劇団花吹雪公演＠新開地劇場 7/6昼夜

桜春之丞お誕生日公演！
またもや往復夜バス日帰りという強行スケジュールだったけど、帰ってきてもあんまり疲れてない。
ただ、今月は真ちゃん襲名も控えていて、こちらの誕生日公演には注力できなかったんだろうなぁと、そう思ったのでした。全体的に作り込みが足りない。これなら通常の土日公演のほうが見応えがあったのでは。2年前が凝りすぎてたんだろうけど。

ミニショー
・あきなちゃん　「My All」
・真ちゃん　「酔って候」
・かおりちゃん
・春さま立ち　「one love」嵐
・ラスト　「POWER!!」よさこいソーランのテーマ



お芝居　「波止場の狼」
もともと時代劇のお芝居だったものを、現代に置き換えて新しく作り直したそうです。
Vシネっぽい、ヤクザのお話。母子の物語も交えて最後は悲しい締めくくり。
んー個々の素材はいいんだろうけど、それがうまく融合していない。話の筋がうまく繋がってなくて、しっくりしない感じで勿体ない。正直ツッコミどころ満載(汗)元の時代劇を観たら、どう感じたんだろうなぁ。
春さまがヤクザの組長って似合ってるのかな？どうなんだろ。ビジュアルはカッコいいんだけど、私には可愛い人物に見えて仕方がない。私の見方が間違ってるのか！？
京之介さんは似合いすぎてて笑えた！殆ど普段の姿のまんまじゃないの？
真ちゃんが一人、三枚目の役で芝居を引っかき回してた。面白いんだけど、目立ちすぎだぁー。
愛ちゃんがやったらカッコ良くってかっこいいかっこいい言いまくってしまった(汗)いろいろ裏の事情を知っているらしいという設定もいいよ。最後のケジメのつけ方も惚れなおしたｖ
登場人物の相関関係が分からなかったので、冒頭で全体像が分かるような会話があればよかった。京之介さんも春さまもどっちも組長って呼ばれてたけどどういうこと？って思ったし。京之介さんの片腕として春さまが冷徹に振舞っている、というのが少しでも分かれば、その後混乱しなかったかもしれない。そもそもヒデは冷徹な男だったのか？それが伝わらなくて。じゃないと「ヤキがまわったか」で表わされる心境の変化が浮き立たない。ヒデのこれまでの境遇を事前に客に伝えていた方が、ヒデが何かしら満たされない思いを抱えていたことが想像できて、小料理屋の女将にどことなく安らぎを感じていることも分かって、そして最後の悲劇がより引き立つのにな。救われない話だから、ここはあえて、途中でいい雰囲気に持って行って客をほっこりさせといて、最後にズドーンと落とすってもありだよね。

舞踊ショー
・コント　「波止場の狼」
・春さま女形　「Go Go Summer」
・松ちゃん　「黒い花びら」
・三河屋諒さん立ち　「ええじゃないか」
・春さま女形「Telephone」レディガガ
・恵ちゃん　「アキラ節」
・愛ちゃん　「恋人も濡れる街角」
・真ちゃん　「貝殻節」
・梁ちゃん　「雪の渡り鳥」
・春真メイン群舞　「め組の人」
・京之介座長　「赤と黒のブルース」
・群舞　「夢想花」
・寿美さん女形　「橋場の渡し」
・春さま立ち　「JOKER」
・三河屋諒さん女形　「みだれ髪」
・ラスト　「イケナイ太陽」

「Telephone」



前回観たときから1カ月ほど間が空いただけなのだけど、ずいぶんと久しぶりな感じだった。送り出しはバタバタであんまり緊張する暇はなかったかも。相変わらず、ちゃんと優しくて気配りのある人だと思った。後からじわじわと嬉しさが込み上げてくる。やっぱりまた深く引っ掛けられた気がする。だから今は、またすぐ会いたくてたまらない。


次は、真ちゃんの三代目・京之介座長襲名公演！！
オープニングで「襲名パーティ」を使ったりするのかなぁ。
ラストで歌舞伎ショーはやらないのかなぁ。紅葉狩とか吉野山とか、観たいんだけどなぁ。