KBS京都 茂山狂言・笑の収穫祭

11/23 昼の部
祇園甲部歌舞練場

京都まで来ちゃったよいやっほう。

朝イチ飛行機に乗って来たよ。
ナカタニでモーニング食べたよ。
八坂神社から円山公園を抜けて知恩院に行ったよ。
以前の唐相撲ツアーファイナル翌日にも知恩院に行ったから、今回も来たかったんだ。9年ぶり。いろいろと、懐かしい。
知恩院の講堂で説法を聴いて、三門の楼上内部が特別公開中だったので登って観てきたよ。

「三番三」
三番三：茂山逸平
面箱持：島田洋海

力強くてエネルギーを感じる三番三だったなぁと思う。
今まで何度も見ているけれど、三番三ってこの瞬間だけは演者が「神様」になるんだよねぇ。千歳も翁もだけど。そう思うとすごい演目だなぁと改めて思った。


狂言「昆布売」
昆布売：茂山宗彦
大名：茂山千三郎

弱いものが強いものをなぶってすっきりするーという話。久し振りに観たなぁ。似たような話は他にもあるけれど、昆布のせいかなんだかお目出度いような景気が良いような。いい気分になれた。
昆布の売り声を「謡節」や「平家節」や「踊り節」（ちゃんと覚えてないから間違っているかも…）でやれと言われて大名がやる。最初は嫌々なのに、だんだん楽しくなってきちゃってノリノリで売りはじめる。こういうところが面白くて微笑ましくて癒される。


狂言「唐相撲」
帝王：茂山千五郎
通辞：茂山七五三
髭掻：茂山あきら

お待ちかねの唐相撲。千五郎家のみの唐相撲は、2002年12月の春秋座以来だよね？たぶん。

唐人たちは両花道から登場、そして帝王は舞台中央セリから登場。うわー圧巻。
嬉しさ懐かしさでじんわりうるるとしてしまった。
大きな舞台の端から端まで、50人ほどが並ぶと、やっぱり豪華だなぁ。子役の莢ちゃん、竜虎くんたちも出演。お弟子さん、社中さんも総出演。
帝王は、滅茶苦茶な中国語の合間に「KBS60周年おめでとー！」って言ってた。どさくさに紛れてなんという(笑)おちゃめさん～。
日本人と唐人の取り組みは、昔から定番の型も、新しい型もあって、楽しかった。
最初の取り組みがいきなりあーちゃん（あきらさん）だった。怖がりスペシャルは童司くんだった。莢ちゃん竜虎くんが正邦さんによじ登って人間メリーゴーランドみたいにぐるぐる廻ってた。もっぴと茂ちゃんも、竜虎みたいに正邦さんにしがみついていて、さすがにこれは正邦さんも重そうだった(笑)。柱が無かったので茂ちゃんの柱登りは無くて残念。いっぺいさんはやっぱりムカデの先頭。ピラミッドも、松葉返しも、人間キャタピラーもあった。
50人の唐音大合唱は迫力。

最後に附祝言が無かったのが残念ーかなり残念ー
猿唄を全部聴きたかったなぁ…。
夜の部はどうだったんだろう。もっと盛り上がっていたのかなぁ。

でも満足いたしました。幸せ。やっぱり千五郎家は好きだぁー。

祇園饅頭でお菓子を買って大阪へ戻るぞー

ちなみにテレビでも放送するそうですよー。うちじゃ観られない…。友人にお願いしなきゃぁ。
「唐相撲」1月1日（日）12：00～　(再放送)1月4日（水）19：00～
　　　　　KBS京都、テレビ神奈川、鹿児島読売テレビ、サンテレビジョン
「昆布売」1月2日（月）21：50～ 　(再放送)1月6日（金）9：00～
　　　　　KBS京都、青森テレビ、サンテレビジョン