お稽古日記 2月20日

前回で、「屋敷娘」のお稽古に一区切りつけました。
まだまだちゃんと踊れるようにはなっていないんだけど。後半なんてまだ一人じゃ踊れないくらいなんだけど。
ま、とりあえず半年取り組んだので良いでしょうということで。

次にお稽古する演目をいろいろ考えました。
とりあえず、言うだけ言ってみようと思って師匠に相談しました。
こんなコト言って、本当にいいのかなぁ～失礼にならないかなぁ～とすっごく悩んだんですが。

最近、大衆演劇にハマっていて、ああいう踊りをやってみたい、と。

大衆演劇、って言った瞬間に笑われましたけどね（－－；
いいんです、覚悟はしてましたから。
私が求める本当の意味は、別に演歌や洋楽に合わせて踊ることではなくて、西洋のダンスの要素が入った新しい振り付けの舞踊がやりたいということ。
同じ日本舞踊でも、やっぱり古典の舞踊と新舞踊じゃあ違うんだものー。

先生も、近いイメージのものをいろいろ考えてくださったのですが、やっぱり期待に沿うのはちょっと難しいとのことで。
なるべくいっぱい動くものがいい、久しぶりに男をやってみてもいいかな、という希望で検討していただきました。


そうしたら、「連獅子」が候補に出てきちゃいました。
えぇっ、連獅子！？そんなのお稽古できるの…？
だって、他の同門のお弟子さんが稽古してるの見たことないよ？今までお稽古で見たことがある演目なら少しは馴染みやすいけれど、連獅子って！！
と言っても、毛振りをする装束ありバージョンじゃなくて、素踊りバージョンのほう。つまり、先日観た、菊之丞さん青楓さんの素踊りと同じような感じってことね。

その他に「田舎巫女」「三つ面子守」も候補に出たのですが、私はめずらし物好き、三番人気好きなので、「連獅子」を選んでしまいました。
しまいました、ってのもナンだけどねぇ。

というわけで「連獅子」の稽古。親獅子のほうから。
小さな獅子頭を左手に持ち、獅子頭の後ろから垂らした絹の長い布を首に掛けて舞います。
お稽古では扇子と腰紐で代用。ちょっと笑える…
久しぶりの男の踊りだわ～。所化以来か？足の使い方がやっぱり難しい。女形と真逆なんだもの。膝を外に広げて足を開いて腰を落とす。感覚がついていけない！
でも、男の踊りは外にパーッと解放する感じがあるので、やっていて気持ちいいです。
でもでも、慣れないので、家に振りを持ち帰れなかった…振りノートが書けない！ずーん。