第七回「直也の会」 舞姫

石橋直也さん自主公演！

演目／「舞姫」
脚本・演出／石橋直也
出演／石橋直也・楊原京子・田島優成・趣里・河内大和・宮田幸輝・小長谷勝彦・市川猿三郎
笹塚ファクトリー　2/16 soir
前にこの劇場でユニゾニアを観たっけ？

人魚の肉を食べて永遠の命を手に入れた舞姫と、死者たちが集まる劇団と、一人の劇作家との物語。

今まで観たことのある直也さん作品の中では、メルヘンチックで清らかな印象で、分かりやすい話だなと思った。
これまでの作品は、登場人物が多かったり物語が複雑だったり救われない不幸な話だったり長かったりしたことがあったので…(汗)
この「舞姫」は、登場人物がみんな最後にはちゃんと救われているなぁと思った。

そして、個人的には歌舞伎パロディいっぱい大衆芝居パロディいっぱいだったのが面白かった！
お芝居全般の知識をいろいろ持っていると、この脚本はとても面白いと思う。
手紙の差出人が鶴屋南北。
ロミジュリ、勧進帳、シラノ。
勘吉、お八重。
切られ与三。
だんまり的な演出。

市川猿三郎さんは、さすがに歌舞伎の現役役者さんですから、いいものをたくさん見せていただきました（＾ｏ＾）
切られ与三はオイシイよね～。

舞姫役の趣里さん、綺麗だった。バレエ的な柔らかな動きが美しかった。バレエも古典のものだし、型がシンボル的な役割を果たすものなんだろうと思う。




ラストに元ちとせの曲。