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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
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三番叟
2009年01月09日(金) 01:08:39
何となく、知的好奇心をくすぐられたので、つれづれに。

お正月に良く演じられる三番叟。
元の起こりは能楽の「翁」で、さらにその起源をたどると、能が成立する以前の猿楽・散楽に原型があります(たぶん)
昔、調子に乗って調べて書いたモノがあったので読み返してみました。当時は狂言に一番興味があったので、ずいぶんと偏った書き方です。自分で書いたと思うからか、なんか鼻に付く文章だし(汗)、微妙に間違いもあるし。まあ、興味ありましたら読んで笑ってやってください。


能楽では「翁」「三番叟」と言えば1つしかなく、小書と呼ばれる特別演出があっても、大きく内容が変化することはないようです。
(詞章がちょっと違う程度とか)

歌舞伎や舞踊では様々なバリエーションがあって、一番オーソドックスなものが「寿式三番叟」で能楽の形式に近いです。
その他、「二人三番叟」や「舌出し三番叟」「雛鶴三番叟」など、アレンジされたものがいろいろと新しく作られました。
「操り三番叟」は、三番叟が人形振りで踊り、操る後見がいて、コミカルな演出もある楽しい舞踊。(観たことないんだよねー)
「廓三番叟」は、千歳、翁、三番叟の代わりに新造、花魁、太鼓持ちが出てくるもの。
「四季三番叟」は、式と四季を掛けて、草花を詞章に織り込んだもの。シャレです。
式三番叟以降は、お遊びでいろいろパロディが作られたということですね。

大衆演劇の三番叟は、もっといろいろですね。ってゆーかメチャクチャですね(^^;でもそれでイイと思います。
橘劇団の寿式三番叟は、まだ原型が残っているほうだと思います。
(他の劇団のは知らないので…比較ができない…)
めぐちゃんが千歳、菊太郎座長や大ちゃんたちは三番叟、みきちゃんが面箱持ち。翁はいない。
本来の流れだと、千歳の舞踊→翁の舞踊→三番叟の舞踊(揉の段)→三番叟が黒式尉の面をつけて鈴を持つ→三番叟の舞踊(鈴の段)
めぐちゃんと菊太郎座長のやりとりは、ここでは本来なら三番叟は黒式尉の面を付けてるはずなので、千歳に「色の黒き尉どの」と呼ばれます。面付けてないから変に聞こえるけれど。
ところでお互い何て言ってるんですかね?「御舞い候え」(舞ってください)「御直り候え」(元の座敷に戻ってください)というやり取りの意味が分かんないの…。
んで、鈴を渡された後は鈴の段だから、大ちゃんたちの5人三番叟は最初から鈴をもって踊るかと思いきや、揉の段と鈴の段をごちゃまぜにしてるよね。もう細かいことは気にしない。


全然批判的な意味じゃなく思うんだけど、大衆演劇の三番叟って、あんなに中身メチャクチャで、振りも曲も独自なものになっているのに、ちゃんと「三番叟」のタイトルでそれらしい衣装と小道具を使ってお正月にきちんと演じるのって、不思議な律儀さだなと思う。日本人の特性なのかなぁ。クリスチャンでもないのにクリスマスのイベントを大事にするみたいな、行事好きというか何というか。

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コメント
遅くなりましたが、おめでとうございます。本年もどうぞよろしく。
さて三番叟ですが、文楽の新春公演でも踊っています。解説してくださった中のどれなのかよく分かりませんが、人形は一人(って言うのかな?)で滑稽な振りで、愛嬌があります。お猿っぽい感じがするんですが、当たってるのかな?
それにしても、なぜお正月にするんですか?
田楽や猿楽って、日本の伝統芸能の源泉なんですね。そこからの系譜と言うか、変遷をずうっと辿ると言う公演をしてくれないかなぁ~。
田楽猿楽、能楽、狂言、文楽、日本舞踊、歌舞伎、そしてもちろん大衆演劇!
と一同に揃ったら、頭が沸騰してしまうかもですね(笑)
moto 2009年01月09日(金)19:50:33 編集
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしく!

てわけで、私も丁度三番叟について考えていて、気になって仕方ないので歌舞伎の三番叟を見てきました。
この1月は狂言、大衆演劇、歌舞伎の三番叟を見たわけですが、意外に狂言と大衆演劇が近かったなぁ。不思議。

結局三番三ってなんなんでしょう?と波華さんのページを見て回ってるわけですが、結局なんなんだ!
と混乱しているところで疲れたのでまた今度。

でも、面白いですよね。
同じ演目が全然違う形で上演されていて。
でも、思う心は同じなのでしょうか・・・
くねこ 2009年01月11日(日)23:47:30 編集
>motoさん
今年もどうぞよろしくお願いします♪
おー文楽でも三番叟をやっているんですね。さすが!文楽はたぶん歌舞伎や日本舞踊の三番叟と時代的に同じなので、そこに分類されるのかと…。いろんなバリエーションの三番叟があるので、モノによって全然印象が違うでしょうね。お猿さんぽい三番叟ですかぁ。私も勉強不足で知らないのですが、そんな楽しげなものもあるんですね。
お正月にやるのは、単純に言祝ぎの意味合いなのかなーと思ってます。その他に記念公演やこけら落としなどで三番叟をやるのもよく聞きます。

>田楽や猿楽って、日本の伝統芸能の源泉なんですね。そこからの系譜と言うか、変遷をずうっと辿ると言う公演をしてくれないかなぁ~。

わぁ~それ楽しそう!私もそういうのぜひ観てみたいです。
どのように移り変わって伝わっていったのか、興味ありますよねー。

>くねこさん
明けましておめでとうございます!
先日はどうも~。
歌舞伎の三番叟、観て来たんですね。歌舞伎座かな?
狂言と大衆演劇の三番叟が近かったですか?おーそれは不思議。
三番叟って、結局のところ儀式みたいなもんで、型は伝わっていても意味がよく分かんない部分も多いもんなんじゃないかと…
そう勝手に思ってるんですけどねー。どうなんでしょう。
同じ演目が、長い年月を形を変えながらもちゃんと伝わっていることがスゴイと思います。面白いですね~
波華@管理人 2009年01月13日(火)17:42:46 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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