JAL123便

昔から、夏の夜は好きではありません。
何となく不安で頼りなく、自分の存在が不確かで落ち着かない気分になるからです。
多分、小さいころの記憶のせいだろうな。

今日8月12日で、日航ジャンボ機墜落事故から20年が経ちました。
当時、私は小学2年生。
夏休みだったので、毎日朝から晩まで流れていたであろうニュースをずっと見ていたと思います。乗客乗員の殆どが死亡した中、わずか4名の生存者が現場から救出される映像が、私の記憶に鮮明に残っています。
この事故の悲惨さは小さい私の心に大きな衝撃を与えたようで、不安な気持ちからか夜に寝室で母にしがみつきながら「早く夏休みが終わって欲しい」と泣いていたのを今でも覚えています。
なぜ夏休みが終わって欲しかったのかは分からないけど…。学校が始まれば気が紛れると自分なりに思ったのかな。

墜落に至るまでの詳細は、当時の私は全く理解していなかったけれど、最近になって墜落直前の会話を録音したボイスレコーダーの記録から作成されたFlashを見て、愕然としました。
今日もたくさんの人が見に来ているようです。
こんな日に限ってまたトラブルを起こしているJALに事の重大さを知らしめるためにも、この事故の記憶を風化させないよう、たくさんの人に見てもらいたいです。
こちら
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小さいころの夏の夜の嫌な思い出が、実はもう一つ。
それは、初めて「はだしのゲン」をアニメで見て、原爆の事を知った時。
あれは怖かった。ホントに。
その日の夜に寝ようとしても、空から爆弾が落ちてくるんじゃないかと気が気ではなくて眠れなかったなぁ。
この記憶も、私を夏の夜嫌いにさせている原因の一つではないだろうか。