――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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新歌舞伎座公演「千年の祈り」9日昼
2008年02月16日(土) 01:20:14
ではでは~一回ずつ観劇レポを。
9日昼、第1回目。
新歌舞伎座前についたら、雪
雪
ですよ。寒い~!
着物は洗えるやつだったから構わないんだけど、足袋が濡れないように気を遣うのが大変でした…。
席は12列目上手より。
なんか、ちょっと舞台から遠いなぁ~(;_;)寂しい。
周りはおばあちゃんばっかりで、私と友達は背が高く、着物で背筋をピシッとしていたので、後ろの人には邪魔だったかも…とちょっとビクビクしながら観てました。
9日昼、第1回目。
新歌舞伎座前についたら、雪


着物は洗えるやつだったから構わないんだけど、足袋が濡れないように気を遣うのが大変でした…。
席は12列目上手より。
なんか、ちょっと舞台から遠いなぁ~(;_;)寂しい。
周りはおばあちゃんばっかりで、私と友達は背が高く、着物で背筋をピシッとしていたので、後ろの人には邪魔だったかも…とちょっとビクビクしながら観てました。
第1部 芝居「相馬の千太郎」
実は、今までこの芝居をまともに通して観たことがなかったんですよね。
大勝館では観たことないし、銀座テアトル公演では遅刻しちゃって後半しか観られなかったし、DVDでこれが始まったら早送りしちゃう(笑)ので。
なので、演出がどう変わったのか殆ど分からずに観ました(^^;
(あとで、ちゃんとDVDを見直しましたよん)
橘劇団の座員も出ているし、新歌舞伎座付きのプロの役者さんなども客演で入っていたし、芝居の質はけっこう良かったんじゃないかなぁと思いました。
おみよ役の子役の女の子、可愛かったですねぇ。プロの子役さんですよね、きっと。14歳で太一くんより年下だし、可愛いし、本当に妹役に適任だったと思います。おみよが可愛いと観ていて感情移入しやすいし、イイですね。太一くんも可愛がりやすかったんじゃないか…と…。ねぇ?
ただ、やっぱり太一くんの芝居って、まだまだなのよねぇ。いや、これでもだいぶ上手くなったとは思うんだけど。大ちゃんが出てきたときの安心感といったら(^^;水城新吾さんのじっちゃん役も良かったよねぇ。安心して観られました。
ケチばっかりつけちゃって、気分を悪くしないでね。
変声期がほぼ終わったと言っても、芝居の声となると別。太一くんの声はまだ安定してないよね。歌舞伎なんかじゃ20歳くらいでもまだ不安定だもの。大ちゃんや春樹さんの声はよく通ってたねぇ。
あと、もともと太一くんは感情の起伏を外に出すのが苦手なせいか、芝居の心の動きが見えにくいのがもったいないと思う。それがいい効果を生むこともあるけれど、観ている側が慣れていないと、どうしても違和感を感じてしまうね…。
殺陣は、さすがに上手いんだけどなぁ。刀をくるっと廻して逆手で刺すところなんか、まるで舞踊を観ているようで美しいのなんの!!
切られ役には橘の面々もいるし、たぶん以前に比べて殺陣の場面は長くなってるんでしょうね。かなり見応えがありました!!
陽之助座長はめずらしく(?)真面目な役でちょっと不思議な感じだったなぁ。乾物屋の主人の役で。いつもは悪役とか渡世人が多いからねぇ。
奈々さんと太一くんのやりとりは緊迫感があって引き込まれました。奈々さんの芝居は情感があっていいですねぇ。
第2部 舞踊ショー
まず、太一くんソロの「風流深川唄」。
いいねぇ。粋な芸者だねぇ。美しいねぇ。
途中、花道口にすぅーっと寄って来て、下手客席、上手客席に向かってお辞儀があったのがよかったですねぇ。はぁ~うっとり。なんて大きな存在感だろう。なんかこれを観たら、舞台を背負って立つ立派な大スターの風格ばっちりだな、と思いましたよ!
続いて、橘劇団、劇団朱雀の座員も登場しての群舞「SANOSANOSA」。
2劇団が揃うと、人数が多いなぁ~!最初はあまりの多さにビックリしちゃいました。でも橘の懐かしい面々も見られて嬉しかったな♪ついつい太一くんそっちのけで良二さんや浅太郎さんを探しちゃったり(笑)
この舞踊って、去年1月の大勝館公演では、大ちゃんと太一くんがダブル芸者で群舞やってたんだよなぁ。
さすがにこの大きな舞台と大人数の群舞では、太一くんもすこぅし埋もれがちかも…?
