ソビエト・マヤコフスキィ 10/23

高円寺の新しい劇場。
すごくしっかりした設備もあって、舞台が広くて、天井も高くて、りっぱなところでした。

花組芝居の各務立基さんご出演。

以前観た、双数姉妹の「ユニゾニア」と配役の書き方が同じ。
ロシア革命が絡んだ話で、劇中で上演される演劇の、演じる役者と演じられる配役が本来は同じ人間であるところを別の人間が分担するというやり方。
うん、ユニゾニアと共通点がたくさん！

ロシア革命で形勢が逆転したのを契機に、劇中の役が現実に生きる人間となって、現実の人間が劇中に入り込んで演劇を続けるという逆転が起こる。まるでトランプゲームの大富豪の革命みたい。
有名な詩人のマヤコフスキィが、最初のうちはそのカリスマ性で人々を言葉で操っていたのに、徐々に、他人の言葉に操作されるようになったり、しまいには自分の意思による発言のはずが他人のプロンプで言わされているようになって。
なんだか不気味な感じ。

複雑に絡み合っていて、最後にどうなるのか展開が気になって、すごく面白かった。
衣装も凝っていて可愛らしかったし、劇場のセットを駆使した大掛かりな展開も良かった。
ユニゾニアに続く2度目の観劇で、違う演目でもやっぱり同じ劇団だからこその共通点というか、らしさがあるんだなと思いました。