――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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花組芝居「百鬼夜行抄2」
2006年09月15日(金) 17:15:12
9月8日(金) 銀座博品館
やっぱり花組芝居は面白いです!これは確実に外れ無しでしょう。
歌舞伎テイストが濃かった隅田川のほうが個人的には好みかなーと思うのですが、この「百鬼夜行抄2」も、もう一回観たいな~と思わせられる素敵な舞台でした。
不思議な魔力があるぞ!花組芝居!
ロビーでは、思わず「百鬼夜行抄」文庫1巻を購入。うふふ~
それから、HPでも紹介されていた「ザ・隅田川」ダイジェストDVDも買っちゃった。えへへ~。2時間の芝居を15分に収めたダイジェストなのです。1000円です。まだ観てないけど。楽しみ~!
ロビーに置かれていた楽や見舞いに、松緑さんからのものと三津五郎さんからのものがありました。なぜだろうね?繋がりが不明です。三津五郎さんはわかぎさん繋がり?
パンフレットも購入。配役を見て、一人で大盛り上がり。
美斉津くん、律だって!
堀越くん、司だって!
小林大介くんも、蝸牛の友達の妖魔の役です!
去年暮れのいっぺさんの「海神別荘」に研修生として出演しているのを観て楽しかったから、彼らにとても親近感を持っているのです。前回の「ザ・隅田川」で正式座員としての初舞台を踏んだばかりなのに、もう主役としてこれだけ堂々と演技できているなんて、すごい!
やっぱり花組芝居は面白いです!これは確実に外れ無しでしょう。
歌舞伎テイストが濃かった隅田川のほうが個人的には好みかなーと思うのですが、この「百鬼夜行抄2」も、もう一回観たいな~と思わせられる素敵な舞台でした。
不思議な魔力があるぞ!花組芝居!
ロビーでは、思わず「百鬼夜行抄」文庫1巻を購入。うふふ~
それから、HPでも紹介されていた「ザ・隅田川」ダイジェストDVDも買っちゃった。えへへ~。2時間の芝居を15分に収めたダイジェストなのです。1000円です。まだ観てないけど。楽しみ~!
ロビーに置かれていた楽や見舞いに、松緑さんからのものと三津五郎さんからのものがありました。なぜだろうね?繋がりが不明です。三津五郎さんはわかぎさん繋がり?
パンフレットも購入。配役を見て、一人で大盛り上がり。
美斉津くん、律だって!
堀越くん、司だって!
小林大介くんも、蝸牛の友達の妖魔の役です!
去年暮れのいっぺさんの「海神別荘」に研修生として出演しているのを観て楽しかったから、彼らにとても親近感を持っているのです。前回の「ザ・隅田川」で正式座員としての初舞台を踏んだばかりなのに、もう主役としてこれだけ堂々と演技できているなんて、すごい!
ストーリーは、連載漫画の中のいくつかの話を織り交ぜてあります。私は漫画は最初のほうしか読んでいないので、1だけ元ネタが分かるものがありました。
開おじさんのことも、漫画読んでないから知らなかったです~。
開演前から緞帳前に据えられた巫女、私はずっと人形だと思っていました。
幕が開いて動き出したんでビックリ。
セットは、眉かくしの霊でも使っていた、障子枠みたいな直角の衝立4つ。さらに開く仕組みになってました。それらで各場面の部屋や廊下を表現していました。見事。
それぞれの人物像。
美斉津くん演じた律は、人間くさくて、弱いところもあるけど、自分に正直で真っ直ぐで潔いのが好印象。漫画に比べると、より感情を表に出すタイプに見えたのだけど、律の人物像としてとてもよかったと思います。体の動きも良くてびっくり。
白い着物にドッキリ(笑)
堀越涼くん演じた司ちゃんは、女形が得意そうな堀越くんなだけあって可愛らしかったです。お酒に酔ってハイテンションな司ちゃんしか実は印象に残ってないんだけどね(^^;
それにしても、なんで司ちゃんは一昔前の時代遅れの洋服なのだろう?
円照寺のお坊さんは、ゴクネコで殿様をやっていた原川さんだね。声が随分違ったのですぐには分からなかったけれど、あの不可思議なノリは忘れませんよ。もの凄く面白い人。芝居の流れをぶった切ってでも延々とネタをやりつづけ、周りの役者にまで微妙に引かれても止めない。ある意味感心だわ。いやぁ、笑うわこれは。律と司も素で笑ってたぞ。
衝撃波がうぃんうぃん。それからジェットコースターの例えも。エロ坊主め!律のおばあちゃんと良い仲なのって漫画からの設定?
水下さん演じた青嵐は、序盤早々に霊力を奪われて役立たずになってしまうんだけど、力と共に頭も弱くなってるところが可愛いくて面白くて気に入ったな~。なんか飛行機の真似をしたり。ピザ喰ってたり。円照寺の坊さんと一緒になって客席に向かって、「妖怪、人間、妖怪、妖怪、人間」って言ってはごめんなさいと謝ってるし。面白いぞー!
各務さん演じた開おじさんは、自分には知識も力もあるということで自信をもっているけれど、自分以外の人が自分の思うとおりには上手く動かないことに惑わされて、少しずつ調子を狂わせられる過程がよく分かってよかったです。酔っ払った司ちゃんや尾白・尾黒に一番手を焼かされていたように思いますが(笑)完璧主義の脆さとでも言えるでしょうか。
開おじさんと山の神とのシーンにもドキドキ。マジちゅーしてたよね!
