千五郎狂言会

竜正くん虎真くんの東京進出初舞台？だよね？
人間国宝茂山千作親子四代の貴重な舞台でした。

脇正面の後ろのほうで。

狂言　「業平餅」
双子ちゃんの舞台を初めて観ることができ、観劇です。業平役の千五郎さんについて摺り足で歩み、後見の茂さんに座る位置を直され、重たい刀を持て余しながらも長時間持って、大きな声で台詞も言って、頑張って立派に務めてましたねー。
二人同時に台詞を言うところ、片方がちょっと忘れかけていたのか、もう片方が相手をつついて促してたように見えたなぁ。竜正くん虎真くんの区別がつかないからどっちがどっちか分からなかったけど。
女は逸平さん。あー久々に逸平さんの狂言を見れたー。面をつけていたので顔は見えてなかったけど、あの声を聞けてなんだか安心できました。


狂言　「察化」
七五三さん最高ー！かわいいー！
後半の口真似のやり取り部分、いぶかしげに主人を見るところ、何度も何度も主人を振り返る太郎冠者。2度見どころじゃないよ！3度見くらい。ずるいわー面白いわー。かつて見た逸平さんの「口真似」とそっくり。
七五三さんはやっぱりいいですね。素敵です！


狂言　「金藤左衛門」
千五郎さんの胡散臭い盗賊姿。でも気弱で、茂ちゃん演じる女を脅して持ち物を盗んだのに、形勢逆転であっさり奪い返されてしまう。
最後の留めが哀愁漂う終わり方で、情けなくて笑えちゃう。笑っておさめようと思ったのに笑い声は虚しく響いて段々泣き声みたいになっちゃって…。うーん。愛しい存在だ。