市川千太郎劇団公演＠篠原演芸場 2/11夜

一度、千さまの劇団を単独でみたいと思っていたのだけど、実現したのはこの1回きりとなってしまった。残念。
特選狂言の日でした。

お芝居　「明治一代女」
お梅、ひで吉：千太郎　（二役）

セットがこってる。てっきり劇団で持ってるのかと思いきや、劇場側が作ったんだそうな。しかも今回の芝居のために新しく。すごいな篠原。夜の街並みのセットで、遠くに見える家々の窓に明かりが灯っている様子をちゃんと照明を1つ1つ付けて作ってあって、見事でした。マジックミラーを使ったセットもすごかった。こんなの大衆演劇の舞台で見ないよねー。NINAGAWA十二夜にインスパイアされましたか？
男を一途に愛する健気な女と、意地悪でねちねちした嫌味な女の演じ分けが面白い。
そして早替わりが見事！信じられない早さだ。着物どーやって着替えてんの？不思議だ。
千さま本人が、雪とドライアイスが好きだそうで、ラストシーンでは惜しげもなくドカドカ使ってました。

舞踊ショー
・群舞　「繁盛ブギ」
・千太郎座長立役　「夢半ば」
・千章さん　歌　「さざんかの宿」
・龍千さん女形　「無情」
・なおやさん女形　「二輪草」
・千太郎座長　歌　「かわいいおまえ」
・良二さん龍千さん
・白龍さん立役
・千太郎座長女形　「戻り橋」
・なおやさん、白龍さん　「人生一路」
・千さま女形　「かくれんぼ」～「東京ブギウギ」
・ラスト　「夜桜挽歌」～「桜ボレロ」

舞台上での着物の早替えが見事でした！
女形の着物、帯、鬘を全て総とっかえ。帯も自分で全部結んでたのには驚き！美しい角出しに結び上がっていて感動モノでした。こりゃーすごいわー