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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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「お豆腐の和らい」東京公演
2005年10月14日(金) 20:06:12
会社をお休みして、着物でお出かけ~!
もう10月だけど、気にせず単を着ていきました。
一日着物にお太鼓は疲れるので、ヤフオクで買った半幅帯でやの字結び。この結び方は初めてです。少しは楽に過ごせたと思います。結び目で裏も表もちょっとずつ見えるので、リバーシブルが生きて良い感じ。
だけど、帯締めが必ず必要なのはちょっと面倒なような。逆に帯留めとかを付けて遊べればよいのだけど。
ところでやの字結びって、かなり庶民的な結び方なんでしょうか。昭和初期の時代ドラマで、家事をする女性がこの結び方だったので。

まぁ、そんな話はさておき。
2005 お豆腐の和らい ~謡・舞・遊~
<昼の部>
第一部 神、そして異界のもの
狂言「福の神」
小舞「鮒」 「貝尽くし」 「祐善」 「蛸」
連吟「八尾」
第二部 恋を謡う
小舞「柳の下」 「暁の明星」 「七つになる子」 「府中」 「吉の葉」
狂言「御茶ノ水

<夜の部>
第一部 収穫をめぐって
狂言「御田」
小舞「小原木」 「栗焼」
相舞「狐塚」小唄
独吟「合柿」
第二部 謡で遊ぶ
小舞「鶉舞」
小舞「うさぎ」 「盃」 「放下僧」 「京童」
狂言「文荷」

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まず昼の部では、もっぴにもぎってもらい、写真もとってもらいました。
グッズ売り場の隣では、いっぺさんと七五三さんがサインをしてました。
サインをしてもらうものを持ってこなかった…。

狂言「福の神」は初めて見ました。千五郎さんが面を付けて福の神をやっていたのですが、見ているうちに面そのものが千五郎さんの顔に見える瞬間があってびびりました。頭おかしくなった?いやいや、それだけゴロさんが御目出度く福福しく見えたということで。「福の神」と言っちゃうと、どこの神さんか分からない、つまりどこにでもいる一番身近な神様ということで狂言らしく感じます(byばぶさん)。「楽しくなるには元手がいるヤイ」と言っちゃうあたり、ちょっと俗っぽくって可愛いなぁと思いました。
小舞では、鮒の精やら笠張り職人の幽霊、蛸の幽霊など様々な題材がありました。歌詞がきちんと聞き取れるともっと面白かったんでしょうけどね。ざんねん。「蛸」の最後、「なまだこ、なまだこ」(=なむあみだぶつ)って言う言葉遊びはいいですね。「魚説教」にも出てきますよね。

第2部小舞は、今まで何度か見たことがあるものが多かったような気がします。BASARASARAのCDにも入ってたかも。けっこうエッチな内容のものもあるそうです。謡をぼーっと聞いている分には分からないけれど、文字で見るときっと隠語がたくさんあるんだろうな。「柳の下」は衆道(男色)の謡、「府中」は『しめて』だの『しよの、しよの』だのと言っている。「七つになる子」にしたって、殿が欲しいと言うなんておませにも程があろう。
狂言「お茶の水」は、「清水」と「水掛婿」が混ざって真ん中に謡が入ったような感じ。最後の「のぅ~いとしい人、こちへござれ、こちへござれ」が大好きです。


