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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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劇団花吹雪公演@新開地劇場 12/23夜
2008年12月28日(日) 03:38:27
昼の新歌舞伎座公演を終え、新開地へ移動。
この日のお芝居は「新作 番町皿屋敷」市川千章さんが書いた台本を使い、千章さんに稽古もつけてもらって9月に広島で舞台に掛けたと聞いていたんだけど、まさか新開地でもやってくれるとは!
観たかったんだよ~!嬉しい~!
長いお芝居なので、ミニショーは無くてお芝居から。

アルバムはこちら

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お芝居「番町皿屋敷」
播磨:春之丞
お菊:夢乃介
宗五郎:真之輔
お徳:かおり

「お菊と播磨」「魚屋宗五郎」がくっついた話と聞いていたんだけど、さらにもう1つ、くっついていました。
芝居の冒頭が、落語「芝浜」そのもの。えぇっそれも入れちゃいましたか!?
なので、3つのお話を取り入れてアレンジされたお芝居になっていました。これはスゴイ。
酔っ払った宗五郎が、女房お徳に尻を叩かれて河岸に行って、財布を拾って帰ってきて、でもそれは夢だったと諭されて真面目に働いて…という話。
芝浜だよね~これ。
んで、宗五郎の妹がお菊で、播磨の屋敷に女中奉公している。宿下がりで宗五郎の家に来るのだけど、この世話物の空気の中にあんな綺麗な女中がやってきて、丁寧な武家言葉で喋って、雰囲気違いすぎてスゴイんですけど~(笑)夢ちゃんホントに近付き難いほどの美人。ひゃー。
播磨とお菊は密かに愛し合った仲。大事な皿が一枚なくなっていた、あるいは割られていた理由はお話ごとに様々。歌舞伎のお芝居では、お菊が播磨の気持ちを試すためにわざと大事な皿を割るという設定なのだけど、この芝居では播磨を陥れるためにわざと皿が割られたのを、お菊が自分で罪をかぶって播磨の命を救うという設定になっていました。
播磨に切られて息絶える夢ちゃんを、膝の上に抱える播磨。「喧嘩屋五郎兵衛」の幕切れと同じ型だ!
妹のお菊が死んだと知って、しばらく断っていた酒を飲んで屋敷に乗り込む宗五郎。播磨は宗五郎を押しとどめ、自分を落としいれようとする悪者を退治し、お菊の後を追って自害する、そういうお話。
春さまも真ちゃんも夢ちゃんも熱演でよかったですわぁ。
上演回数はまだ少ないみたいなので、何度もやっているともっとこなれるだろうなぁと思います。真面目で堅いお芝居ですし、勢いで持っていけるような簡単なものじゃないと思うので。


舞踊ショー
・群舞 「北のいい女」
・春之丞 「メリクリ」BoA
・恵介 「アキラ節」
・梁太郎、あきな 「祭り」
・春之丞 「桜の花よ泣きなさい」
・松之介 「お前に惚れた」
・愛、恵、真、夢 「網走番外地」
・梁太郎 「?」
・愛之介 「思い出ぼろぼろ」
・真之輔 「吉野の風」
・夢乃介 「?」浜崎あゆみ
・京之介 「都会のカラス」
・春之丞 「すみれの花」
・寿美英二 「男英二の花吹雪」
・ラスト 「ベンノレ」


春さま「メリクリ」
ちょーカワイイ~!なにこのカワイイの~!



愛、恵、真、夢 「網走番外地」
お笑い有りの舞踊。最初はみんな着流しの着物だったのだけど、途中から夢ちゃん以外がみんな脱いで入墨襦袢。網走にかけて、「アバシリ!」といいながらおシリをたたく真ちゃん愛ちゃん恵ちゃん。んで夢ちゃんにもやれと言って、夢ちゃん最後にしぶしぶ「アバシリ!」と言ってカワイカッタ~!!



ラスト「ベンノレ」
韓国版ソーラン節みたいなものだとか。
真ちゃん夢ちゃん恵ちゃんとかが側転したりバク転したりしているのに、春さまはでんぐり返ししたり、後ろでんぐり返りしたりしててカワイイったら!


送り出しで、芝居に「芝浜」も入ってるって話をしたんだけど、寿美さん芝浜をどうも知らなかったのか、上方風に「皮財布」と言わないと気づかなかったのか…。真ちゃんに話すと、台本には「皮財布」とタイトルがついているそうで。千章さんは何でも知っている、知らないことはないと真ちゃんに力説されたんで、それだけスゴイ人が書いた脚本だからこんなに凝った芝居のお話になってるんだろうなぁ~と納得しました。

大阪へ帰って、新歌舞伎座組みと再合流。
飲みに行って、金龍でラーメン食べて、スタバでコーヒー飲んで、道頓堀の夜を満喫しました♪
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コメント
こんばんは。良太郎さんの公演の大ちゃんは本当に素敵でした!!太一君も「大ちゃんと一緒に踊れるのがそんなに嬉しいの?!」と聞きたくなるくらいの笑顔でしたよね~。だって白い歯全開の笑顔でしたもの。いや~遠征した甲斐がある公演でした。私が京都の南座に歌舞伎を観に行って、観れなかった「番町皿屋敷」ですが、波華さんのレポを読んで大興奮です!
冒頭はまさしく、落語の芝浜ですよね。3つの話を一つにまとめた千章さんの脚本力はスゴイな~!キレイ過ぎるお菊の夢ちゃん、生で見た~い☆3月の朝日劇場でまたやって欲しいな。
南座の歌舞伎も素晴らしかったですよ!何しろ「紅葉狩」が秀逸でした。松羽目の舞台での紅葉狩なんて初めて観たわ。玉三郎さんだけでなく、普段の舞台なら腰元と思われる他の人達まで鬼女に変化して5人揃っての豪快な毛振りは圧巻でした。
「源氏物語」の海老蔵さんは、やっぱりキレイ☆
こんな光源氏を太一君にもやって欲しいよ~!!
終演後は、海老蔵さんの出待ちをしていた訳じゃないけど海老蔵さんにサインして貰っちゃいました~ヤッター(笑)
寿見座長に聞いたら、花吹雪で紅葉狩もやった事があるそうなので、これも観たいですよね!この前の春さま熱演「八重垣姫」も素晴らしかったので、夢が広がるわ~☆
ニザ 2008年12月29日(月)21:16:14 編集
>ニザさん
新歌舞伎座公演、本当に良かったですね。大ちゃん太一くんのあの笑顔が忘れられませんね。本当に嬉しかったんでしょうね。
番町皿屋敷、本当に見ごたえのあるお芝居でした。いつかまた是非見たいですね。道具が揃わないとできないお芝居だそうですし、きっと朝日でもやるでしょうね。
これからもますます花吹雪から目が離せませんね。今後も歌舞伎物の新作をいろいろ作ってほしいですね。
波華 2008年12月31日(水)21:54:43 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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