お稽古日記 10月18日

今月からお稽古場が変わりました。浅草橋です。いかにも下町という感じの街並みで、なんだか面白そうです。近くに隅田川もあるし。
と言っても夜に行ったんじゃ暗くて良く分からないんですけどね。散歩も出来ないし。

前回風邪でお休みしてしまったので、またまた間が空いてしまいました。
そのせいか？お稽古の翌日に久々に腿が筋肉痛っ…！
がーん。

始める前に師匠に「まだ『島の千歳』やる？」と聞かれてしまいました。
うーん。だってまだ全然踊れてる気がしないんだもの。
そんな話をしましたら、「一人で踊れるようになる必要なんて無いから。どんな踊りかわかって、雰囲気を掴んで踊れるようになれれば充分」とのこと。
確かに仰るとおりだし、自分の踊りに満足するのを待ってたら何年もかかりそうなんだけど、やっぱ悔しいんだもの。もっと体がちゃんと動いたらなぁって。
でも、他のいろんな曲をやってみた後にふと「島の千歳」に戻ると踊りやすくなってるってこともあるかも。

ただ、この日はすでに「島の千歳」の心積もりでいたので、今日で最後、名残を惜しむことにしました。

前半は、姿勢や肩にだいぶ注意しながら落ち着いて踊れるようになった気がします。
早間のところは相変らず付いていけないんですけど(＾＾;

よく「肩の力を抜いて」って注意されるんですが、普通に力を抜いてるだけの状態だとまだダメみたいなんですよね。
言い換えるなら、「肩を落とす」かな。最近悟りました。女性を踊るならなで肩に見えるよう敢えて肩を落とした方が、立ち姿が美しく見えます。
よし、これからは姿勢と一緒に肩も注意しよう。

ところで、この日は他のお弟子さんの後ろで踊らせてもらっている間に地震がありまして。
震度3だったのかな？東京は。
揺れに全く構わず平然と踊り続ける師匠がとても素敵でした♪
私も、地震は別に怖くないし、たいした揺れでもないので、心の中で師匠に強く賛同しながら一緒に続けさせていただきました！
他のお弟子さんがざわざわしちゃったので止まってしまったのが残念。
話に聞いたことのある、演能中に地震があっても平気で舞台を続けた能楽師さんたちの姿勢が大好きです。常に冷静沈着であれ！