんや太一くんが踊っているときに、どんなふうに感じながら踊っているんだろう?と時々気になります。もちろん演じる役の気持ちを考えながら踊っているんだろうと思うのですが、昔から伝えられた日本舞踊の型を、深い意味も分からずに踊っているだけで、極上の美しさを生むことがあります。昔から洗練され、絶えず伝えられた伝統には計り知れない強さがあるんだろうな、と漠然と踊っています。古典の日本舞踊の世界では、顔で表現してはならず、すべて振りで表現するよう厳しく言われます。何でもできることも大事ですが、ひとつのことを本格的に極めることも、できることならやって欲しいことですね。
事務所とのしがらみは、役者やタレントなら誰かしら抱える悩みなのかもしれませんね…。私としては、太一くんのように変に有名になっていろんな仕事をやることになるより、自分のやりたい仕事を厳選してできる大ちゃんのほうが、今は少し救われているのでは…と思うこともあります。と私が思っても、本人たちの意欲とその成果で決まることなので、ごちゃごちゃ言っても仕方ないですね。ただ暖かく応援していきたいと思います。
波華 2008年12月28日(日)03:51:52 編集
こんばんは

予定変更されたとは!24日昼、同時に見ていたんですね。びっくり!
波華さんをもう一度引き寄せた大ちゃん。とても良くわかります。私は特にお芝居での素晴らしさに、目を見張りました。何かあったの、大ちゃん?(笑)
セリフはまだまだ一本調子になりがちかな~とも思ったんですけどね。大川良太郎さんやその劇団の方たちの胸を借りて、思いっきりやらせてもらったんじゃないかな。
子役さんもほんとに上手!いじらしくて、可愛くて。
ショーではやはり女形が圧巻!登場シーンの膝枕、2人とも綺麗でもうそこからうっとり~!良太郎さんにちょっと嫉妬を感じたんですが、これってどうなの!?(笑)後はただただ見入ってました。
太一くんの「それは恋」は、初めて相手役の存在が見えました。一人相舞踊とでも(笑)
太一くんのまとう空気感も、何かがまた変わっていましたね
違う劇団の方と組ませてもらって、お互いに良い刺激になったでしょうね。大ちゃんや太一くんには、先輩の舞台から学べるものは学んでほしいなぁ。

では、どうぞ良いお年をお迎えください!
moto 2008年12月28日(日)22:52:28 編集
まず良太郎さんのお芝居と舞踊ですが、初めて観ましたが、独特な感じで最初はちょっと笑いが込み上げて来ましたが、気が付いたら慣れてました(笑)
殺陣は決めのところがかっこよかったです!これいつまで続くのかしらって途中で思っちゃいましたが(笑)
女形もカワイイ感じで、こ~ゆ~のもあるんだな~と衣装にも圧倒されました(笑)
脇の人達も名前は全くわかりませんが、みんなお芝居も踊りもしっかりしていて見ごたえありました!
大ちゃんと太一くんは、もう出てくるとめっちゃ凝視している自分がいます。ほんと釘付けですね(笑)
二人の色香にうっとりで、二人が笑いあった時なんてウッキャ~って萌ちゃいました(爆)
もっと二人一緒の舞踊が観たかったなぁと思っていたので、年末また観れるとは幸せです。紅白楽しみですね♪
それではまた来年もよろしくお願いいたします(^-^)
睡蓮 2008年12月29日(月)11:48:13 編集
>motoさん
そうなんです~予定変更してしまいました。同じ回を見ていたとは!お会いできず残念…。
大ちゃんのお芝居も良かったですよねぇ。弟分という立場が、今の大ちゃんにはよく合っているんじゃないかと感じました。良太郎さんという兄貴分が居てこそ、堅気になった弟分の存在が映えていたように思います。まっすぐな心根の熱い若者ぶりが良かったですね。
太一くんの「それは恋」も良かったですね!良太郎さん大ちゃんの相舞踊の次だったからか、せっかくの相手を想う舞踊なのに1人で踊っていて寂しいな…と感じたんです。これってやっぱり太一くんの踊りが相手の存在を感じさせるものだったからなのでしょうか?
二人とも、いろいろな刺激を受けてこれからも成長してほしいですね。

>睡蓮さん
私も良太郎さんの舞台を初めて見たのですが、お芝居も舞踊も新鮮な感じでしたね。あの女形の衣装、凄かったですよねー。
大ちゃんと太一くんの舞踊は、本当にうっとりしましたね。大ちゃんも太一くんもニコニコの笑顔!こちらもモエモエになりましたね(^^)
だから、紅白がホントに楽しみ。やっぱり大ちゃん立役、太一くん女形の道行ふうだそうですよ。

こちらこそ、また来年もよろしくお願いしますね!
波華 2008年12月29日(月)14:45:54 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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