それから、夜の部。
狂言「御田」は初めて観ました。笛の杉信太朗さんが予想以上に若く見目良かった。女がいっぱい出てきて田植えをするんですが、謡がかなり長くてちょっと辛かった。盛り上がりすぎて音が高くなって辛いんじゃないかとも思いました。途中で神主と田植え女がやり取りする場面は面白かったです。懸想文を貰ったけど見目悪いから嫌だな、とか(笑)
ばぶさんが着ていた縫箔が黄色地に桃栗柿と枇杷?の絵が描かれていて新しい感じでした。
七五三さんの独吟「合柿」ですが、合柿とは渋柿のこと。渋柿を食べると口笛が吹けなくなるもんなんでしょうか?一生懸命口笛を吹こうとしても息の音しか出ない様子が間抜けで笑えました。
千作さんの小舞「鶉舞」は、千鳥足で鶉を捕らえる仕草を表すそうですが、演技で千鳥足なんだろうけど実は千作さんのお足がふらついてるんじゃないかとハラハラしました。でも歩き回るお茶目な姿、笑ったときの福福しい感じは最高です。
小舞「うさぎ」はなんだかウケてましたね~。えっこれだけなの?という短さが面白かったみたいです。私は地謡が「うさぎじゃ~」としか謡わないのにウケてしまいました(笑)
「京童」は千五郎家にしか伝わっていない謡だそうです。京都っぽい子供の遊びが描かれていて、趣があっていいですねぇ。正月に羽根突き、蹴鞠。五月に竹馬。七月に木曽踊り。「チョウチチョウチアーバーバー」が好きですねぇ。
最後に狂言「文荷」。これいつも思うんですが、話の展開を知っていると面白さ7割減ですよ。初めて見ただろう人たちがすごく笑っているのをきいて何だか悔しい。どんなお芝居でも同じだろうけど、話の展開やオチ自体が面白いものは初見が一番。役者の演技が面白いものは何度見ても面白い。「附子」とか「佐渡狐」とか「濯ぎ川」とかね。
しかし、千之丞さんとあきらさんって音域が似て高いから、お互い合わせて謡うのはやりやすいんじゃないかなと思いました。唐相撲ファイナル打ち上げでの千之丞さんの唐音の謡い出しを「高い、高い!」とあきらさんに指摘されていたのを思い出しますよ。

着物について。
逸平さんの緑の着物に袴姿、千之丞さんの青灰色の着物に袴姿がとっても素敵でカッコよくて惚れました♪
それから、あきらさんの着物の紋が丸に「あ」と書いてあったのが可愛かったなぁ。

以上、駆け足ですがこれにて。
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コメント
はじめまして波華さま。
お邪魔いたします。
狂言を見始めて間もない、かおると申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
私も、昼・夜とお豆腐の和らいを拝見していました。
お太鼓の方が多い中で、ひと際目を引く装いでしたので勝手に注目していました。
気軽に着物を生活に取り入れていらっしゃるご様子で憧れます。
(もちろん)初参加の「和らい」でしたが、初心者ゆえか謡を聞き取る集中力がもたず、内容がきちんと分からなかったものもあり残念でした。
「うさぎ」はあまりのコンパクトさに、ウケてしまった一人です。
今一番のお気に入りの小舞になっています。
かおる 2005年10月16日(日)01:51:45 編集
>かおるさま
初めまして!書き込みありがとうございます。
かおるさんも昼夜ご覧になったのですね。
私の着物姿、覚えていてくださったんですね。そう言っていただけると嬉しいです!

「うさぎ」は私も大好きな小舞の一つです~。なんだか可愛らしいですよね。他の小舞と雰囲気がだいぶ違うような気もします。あの小舞は私もやってみたいなぁ、と思っています。

知っている謡ならいいのですが、やっぱり知らない謡だと聞き取るのが難しいですよね。わたしも途中で疲れてぼーっとしてしまうときがあります。
我侭なお願いだけど、謡全文をパンフに載せて欲しかったな。大変だとは思うけど。

かおるさん、またぜひ遊びにいらしてください。狂言を観た感想などを語り合いましょう!
波華@管理人 2005年10月16日(日)22:26:32 編集
波華さんこんにちは♪
先日はお会いできて嬉しかったです。
あわただしくご挨拶のみでごめんなさい。
とーっても楽しい会だったので
もう少し語りたかったのですが。
次回、何処かでお会いする機会があれば是非ゆっくりと。
昼の部の小舞どれもよかったですが、個人的には正邦さんの「祐善」!
貫禄でてきましたねー、正邦さん。
またお邪魔しますね。
hiro 2005年10月17日(月)08:06:02 編集
>hiroさん
先日はどうもありがとうございました!こちらこそお会いできてよかったです。また次の機会にゆっくりお話しましょうね。
正邦さんいいですねー。息子二人もどんどん大きくなって、立派なお父さんになっていくと同時に貫禄が出てくる感じですねー。
私は今回改めて逸平さんの良い男っぷりを実感した気がします。舞台上の存在感が大きい、大きい。

またぜひ遊びにいらしてください!
波華@管理人 2005年10月18日(火)00:46:42 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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