それは置いといて、二人が惹かれあい愛しあっている様子がとても素敵で、羨ましくまた微笑ましく見ていました。良いシーンだったなぁ~
実はこれ男同士なんだよね…ますますドキドキ。
さすが加納さんの女形演技は良いね。着物を着たときの所作がしっかりしていて、しっとりたおやかに男に添う姿が良いなと思います。笑い所もちゃんと押させてるし。侍女に蹴りを入れたりとかね。
意外と、尾白・尾黒の印象が薄かったような気が。青嵐のほうが面白かったからな~
尾白・尾黒が一番面白かったのは、山伏の衣装の丸いボンボンを投げつけて攻撃していたところかな(笑)柔らかすぎて、全く攻撃の足しになってないですから!
石田三郎さんは素朴で良かったのですが、意外と華奢な印象だったのがちょっと不思議。もう少しがっしりして大らかな感じがあっても良かったかもしれない。
ちなみに、この日は原作の今市子さんも観に来られていたそうです。
私は顔を知らないので、見つけられず…残念。
今市子さん、氷見市出身だそうです!親近感~♪
観終わった後も、じわじわと面白さが増して来ます。思い出せば思い出すほど、嬉しくなり、好きになっていきます。いい劇団だぁ~花組芝居!!
次回公演は来年一月、劇団創立20周年とかで「かぶき座の怪人」を再演するそうです。
これまた楽しみ!!
絶対観に行くぞー!
開おじさんのことも、漫画読んでないから知らなかったです~。
開演前から緞帳前に据えられた巫女、私はずっと人形だと思っていました。
幕が開いて動き出したんでビックリ。
セットは、眉かくしの霊でも使っていた、障子枠みたいな直角の衝立4つ。さらに開く仕組みになってました。それらで各場面の部屋や廊下を表現していました。見事。
それぞれの人物像。
美斉津くん演じた律は、人間くさくて、弱いところもあるけど、自分に正直で真っ直ぐで潔いのが好印象。漫画に比べると、より感情を表に出すタイプに見えたのだけど、律の人物像としてとてもよかったと思います。体の動きも良くてびっくり。
白い着物にドッキリ(笑)
堀越涼くん演じた司ちゃんは、女形が得意そうな堀越くんなだけあって可愛らしかったです。お酒に酔ってハイテンションな司ちゃんしか実は印象に残ってないんだけどね(^^;
それにしても、なんで司ちゃんは一昔前の時代遅れの洋服なのだろう?
円照寺のお坊さんは、ゴクネコで殿様をやっていた原川さんだね。声が随分違ったのですぐには分からなかったけれど、あの不可思議なノリは忘れませんよ。もの凄く面白い人。芝居の流れをぶった切ってでも延々とネタをやりつづけ、周りの役者にまで微妙に引かれても止めない。ある意味感心だわ。いやぁ、笑うわこれは。律と司も素で笑ってたぞ。
衝撃波がうぃんうぃん。それからジェットコースターの例えも。エロ坊主め!律のおばあちゃんと良い仲なのって漫画からの設定?
水下さん演じた青嵐は、序盤早々に霊力を奪われて役立たずになってしまうんだけど、力と共に頭も弱くなってるところが可愛いくて面白くて気に入ったな~。なんか飛行機の真似をしたり。ピザ喰ってたり。円照寺の坊さんと一緒になって客席に向かって、「妖怪、人間、妖怪、妖怪、人間」って言ってはごめんなさいと謝ってるし。面白いぞー!
各務さん演じた開おじさんは、自分には知識も力もあるということで自信をもっているけれど、自分以外の人が自分の思うとおりには上手く動かないことに惑わされて、少しずつ調子を狂わせられる過程がよく分かってよかったです。酔っ払った司ちゃんや尾白・尾黒に一番手を焼かされていたように思いますが(笑)完璧主義の脆さとでも言えるでしょうか。
開おじさんと山の神とのシーンにもドキドキ。マジちゅーしてたよね!
それは置いといて、二人が惹かれあい愛しあっている様子がとても素敵で、羨ましくまた微笑ましく見ていました。良いシーンだったなぁ~
実はこれ男同士なんだよね…ますますドキドキ。
さすが加納さんの女形演技は良いね。着物を着たときの所作がしっかりしていて、しっとりたおやかに男に添う姿が良いなと思います。笑い所もちゃんと押させてるし。侍女に蹴りを入れたりとかね。
意外と、尾白・尾黒の印象が薄かったような気が。青嵐のほうが面白かったからな~
尾白・尾黒が一番面白かったのは、山伏の衣装の丸いボンボンを投げつけて攻撃していたところかな(笑)柔らかすぎて、全く攻撃の足しになってないですから!
石田三郎さんは素朴で良かったのですが、意外と華奢な印象だったのがちょっと不思議。もう少しがっしりして大らかな感じがあっても良かったかもしれない。
ちなみに、この日は原作の今市子さんも観に来られていたそうです。
私は顔を知らないので、見つけられず…残念。
今市子さん、氷見市出身だそうです!親近感~♪
観終わった後も、じわじわと面白さが増して来ます。思い出せば思い出すほど、嬉しくなり、好きになっていきます。いい劇団だぁ~花組芝居!!
次回公演は来年一月、劇団創立20周年とかで「かぶき座の怪人」を再演するそうです。
これまた楽しみ!!
絶対観に行くぞー!
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