次が、大ちゃんの女形の舞踊。
うわー!スッポンからの登場ー!着物は黒の総スパンコールの着物!あんなところから出てくるなんてぇ~!大ちゃ~んステキ!
濃厚な女の芳香を漂わせる情感たっぷりの舞踊で、心から魅了されました。2曲続けてソロで踊ったんですが、前半はしっとりと切なく、後半は視線鋭く妖しい笑みを浮かべ妖気たっぷり。その豹変っぷりにゾクゾクしました。これはすごい!
改めて大ちゃんの魅力を再発見ですよ!!
何ていうかねぇ、この舞踊の選択は、うまいなぁと思いました。こんな発想はヤラシイかもしれんけど、太一くんと全然違う表現でアピールしたことが、上手い戦略だなと思ったんですよ。それは太一くんにとっても大ちゃんにとっても、プラスになることですよね。同じことができる事を見せる必要はどこにもないんだから。
この舞踊は、大ちゃんにしか出来ない表現だわぁ。
続いて、春樹さんの「It's ShowTime」
国際フォーラム公演でも見たけれど、やっぱりカッコイイなぁ~!
舞台を縦横無尽に走り回って、剣を振り回して、鋭い視線を飛ばして。
ザ・大衆演劇って感じですよねぇ~。
次、太一くんの立役「転がる石」
この舞踊は誰が選択したんですかね?
わざわざ、この大きな舞台の舞踊の演目に選ぶほどのモノなのか、実はひじょーに疑問に思う。いや、いいんだけどね。嫌いなわけじゃないのよ。太一くんだったら何でもオッケーよ♪と思う反面、他にも太一くんの魅力が発揮される舞踊はありそうだよなぁ、と思ったので。
陽之助座長の立役の舞踊。
正直言って、他のバリエーション豊かな舞踊に比べると、この類の舞踊って面白くなく映っちゃうのよねぇ…
最近の陽之助さんの舞踊ってこんなのばっかり。もったいないよなぁ?
もう少し考えても良かったんじゃない?
女性群舞の「victory」
大勝館でも、東京国際フォーラムでも、何度か観たけれど、舞台が大きくなってちょっと豪華版?華やかでステキでした!
奈々さんとかずみさんのダブルセンターがカッコよかった!お二人とも背が高くて舞台栄えするんで目を引きますよねぇ。
最後は、太一くんの雪女。
来たねぇ~!また来たねぇ~!セフィロス雪女!
鬘は、誰ピカでも観た新作の銀髪かと思ったら、前と同じ金髪だったような?えーっなんでぇ?新作がみたいよー!!
ただね。前半の静かなところは良かったんだけどね。
後半は音楽がうるさすぎて(><)!!
うう…照明も眩しくて舞台が見えないし…マジで辛い…これは酷い!
勘弁してよぉ~集中できなかったじゃないかぁ~!
席が悪かったのかしら?せっかくの舞踊ショーラストだったのに、ちょっと残念なラストになってしまったなぁ。
お年寄りのお客さんも多いのに、大丈夫だったのかなぁ?し
第3部 舞踊劇「千年の祈り」
セットは多分、銀座テアトルで上演したときのものをそのまま使ってますね。吉原観音のオブジェとか、張見世の格子とか。
最初にゆうきくんとあゆみちゃんと寿美子さん登場。吉原観音にお参り。
続いての花魁は、予想通り(?)太一くんのみの登場。誰ピカで観たように、太一くんが肩に手を乗せてるのは水城新吾さん、提灯を持っているのは五條ひろしさん、大傘を持っているのは裕太郎くんでした~。
新吾さん、いいねぇ(^^)オイシイ役だわ。これくらいのベテランの人がこの役を務めるとすごく安定感があってイイ。ぐっと引き締まるなぁ~。これが若いモンだとイマイチです。
肩を貸したり、提灯を持ったりするのは、幇間(男芸者)の務めらしいです。ちょっと調べてみた。太鼓持ちってやつ?しかしなんで大傘は橘劇団の裕太郎くんだったのかな?若い者のほうが清々しさがあって似合うと思うんだけど、だったら朱雀の誰かでもいいんじゃ?と疑問に思ったもので。
提灯に高尾って書いてあるねぇ!太一くんは現代の高尾ですか?何代目か知らないけれど。
…あーでも大ちゃんの花魁でも高尾の提灯があったこともあるし、やっぱ花魁の代名詞なんだね、高尾は。
そうそう、花魁の衣装、以前と変わったんですね。新調したの?前の紺と水色から、今回は赤と白が基調。えーと、穿ったモノの見方をすると、大ちゃんの花魁と並んで対比する必要がなくなったから、新しく作ったんでしょうか?
