映画版「髑髏城の七人 アカドクロ」

日曜日の夜に「髑髏城の七人　アカドクロ」を観に行きました。
2004年春に上演された舞台をスクリーンで上演するという、新しい試みです。

2年前に「アテルイ」で初めて劇団☆新感線の舞台を観て以来だったので、新感線がどんな劇団なのかちょっと忘れかけていましたが、古田新太さんが出てきたあたりで「そうそう、こんな劇団だった、そういえば」と多少呆れ気味に思い出しました（笑）
何なんでしょうね、このへんてこりんな劇団は。
2年前に観たときは新感線のことを何も知らなかったので、本当に戸惑ったんですよね。軽いカルチャーショックというか。
ストーリーはシリアスなのに、ギャグありエロあり。私の記憶しているギャグエロの割合は少なすぎた…。
それでもって殺陣シーンは超かっこいいし。役者の運動量はハンパじゃないよ。戦いでも走って飛んで、ギャグでも走って飛んでるんだもん。
あーなんて気持ちのいい劇団だろう！
新感線が好きでハマってる人々の気持ちが良く分かるよ！
やばー。アオドクロも観たくなってきた！
でもね、アオドクロは市川染五郎さんなんだけどね、まさか古田新太さんとおんなじギャグはやらないよね…
もうそれだけが気がかりで。
ああいうギャグエロは古田新太さんがやるから似合うのであって、染五郎さんのような2枚目キャラがやると引いちゃいます。


やっぱそれを見届けるためには観に行くべきですか、アオドクロ。
明後日が初日のはずなんですが。


見事なギャグのシーンや殺陣のシーンでは拍手が沸いていましたが、舞台を観ている観客の拍手が聞こえてるのか、映画を見ている人が拍手をしているのかわかんなくなった…。
でもカーテンコールのラストでは映画館の殆んどの人が拍手してたと思う。
カーテンコールに出てきた役者はみんな清々しい表情だったなぁ。
全てをやり尽くしてすっきりして、満足した顔をしていて、あー気持ち良さそうだなーと何故か羨ましくなりました。

生の舞台を見たことがある人は、やっぱりスクリーンで見るとライブ感が減ると感じるようですが、そりゃそうでしょうよ。仕方が無いよ。
私は生の舞台を観てないですが、すごく楽しめましたよ。スクリーンが大きいので臨場感を味わえるという利点もあると思いますが、今回の試みでは従来の舞台映像とは全く違う、舞台のよさを最大限に生かすアプローチで映像化しているはずなので。


以前ニュースで流れたとおり、全国5都市拡大上映が決定したそうです。
◆大阪（梅田ブルク７） 10/29（金）～11/ 3（水）
◆札幌（札幌シネマフロンティア） 11/12（金）～11/13（土）
◆広島（広島バルト11） 11/12（金）～11/13（土）
◆新潟（Ｔ・ジョイ新潟万代） 11/ 6（土）～11/ 7（日）
◆北九州（Ｔ・ジョイ リバーウォーク北九州） 11/12（金）～11/14（日）
チケット販売方法・価格・上映開始時間等は未定。詳しくは公式サイトまで。