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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
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琉球舞踊・具志幸大の会『天地の調べ』
2006年03月24日(金) 01:02:23
詳細はこちら

なんだかとても和みました。そして具志さんはとってもカッコよかった。
琉球舞踊をちゃんと見たのは初めてだけど、やっぱり日本舞踊と似てるなぁと思う。地域芸能である琉球舞踊と日本舞踊を比較するのもナンセンスな話かもしれないけれど。
下半身の動きはとても似ていると思います。でも、手の動きが特徴的で、日本舞踊とは違うなぁと思う。

拍手[0回]



具志さんの舞踊はすごく安定感がありました。空間全てを包み込むような、大らかな動き。キレがあるというのとは違うんですよね。地に足つけてしっかり構えている印象です。私と同い年のまだ若い舞踊家さんですが、これだけしっかり体が出来ているのってすごいなぁと思います。
観ていると気持ちよくなって、無性に踊りたくなりました。本当に、楽しそうに見えました。

創作から新作、古典舞踊までいろいろありましたが、「本嘉手久」という女の踊りと、「高平良万歳」という若い男二人の踊りが一番印象に残りました。

「本嘉手久」は「むとぅかでぃく」と読むらしいです。全く読めません(><)愛らしい乙女がお花を見に散歩に出掛けるという場面だそうです。衣装がとても素敵です。琉球の伝統的な衣装で、黄色に紅型をあしらった衣装に、下に赤い着物。それに華やかな形の花笠。赤い足袋が印象的でした。琉球舞踊の衣装は赤色が実に効果的に使われているような気がします。
この女踊りを観ていて思ったこと。琉球舞踊の女踊りはけっこう開放的なのね。膝をぐいと外に広げてつま先を上げたり。
日本舞踊の女踊りは常に内股で膝の間を締めるからねぇ。膝と膝の間に紙を挟んでそれが落ちないように歩く、みたいな何ともうそ臭い噂を聞いたことがあるくらいです。素敵なレディを目指す女の子が頭の上に本を載せて歩く訓練をするような感じでしょうか。
この開放感は、絶対、気候が影響を与えているんだと思う。例えばハワイアンダンスは何ともゆったりしていて全身の力が抜けるようで、すごく開放的な動き。常夏の気候の国でなければ、こんなダンスは生まれないはず。絶対そう!
沖縄も、江戸や京に比べればずっと暖かいから、だからきっと開放的なんだろうな。
と勝手に思ってます。

「高平良万歳」(たかでーらまんざい)は、父の敵討ちに向かう兄弟を描いた舞踊劇。道行から敵討ちまで4つの場面が描かれています。
道行の場面の音楽が、上り口説(ぬぶいくどぅち)でした!沖縄でも歌った、知っている曲が流れて嬉しかったです♪
若々しく清々しい踊りがすっきりしていて気持ちよかったです。男踊りってやっぱカッコイイなぁと思います。二人の踊りでしたが、明らかに具志さんの踊りが安定感があって、目を引くんですよねぇ。あー楽しかった!


あと面白かったのは、後見がいないこと。小道具の取替えは立方が自分でやってました。民俗芸能なら、自分でやるのは当然なのかもしれないね。
それから、地謡に歌三線というのがあって、これは歌い手が三線を弾きながら歌うんですね。長唄とかだと、三味線と唄は別の人がやるけれど。これも、民俗芸能なら普通のことなのかも。


ちなみに、こういうページを見つけました。舞踊会で使われていた小道具や衣装のことなど、詳しく知ることが出来て面白いです。
伝統の優美 琉球舞踊


国立劇場でリサイタルをやるのって、例えばサントリーホールで主催演奏会をするくらい大きな事じゃないか思うし、イベントとしても大規模なものだし、舞台構成を自分で考えなきゃいけないし、東京でやるということに関してもいろいろ大変な事があっただろうと思うし、会場を押させてからの2年間、本当にいろいろ苦労されたことと思います。おかげで素晴らしい舞踊会を観る事ができました。
本当に、おめでとうございます。
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