(だって赤は大ちゃんの花魁とカブるんだもん)
続いては太鼓のシーン。
太鼓奏者には、テアトルにも参加していた女性ダンサー2人と、橘の浅太郎さん裕太郎くんも。太鼓の音、いまいち揃ってなかったんですけど…(^^;頑張れー!
客演の女性ダンサーは、いい動きしますね。バレエも習得している人だよね。さすがプロ。
太一くんの鳳凰の舞。
ここの最初の音楽、「いつまでも、あなたに…」って歌う曲の名前をずっと考えていて、ようやく分かりました。「limelight」ですね。どうタイトルの映画の曲で、本来は歌の無いオケの曲だそう。
道行。
太一くん、すんごい膝を折って腰を落としてますね。んで背中をグッと反ってる。すごい綺麗な姿。相当辛い姿勢だと思うんだけど、愛しい恋人を下から見上げる姿が本当にいじらしくて、美しい絵でした。
今回の演出で追加されていた小船のシーンが良かったなぁ…!ここはかなりグッと来ました。太一くん一人が小船に乗せられて、大ちゃんが乗ろうとしないので太一くんが腕を引っ張って、でもどんどん離れて行ってしまうから太一くんが小船を飛び降りちゃうんだよね。そこまでして一緒に居たいのか…と。切なかったですねぇ。
大ちゃんが自刃した後に太一くんが駆け寄って揺さぶるところ、ここもいろいろと変わっていたような気が。風車を顔の前にかざして、子守唄を歌うように大ちゃんの胸をポンポンと叩く太一くんがねぇ、泣けますねぇ。やっぱり目を覚まさないと悟って泣き顔になってしまうところも、本当に悲しくて切なくなりました…。
天上界で再び出合った2人の幸せそうな笑顔がとても嬉しかったです。
最後、全員による挨拶のあと、太一くんのみのカーテンコール
このときは、客席前方のほうで一部スタンディング。
私は席が少し離れていたので便乗できなかったのだけど、正直言うと、今回のはスタンディングするほどではないな…と思っちゃったんですよね。
別に何も悪くないんですよ。がっかりも別にしていないんです。良かったんだけれど、意外と普通だったかな?と。うーん。舞台が遠かったからなのかなぁ?
銀座テアトルでたまたま私が見た回がイマイチだったのを思い出して、悪夢再来か?と不安になってしまって…。
あんまテンション高くないレポでごめんなさい。
夜の部はどうだろう?と思ったら、これが良かったんですよねぇ~!
昼より夜のほうが断然良かったです。なんでこんなに違ったんだろ?
実は、今までこの芝居をまともに通して観たことがなかったんですよね。
大勝館では観たことないし、銀座テアトル公演では遅刻しちゃって後半しか観られなかったし、DVDでこれが始まったら早送りしちゃう(笑)ので。
なので、演出がどう変わったのか殆ど分からずに観ました(^^;
(あとで、ちゃんとDVDを見直しましたよん)
橘劇団の座員も出ているし、新歌舞伎座付きのプロの役者さんなども客演で入っていたし、芝居の質はけっこう良かったんじゃないかなぁと思いました。
おみよ役の子役の女の子、可愛かったですねぇ。プロの子役さんですよね、きっと。14歳で太一くんより年下だし、可愛いし、本当に妹役に適任だったと思います。おみよが可愛いと観ていて感情移入しやすいし、イイですね。太一くんも可愛がりやすかったんじゃないか…と…。ねぇ?
ただ、やっぱり太一くんの芝居って、まだまだなのよねぇ。いや、これでもだいぶ上手くなったとは思うんだけど。大ちゃんが出てきたときの安心感といったら(^^;水城新吾さんのじっちゃん役も良かったよねぇ。安心して観られました。
ケチばっかりつけちゃって、気分を悪くしないでね。
変声期がほぼ終わったと言っても、芝居の声となると別。太一くんの声はまだ安定してないよね。歌舞伎なんかじゃ20歳くらいでもまだ不安定だもの。大ちゃんや春樹さんの声はよく通ってたねぇ。
あと、もともと太一くんは感情の起伏を外に出すのが苦手なせいか、芝居の心の動きが見えにくいのがもったいないと思う。それがいい効果を生むこともあるけれど、観ている側が慣れていないと、どうしても違和感を感じてしまうね…。
殺陣は、さすがに上手いんだけどなぁ。刀をくるっと廻して逆手で刺すところなんか、まるで舞踊を観ているようで美しいのなんの!!
