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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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茂山千作 文化勲章受賞記念狂言会
2008年10月05日(日) 01:12:33
9/29(月) サントリーホール

三番三 揉の段
出演:逸平
囃子方:松田弘之、亀井広忠、大倉源次郎、(その他不明…)

福の神
出演:千作、千五郎、正邦

素袍落
出演:千之丞、茂、あきら

髭櫓 カケリ入
出演:七五三、宗彦、童司、島田、井口、丸石、千三郎


サントリーホールで狂言。めずらしや。
しかも、パソナ協賛か何かで、招待客の多いこと。普段狂言に馴染みがなさそうどころか初狂言の人ばかりだったに違いない。
私も招待されたかったー!

記念の会だけあって、演目が豪華。
金曜に見逃してしまった千作じいちゃんの「福の神」をまた観られて、よかった。

拍手[1回]


「三番三 揉の段」
囃子方に広忠さん、源次郎さん、松田さん。
わ~嬉しい組み合わせ~最高~!
逸平さんは白の素襖。南座の五人三番三のときに正邦さんが着用してたものだと思う。
大らかで清々しくて迫力があって、いい三番三でした。やっぱり逸平さんはいいなぁ。広忠さんとも、何度も共演しているだけあって息がぴったり合っている気がする。
足拍子がよく響きます。さすがサントリーホール。鳴りすぎの気もするけどね。
時間的な問題か、揉の段だけだったのが残念。鈴の段も見たかった~


「福の神」
千作さん、ちっちゃい!
前より小さくなった?それともサントリーホールと比べて小さく見えるだけ?
なんだか真っ赤な顔に見えて、なんとも可愛らしい!
いやもう、言葉で「可愛い」とどれだけ書いても足りないくらい、全力で可愛いのだ。嘘じゃないんだって~。
直面で福の神をやりたがり、それが許されるのも千作さんだけじゃないだろうか。
「楽しうなるには元手が要るやい」という福の神。お神酒を要求するくらいだからちゃっかりした福の神かと思いきや、続きがこんなにいい話だったとは、すっかり忘れてました。
「元手が欲しいからこうやってお参りしているのだ」という参詣人に「元手というは金銀品物だけのことではない、人の心のありようだ。謡い舞えば、人は楽しくなれる」と言って、一緒に舞うんですね。
なんていいお話。感動です。


「素襖落」
千之丞さんのお酒に酔った姿も可愛らしいけれど、酔って口が悪くなっている様子もとても面白い。
主人に対しても、主人の叔父さんに対しても、なんて横柄な口の利き方(笑)
叔父さんは寛容な人ですね。太郎冠者が酔って、叔父さんに伊勢おしろいを買ってくると言ってしまっても、笑って聞いてくれるくらいだもの。
主人もなんだかんだ言って、太郎冠者を叱ったりしないですしね。
おおらかな世界だな。


「髭櫓」
もっぴが女房役。相変わらず硬すぎるほど張り切ってたけど、一箇所台詞のタイミング間違えた…。心臓に悪いから勘弁してください~
何度観てもばかばかしい狂言。髭を守る櫓、大きな毛抜き。お囃子も入って、地謡が「大きな毛抜きで~」と謡うのも楽しい。
最後は和泉流と違うのね。どうも和泉流のクサメ留めの印象が強かったみたいで、髭を抜かれた七五三さんがそのまま切戸に入ってしまってちょっとつまんなかったなーと。


休憩前に、仕事で東京に来ていた桂三枝さんが花束を持って挨拶にいらっしゃいました。
客席にも有名人を発見しましたし。
盛大な会でした!
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