花組芝居「泉鏡花の夜叉ヶ池」 1/21夜 那河岸屋組千秋楽

那河岸屋組、2回目。東京千秋楽。

まだ武蔵屋組の楽が控えているからか、それともこの芝居だからか、そんなにお遊びはなかったよーな。
ゲストの八代さんが一番面白かったか(笑)

村人たちの場面。
「晃は小林大介なんじゃ。
「晃はいつもの2倍の時間かけて化粧をしていた。」「自分だけ楽日だからって～」
「晃は今夜は朝までコースなんじゃ。」
北沢さん、スキーのジェスチャーで台詞まちがえ。そんなにわしが好きか？というところで「そんなにお前が、わしが、お前が、」もーめちゃくちゃで(笑)「興奮してきたぞー」

印象に残ったところ。
加納白雪。「命のために恋は捨てない」えらく男らしい低い声で言っていたけど、心にズシリと響きました。

ゲストの八代さん。
最高ですよ～！もぅ可笑しくって可笑しくって。大爆笑。
田舎のおっちゃんの作業服みたいなのを着て、無精ひげを生やして、首にタオルを巻いて、おっさんくさいのなんの。なぜか海雪を歌って入場。雪が降ると大変だ、除雪車が出るのにお金がかかるんだとぼやいていた。笹団子をお客さんにばらまいてた。なんだか良く分からないことを言ったかと思ったら「なんでも意味があると思ったら大間違いだ。」何の教訓ですかぁー！スゴイよ～！
座員みんな、ずっと笑いながら八代さんのこと観てましたね。もともと身内だからっていうのもあるだろうし(なんで八代さん今回の公演に出なかったんだろー残念！)この人何しでかすんだろうと怖さ半分興味半分で恐る恐る見守っていたような(笑)なんかみょーに期待感で膨らんだ雰囲気だったような。


すいません、なんか切れ切れにしか感想を書けないorz


今回の公演、一番配役が意外だったのは美斉津くんだなぁ。
配役がというより、演技がというべきか。
あんなに体動く人だと思わなかったし、あんなにムッチムチ(笑)だとも思わなかったし。
ちなみに登場でビチビチと激しく動くあの演技は、寺山修司の天井桟敷の手法「大滅亡」というのだそーだ。うん、加納さんブログに書いてあったな。
思えば、これまでの公演でも、美斉津くんは意表を突く配役だったことが多い気がする。
百鬼夜行抄、ヌーベル、牡丹燈籠あたり。天地会の晃もだ。
というのも、普段はごくごく普通の青年ぽく見えるからだろうな。私が勝手にそう思ってる。だから、へーこんなのもできるんだ、えーあんなのもできるの？と毎回新鮮な発見をしているのかな。