切られ役には橘の面々もいるし、たぶん以前に比べて殺陣の場面は長くなってるんでしょうね。かなり見応えがありました!!
陽之助座長はめずらしく(?)真面目な役でちょっと不思議な感じだったなぁ。乾物屋の主人の役で。いつもは悪役とか渡世人が多いからねぇ。
奈々さんと太一くんのやりとりは緊迫感があって引き込まれました。奈々さんの芝居は情感があっていいですねぇ。
第2部 舞踊ショー
まず、太一くんソロの「風流深川唄」。
いいねぇ。粋な芸者だねぇ。美しいねぇ。
途中、花道口にすぅーっと寄って来て、下手客席、上手客席に向かってお辞儀があったのがよかったですねぇ。はぁ~うっとり。なんて大きな存在感だろう。なんかこれを観たら、舞台を背負って立つ立派な大スターの風格ばっちりだな、と思いましたよ!
続いて、橘劇団、劇団朱雀の座員も登場しての群舞「SANOSANOSA」。
2劇団が揃うと、人数が多いなぁ~!最初はあまりの多さにビックリしちゃいました。でも橘の懐かしい面々も見られて嬉しかったな♪ついつい太一くんそっちのけで良二さんや浅太郎さんを探しちゃったり(笑)
この舞踊って、去年1月の大勝館公演では、大ちゃんと太一くんがダブル芸者で群舞やってたんだよなぁ。
さすがにこの大きな舞台と大人数の群舞では、太一くんもすこぅし埋もれがちかも…?
次が、大ちゃんの女形の舞踊。
うわー!スッポンからの登場ー!着物は黒の総スパンコールの着物!あんなところから出てくるなんてぇ~!大ちゃ~んステキ!
濃厚な女の芳香を漂わせる情感たっぷりの舞踊で、心から魅了されました。2曲続けてソロで踊ったんですが、前半はしっとりと切なく、後半は視線鋭く妖しい笑みを浮かべ妖気たっぷり。その豹変っぷりにゾクゾクしました。これはすごい!
改めて大ちゃんの魅力を再発見ですよ!!
何ていうかねぇ、この舞踊の選択は、うまいなぁと思いました。こんな発想はヤラシイかもしれんけど、太一くんと全然違う表現でアピールしたことが、上手い戦略だなと思ったんですよ。それは太一くんにとっても大ちゃんにとっても、プラスになることですよね。同じことができる事を見せる必要はどこにもないんだから。
この舞踊は、大ちゃんにしか出来ない表現だわぁ。
続いて、春樹さんの「It's ShowTime」
国際フォーラム公演でも見たけれど、やっぱりカッコイイなぁ~!
舞台を縦横無尽に走り回って、剣を振り回して、鋭い視線を飛ばして。
ザ・大衆演劇って感じですよねぇ~。
次、太一くんの立役「転がる石」
この舞踊は誰が選択したんですかね?
わざわざ、この大きな舞台の舞踊の演目に選ぶほどのモノなのか、実はひじょーに疑問に思う。いや、いいんだけどね。嫌いなわけじゃないのよ。太一くんだったら何でもオッケーよ♪と思う反面、他にも太一くんの魅力が発揮される舞踊はありそうだよなぁ、と思ったので。
陽之助座長の立役の舞踊。
正直言って、他のバリエーション豊かな舞踊に比べると、この類の舞踊って面白くなく映っちゃうのよねぇ…
最近の陽之助さんの舞踊ってこんなのばっかり。もったいないよなぁ?
もう少し考えても良かったんじゃない?
女性群舞の「victory」
大勝館でも、東京国際フォーラムでも、何度か観たけれど、舞台が大きくなってちょっと豪華版?華やかでステキでした!
奈々さんとかずみさんのダブルセンターがカッコよかった!お二人とも背が高くて舞台栄えするんで目を引きますよねぇ。
最後は、太一くんの雪女。
来たねぇ~!また来たねぇ~!セフィロス雪女!
鬘は、誰ピカでも観た新作の銀髪かと思ったら、前と同じ金髪だったような?えーっなんでぇ?新作がみたいよー!!
ただね。前半の静かなところは良かったんだけどね。
後半は音楽がうるさすぎて(><)!!
うう…照明も眩しくて舞台が見えないし…マジで辛い…これは酷い!
