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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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劇団花吹雪公演@小倉バーパス松 10/24夜
2008年10月30日(木) 16:40:55
バーデン昼公演を終え、バーパスへ移動。運よく、バーデンから小倉駅へ向かうシャトルバスが、バーパス最寄りの三萩野に寄ってくれたのでそこで降車。

バーパスへ向かう間中、ずーっと、むちゃくちゃ緊張してたんだよねぇ。
久々の花吹雪が、なんだか恥ずかしくって。みんなに会うのが照れくさくって。
覚えててくれるかどうかも分からなかったし。

指定席2列目が空いてて取れちゃった。舞台に近すぎる…!
もともと、バーパスの座席と舞台は通路が全くなくてズバリ目の前なのだ。

アルバムはこちら

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お芝居「仲乗新三」
新三:春之丞
清松:真
おたき:かおり
新三の父親:寿美座長
清松の親分:春日隆

きゃー懐かしい面々!そしてこの安定感。
あーやっぱ花吹雪は芝居がいいよ。だって、何一つ心配しないで見ていられるんだもん。

新三と清松は幼馴染。清松は親分の罪をかぶって島流しにあったが、女房子供会いたさに島を破って来てしまう。親分は、清松の女房おたきに横恋慕していて、おたきは自分といい仲になったと嘘をついて清松を追い出してしまう。
親分は、一家に草鞋をつけていた新三に、清松が自分の女房と間男したと嘘をつき、後を追って切ってくれるように頼む。新三は清松を斬った後に幼馴染の清松であったことに気付く。
新三は長く帰っていなかった自分の家へ戻り、父親と再会する。そこへ親分が追ってくるが、

筋を書いていてもよく分からなくなってくるけれど、話の焦点があちこちにあって、ちょっと混乱してしまいました。

で、真ちゃんの熱演が良かったのよ~。島を破って来ているから、月代の伸びた頭、煤けた顔、汚い着物。親分の若いもんにいたぶられる様子や、新三に切られて苦しい息の下から女房と子供のことを頼むと懇願する様子が、真に迫っていて良かったなぁ。ちょっとの間にむちゃくちゃ成長してないか?真ちゃん。凄いよ~。

春さまと寿美さんのやり取りはコミカルでいっぱい笑いました。寿美さん、髭男爵のネタ好きだよねぇ。あと、「出てこいやー」って誰のギャグだっけ?何度もやってて笑ったよ~。
そんで春さまは相変わらずさわやかないい男。声も通る。舞台映えする立ち姿と台詞回し。ステキだわ。

京ちゃんは最後の立ち回りのときだけ登場。なんかめっちゃキョロキョロしてたんですけど。そんでうちらめっちゃ見られてた?見に来てるのバレたかな?っていうか、お芝居に集中しようよ京ちゃん~。

仲乗新三って、昔から時代劇ではよく題材になる人物のようですね。演歌でも同タイトルの曲があるみたい。こういうのは、上の年代の人だったら当たり前に知ってるものなのかなぁ?


舞踊ショー
・群舞 「九州まつり唄」
・かおりちゃん 「夕顔恋唄」
・恵ちゃん立役 「大親分」
・春さま真ちゃん京ちゃん 「門出」吉幾三
・顕 「望郷じょんがら」
・梁 「冬桜」
・愛 「男ばなし」
・あきなちゃん 「心凍らせて」高山厳
・京 「でくのぼう」石川さゆり
・真 「さすらい人」
・春之丞 「人生一路」
・京之介 「?」村治さんの曲
・寿美 「ゆれて大阪」?
・ラスト 「人斬り以蔵」

男性陣、みんな立役だけ。女形がひとつもなかった…ありえねー。
春さまくらいは女形やってくれてもいいのに!

…まぁ、久々の花吹雪でリハビリにはちょうど良かったのかな…

「九州まつり唄」


「でくのぼう」


「さすらい人」


「人斬り以蔵」

あんまり詳しく知らなかったので、少し調べてみた。
岡田以蔵。幕末に暗躍した人斬りの一人で、武術に長け、土佐勤王党に加わり数多くの人間を暗殺した。史実や脚色も含めて数多くの逸話を残していて、小説や映画の題材となっている。
今年、劇団☆新感線で「IZO」のタイトルで上演したんだよね。私は観に行ってないけど…。

セリフもあり、ミニ芝居風。。
春さまが岡田以蔵。人斬りらしい危うい雰囲気もあり、立ち回りも速く激しくてカッコイイ。殺陣の構成がいいね。
他の座員は新撰組の隊士。それぞれ名乗るのだけど、京ちゃんの立ちの声がやっぱ色っぽくていいわ~。愛ちゃんが、ネタなのか台詞忘れなのか名乗りでいきなり変なことを言い出して、春さま始めみんな笑っちゃって芝居が止まてびっくりしたな~。あれはいったい何だったんだろ。ジャック・バウアーとか言ってたなぁ。可笑しかったよ~!
ラスト幕切れは、スローモーションの立ち回り。これがすごく良かった!やられた!なんてグッとくる演出!このメリハリがいいんだよ~。立ち回りはただ速く激しくすればいいってもんじゃないのだから。


送り出しで。
真ちゃんと春さま、ちゃんと覚えててくれたーっ!嬉しいな~。
はるばる来てくれてどうも、と言ってもらえるだけで幸せになれる、単純なもんです。

春さまに、ラストの以蔵は新感線のIZOを参考にした?と聞いてみたのだけど、観てなくてなんとなくイメージで衣装や鬘を揃えたそうです。その割には森田剛さんにそっくりだったとお仲間さんが言ってました。私は観てないので…(^^;
DVDをファンの方にもらったらしいんだけど、荷物にまぎれてどっかに行っちゃったとか。いやいや、勿体ないから!ちゃんと探してくださいよ~。
真ちゃんが市川千章さんにお芝居の指導をしてもらっているとお仲間さんに聞いたことがあったので、それも聞いてみた。演目は「番長皿屋敷 魚屋宗五郎」だそうで、9月広島清水劇場で掛けたそうです。うわー番長皿屋敷かー。京ちゃんが、三吉では道具がそろわないからできないと言ってたんだよなぁ。番長皿屋敷と魚屋宗五郎って、実際は話が繋がっているというか、どちらも「皿屋敷物」として作られたもので下地が同じってことなのかな。それを、大衆演劇風にくっつけた?のかな?
真ちゃんが宗五郎かぁ。以前、春之丞さんの魚屋宗五郎を見てみたいと思ったこともあったんだけど。真ちゃんかぁ。そして京ちゃんはお菊だよね。見てみたいぞー!
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