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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
B002EBDN20


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花組ヌーベル「恐怖時代」
2007年07月08日(日) 21:59:50
わーい久しぶりの花組芝居!シアワセ~vvv
会場は下北沢ザ・スズナリ。
やー正直古くてボロイ劇場ですけど、演劇の街シモキタの歴史を感じるよ。
外観は「下北サンデーズ」のドラマで観た気がするなぁ。
当日券で自由席だったんで、2列目ベンチ席ゲット。近かった~

春藤家の太守:北沢洋
春藤靭負:水下きよし
磯貝伊織之介:美斎津恵友
細井玄沢:丸川敬之
珍斎:谷川知宏
氏家左衛門:嶋倉雷象
菅沼八郎:松原綾央
お銀の方:加納幸和
梅野:小林大介
お由良:堀越涼
侍:磯村智彦
侍女の一:堀越涼
侍女の二:丸川敬之

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開演前のアナウンスは、舞台には出演されない植本潤さんの生アナウンスでした。
セットは無く、黒布で覆われた舞台に蚊帳がひとつあるのみ。天井からはいくつものちょうちんが下がってます。
出演者は全員そろいの浴衣。帯はそれぞれ異なってるけど。小道具は白い団扇か白扇子のみ。シンプルでいいねー。
オープニングは、蚊帳の中で妖しく踊る人々の姿。全員、お祭りの夜店で売ってるようなキャラクターお面をつけてます。花火の音も鳴っていて、夏の夜の不気味な雰囲気が出ていました。

お銀の方と梅野の居室。そこへ春藤靭負(ゆきえ)が忍んでくる。
小林大介さん、けっこういい役だね。恐ろしく切れ者で残酷で、自らの知恵で悪巧みを遂行していく重要な役どころを堂々と務めてる。お銀の方の一の侍女なんだけど、あまり女形っぽくない風貌が逆に知略に長けた残酷者という感じがして良かったです。このあいだのかぶき座の怪人と言い、美味しいところを押さえているね。
加納さんはなんだか調子が悪かったような。台詞カミ気味で少しテンション低め…。
水下きよしさんはカエルの真似で登場。仕える殿様の側室の加納さんと恋人やってると、ゴクネコを思い出す…シチュエーションがめっちゃ似てる。

医師の細井玄沢登場。
丸川敬之さんはイイ男だねぇ~。長い前髪を小さく結わえてたのが可愛かった。毒薬を作るように頼まれて、逆にだまされて毒を盛られちゃう役。血が吹き出す演出が、能「土蜘蛛」なんかで使ってる糸の赤いやつでした。千筋の糸と呼ぶらしい。いい使い方だ!!この糸はこの後も大活躍。

殿様のご正室に毒を盛る役割を、茶坊主の珍斎にさせようという事で、珍斎と娘のお由良登場。
きゃー堀越涼くんが出てきたー!!!めっちゃ可愛い!めっちゃ可愛い!シアワセだ~!
このひとはなんでこんなにかわゆいんだろ。嬉しすぎるわ。声もしぐさも可愛い。しかも時々男に戻って怒鳴ったりするからますます笑える。わざわざ眼鏡をして芝居に出てるって事は、何か狙ってる?だって普通外すでしょう?もしかして、メガネ男子萌え!?ひー
帯が紺色のみんさー織の帯だったよ。
なんか羨ましい。男も女も演じられるなんて。そんな風に思ってしまった。変?
茶坊主の谷山知宏さん、この人変な人だ。かぶき座の怪人のときも変だったけれど。なんかねえ、間寛平さんぽいなと思った。お馬鹿でテンション高くて声も変わってて常に爪先立ちで歩いてて。この人普段もこんななんだろうか。
お由良と珍斎がお銀の方たちの悪事について話しているのを、梅野が盗み聞き。この時点でお由良は殺されると思ったけど、居なくなって欲しくなかったよーっ!出てきたばっかりなのにもう殺されちゃうなんて。涼くん居なくならないで欲しかったよー。
お由良が梅野に刺されたときの血の流れ方が綺麗でしたね。腹から少しずつ赤い糸が流れ出てきて。これは上手かった。

梅野と伊織之介の密会。
えーと、梅野は、ドジョウすくいの格好ですか?あははー!殿様が催した酒宴を抜けてきたらしい。で、その辺で買ったらしきプラスチックケース入りのお餅を食べてます。
美斉津くん、剣の腕が立つ若武者の役なんだけど、まだ15,6歳くらいの設定なのかな。まだ幼く女のように可愛いってことらしい。周り中から可愛い可愛いキャーキャー言われてるんですけど。美斉津くんてそんなキャラクターだったっけ。なんか天然ぽいというか。可愛がられてるなー。百鬼夜行抄やかぶき座の怪人とはまた違う役柄だなぁ。へえー
続いて出てきた加納さんもドジョウすくいの格好。わははー!お客さんにメッチャうけてました。

場を移して酒宴の場へ。殿様が家来2人に捕らえられて、日ごろの悪行乱行を改めるよう説得してます。
侍の磯村智彦さんと、侍女の涼くんと丸川敬之くんが周りでかしましく騒いでるんだけど、侍女コンビが最高。楽しいね。ギャルみたい。ハリーポッターハリーポッター言ってたり(あれ違う人だっけ)、どんだけぇーって言ってたり。かわゆいvvこういう小ネタがたくさんあったんだけど、もう殆ど忘れちゃったよぅ。
磯村さんは、最後の最後に出てきて役名何だよって聞かれて、ただの「侍」だったっていうオチ。可愛そうに。なんかいつも虐げられているような。
家来2人と伊織之介の立ち回りは、広げた扇で切り結んでました。他の場面では閉じた扇の柄を刀にしてたのに。これはいい演出だわ~舞踊を見ているよう。素敵だ!カッコいい!
家来2人が殺されて上機嫌の殿様が、梅野と伊織之介の真剣勝負を望んだところから歯車が狂い始めましたね。
梅野と恋仲だったはずの伊織之介が、本当はお銀の方とデキてたと知って梅野が逆上、逆に殺されちゃう。殿様にも悪事がばれちゃって、殺してしまう。周り中の人間を殺してしまって、伊織之介とお銀の方の2人だけが残ってしまう。
殿様が死んじゃったら、家督を乗っ取るどころじゃなくなるからってことなんでしょうね。伊織之介とお銀の方の2人は刺し違えて倒れてしまいました。
そして誰も居なくなった。怖いね~赤い糸が舞台上に大放出されて。
でも小ネタいっぱいで面白くて楽しかった。

他にも面白いところがたっくさんあったはずなんだけどねー。細かいやつだけど。覚えてないのが残念。それだけ盛りだくさんだったです。
あー楽しかった。シアワセ。
全体的に若手の活躍に目を見張るものがあります。私が花組を知り始めた頃の入団員が重要ポストを占めていて。
やっぱり花組芝居は大好き。
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