勘弁してよぉ~集中できなかったじゃないかぁ~!
席が悪かったのかしら?せっかくの舞踊ショーラストだったのに、ちょっと残念なラストになってしまったなぁ。
お年寄りのお客さんも多いのに、大丈夫だったのかなぁ?し
第3部 舞踊劇「千年の祈り」
セットは多分、銀座テアトルで上演したときのものをそのまま使ってますね。吉原観音のオブジェとか、張見世の格子とか。
最初にゆうきくんとあゆみちゃんと寿美子さん登場。吉原観音にお参り。
続いての花魁は、予想通り(?)太一くんのみの登場。誰ピカで観たように、太一くんが肩に手を乗せてるのは水城新吾さん、提灯を持っているのは五條ひろしさん、大傘を持っているのは裕太郎くんでした~。
新吾さん、いいねぇ(^^)オイシイ役だわ。これくらいのベテランの人がこの役を務めるとすごく安定感があってイイ。ぐっと引き締まるなぁ~。これが若いモンだとイマイチです。
肩を貸したり、提灯を持ったりするのは、幇間(男芸者)の務めらしいです。ちょっと調べてみた。太鼓持ちってやつ?しかしなんで大傘は橘劇団の裕太郎くんだったのかな?若い者のほうが清々しさがあって似合うと思うんだけど、だったら朱雀の誰かでもいいんじゃ?と疑問に思ったもので。
提灯に高尾って書いてあるねぇ!太一くんは現代の高尾ですか?何代目か知らないけれど。
…あーでも大ちゃんの花魁でも高尾の提灯があったこともあるし、やっぱ花魁の代名詞なんだね、高尾は。
そうそう、花魁の衣装、以前と変わったんですね。新調したの?前の紺と水色から、今回は赤と白が基調。えーと、穿ったモノの見方をすると、大ちゃんの花魁と並んで対比する必要がなくなったから、新しく作ったんでしょうか?
(だって赤は大ちゃんの花魁とカブるんだもん)
続いては太鼓のシーン。
太鼓奏者には、テアトルにも参加していた女性ダンサー2人と、橘の浅太郎さん裕太郎くんも。太鼓の音、いまいち揃ってなかったんですけど…(^^;頑張れー!
客演の女性ダンサーは、いい動きしますね。バレエも習得している人だよね。さすがプロ。
太一くんの鳳凰の舞。
ここの最初の音楽、「いつまでも、あなたに…」って歌う曲の名前をずっと考えていて、ようやく分かりました。「limelight」ですね。どうタイトルの映画の曲で、本来は歌の無いオケの曲だそう。
道行。
太一くん、すんごい膝を折って腰を落としてますね。んで背中をグッと反ってる。すごい綺麗な姿。相当辛い姿勢だと思うんだけど、愛しい恋人を下から見上げる姿が本当にいじらしくて、美しい絵でした。
今回の演出で追加されていた小船のシーンが良かったなぁ…!ここはかなりグッと来ました。太一くん一人が小船に乗せられて、大ちゃんが乗ろうとしないので太一くんが腕を引っ張って、でもどんどん離れて行ってしまうから太一くんが小船を飛び降りちゃうんだよね。そこまでして一緒に居たいのか…と。切なかったですねぇ。
大ちゃんが自刃した後に太一くんが駆け寄って揺さぶるところ、ここもいろいろと変わっていたような気が。風車を顔の前にかざして、子守唄を歌うように大ちゃんの胸をポンポンと叩く太一くんがねぇ、泣けますねぇ。やっぱり目を覚まさないと悟って泣き顔になってしまうところも、本当に悲しくて切なくなりました…。
天上界で再び出合った2人の幸せそうな笑顔がとても嬉しかったです。
最後、全員による挨拶のあと、太一くんのみのカーテンコール
このときは、客席前方のほうで一部スタンディング。
私は席が少し離れていたので便乗できなかったのだけど、正直言うと、今回のはスタンディングするほどではないな…と思っちゃったんですよね。
別に何も悪くないんですよ。がっかりも別にしていないんです。良かったんだけれど、意外と普通だったかな?と。うーん。舞台が遠かったからなのかなぁ?
銀座テアトルでたまたま私が見た回がイマイチだったのを思い出して、悪夢再来か?と不安になってしまって…。
あんまテンション高くないレポでごめんなさい。
夜の部はどうだろう?と思ったら、これが良かったんですよねぇ~!
昼より夜のほうが断然良かったです。なんでこんなに違ったんだろ?
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