橘劇団単発公演＠埼玉2/22 その1

行ってきました～橘劇団の単発公演！
会社お休み取ったよ～。また着物で観に行ったよ～
会場は埼玉会館の小ホール。席の前方しか埋まっていなかったけれど、平日昼だし仕方ないかもね～
いる人はみんな、どこかで観たことのある方々ばかり。

そうそう、客席でふと聞きなれた声があったので見てみたら、なんと素顔の菊太郎座長！
ビックリしたぁ～。普通のオニイサンなんだもの。声を聴かなかったら絶対わかんなかった。
なじみのお客さんとお話されてましたよ～。開演前なのにまだ支度しなくてもいいのかしら？

席に行くと、いつもコメントくださるショコラさんと、三吉でお世話になった玲さんと、なんと偶然にもお隣同士。
すごいミラクル～

開演が10分くらい押したんですが、ショーが始まる前のお馴染みの音楽が始まると、会場から手拍子が（＾＾）
すごい、この盛り上がり！ナンなの～！ビックリしちゃった。
会場全体が期待に膨らんで、ものすごい熱気！

第1部　ミニショー

最初は、「九ちゃん音頭」で橘若手による群舞。メインは良二さん！
はわ～やっぱりカッコイイ！
まるで水を得た魚のようにイキイキしてるわ～ん。なんか、笑っちゃうんですけど！別人だよーっ
普段あんまり観られない、ニッコニコな笑顔まで！どうしちゃったの～
大阪の新歌舞伎座公演や蒼伝説ゲスト出演を終えて、久しぶりの橘単独公演で、ようやく自分にスポットライトが当たるようになったから、嬉しいのかしら。
みんなも、だいぶイキイキしているように見えました(笑)

次は大ちゃんの立役！
minkの「Innocent blue 地果て海尽きるまで」低音のしっとりした女性ボーカルの曲で、濃い青の着物に黒塗笠で美しい舞踊。うーん、気品があってとっても綺麗！
続いて、早着替えで白い着物に刀を持って、タッキー＆翼の「SAMURAI」で激しい舞踊。カッコイイー！視線鋭く、男らしい迫力ある立ち回りでカッコよかったなぁ。客席通路にも降りてきて大サービス。誰かが撮ってたビデオカメラにむちゃくちゃアピールしてたよ～(笑)。

続いて、夫美若さん。いきものがかり「花は桜　君は美し」で、白地にバラがかかれた着物。最近遭遇率多いな～この着物。
客席に降りてきてくれたよ～近くで見たら唇がヘンな動きしててキモカワイイ(爆)

良二さんのソロ舞踊。すごい派手な紫の着物だったなぁ～。

浅太郎さんと裕太郎くんの相舞踊。爽やか二人組！年齢差はおっきいけどね(笑)

最後は、大ちゃんの芸者。うわーここでもう女形が来ちゃうの？
曲は「北の蛍」。後半には手ぬぐいをかぶった黒地の着物の座長も出てきて、なんとなく道行ふう。
しっとりと叙情的な舞踊でした～！



第2部　芝居「小町やくざ」
やった！やった！「小町やくざ」ですってよ～
以前、見たことがあるんです。しかも、4年半前に初めて橘劇団の公演を見に行ったときに掛かった芝居なの！思い出の演目なのよ～
主役の大ちゃんの立役と女形を同時に味わえる、とってもオイシイ演目♪

お腹をすかせた前髪の新吉（大ちゃん）が、通りがかりの茶屋でうどんを食い逃げしようとたのを捕らえられて、清水の次郎長（菊太郎座長）の若い衆（ひろしさん）にお金を払ってもらいます。
山猫の親分（新吾さん）が茶屋の娘（雪江さん）を自分の女房にしようと連れて行ったのを、新吉が機転を利かせて連れ戻し、清水の次郎長の若い衆に入れてもらうというお話。

茶屋で出てきたうどんが、「どん兵衛」だったらしいっす…
大ちゃんが、袖にどん兵衛のカラがあったじゃないか、1杯のどん兵衛を4杯に分けただけなんて詐欺じゃないか、つゆが殆ど無くて食べにくいな、などとアドリブ全開で楽しませてくれました（＾＾）
そのあと出てきたひろしさんは、どん兵衛のカップを持ってそのまま出てきたし(笑)あはは～笑える～！
雪江さんと大ちゃんのやりとりも面白かったな。「あんたみたいなガキにガキって言われたくないわよ！」「じゃあババア！」って言ったらものすごい叩かれてたり(笑)

山猫の親分の家に連れてこられた雪江さん。
若い衆が代わる代わる、「親分の女になれ」と説得するんですが…
最初は浅太郎さんの出番。めずらしくいっぱい台詞があった浅太郎さん、張り切ってました(笑)なんか可愛いよねー浅太郎さんって。でも玉砕。
次は良二さん。新吾さんに「やっぱりお前の出番だな」と言われたのですが(笑)でもやっぱり玉砕。

そこへ、芸者に化けた新吉がやってきます。そめかという名前の色っぽい芸者さん。
そめかちゃん、きゃわゆい…。キューン。
甘えた猫なで声で、親分さんに「私のこと、忘れたの？思い出して、あの熱い夜を」とか言いながら親分さんの手を胸元に引き寄せたりしてたの（*＾▽＾*）キャー
それで茶屋の娘を逃がしてあげるんですね。
このへんのやり取りは、4年前に見たときより確実にパワーアップしてる。さすが、大ちゃんが大人になったからだね！男を落とす手練手管がお見事すぎる！
若い衆たちが、茶屋にいたガキと似てる…とジロジロ見ていたら、「このひとたち、私を目で犯そうとしてる！やだ、怖い！」と怯えたりするのっ。ナニその台詞…(爆)
カワユスギっ
もぉメロメロ！
こんなベタベタに甘えること、ないもんなぁ。普段の大ちゃんの女形は。

で、新吾さんが確かめるんだよね。本当に女かどうか。
「大丈夫、ちゃんと爪は切ってあるから」って(笑)どーゆーことですか？(笑)
ここは前はもちょっと台詞があったんだが…短くなっちゃった。残念。

男とばれた後は、大ちゃんは着物の裾をまくり、赤い襦袢をさらして決め台詞。
弁天小僧菊之助みたいでカッコイイ！
女形の格好のまま、大股で激しく切り合う殺陣がカッコよくって色っぽくてよかったなぁ～。

最後に出てきた菊太郎座長がね。
「俺は清水の次郎長だ」と言う大事なせりふで噛んじゃってね(笑)(笑)
どーしちゃったんですか！？
その後の台詞もなんだか口が廻ってなかったの。
新吾さんに思いっきりツッこまれてましたよ～「遊びすぎてナマってるんじゃないですか」って。
南條劇団の沖縄公演に行った後、どうもマカオあたりに遊びに行っていたようで。しかも初日にパスポートを無くして往生したらしいです(笑)全部、ひろしさんにバラされてました(笑)

はー面白かった！
やっぱり、橘にとって久しぶりの芝居だったから、演じているみんなも楽しかったみたい。


第3部以降は続きで！