――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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2009年05月07日(木) 21:57:15
5/5
13:00- Bプロ
「息をひそめて」
「エリクシールの味わい」
「薮の中」
16:00- Aプロ
「ソヴァージュばあさん」
「Bloody Sauce Sandwitch」
「15分しかないの」
「アムカと長い鳥」
花組芝居の堀越涼くんが出るということで。
涼くんが出演したのは「薮の中」「ソヴァージュばあさん」の2本。
13:00- Bプロ
「息をひそめて」
「エリクシールの味わい」
「薮の中」
16:00- Aプロ
「ソヴァージュばあさん」
「Bloody Sauce Sandwitch」
「15分しかないの」
「アムカと長い鳥」
花組芝居の堀越涼くんが出るということで。
涼くんが出演したのは「薮の中」「ソヴァージュばあさん」の2本。
「薮の中」
衣装提供が花組芝居となっていて、どんなんだろうと気になっていました。
そうしたら、紋付き袴じゃありませんか!ひゃーv
ちゃんと水郷屋の黒紋付に、山吹色の袴。
素語りという形式ですね。
涼くん、やっぱり古典的な芝居が良く似合う。渋くて素敵。
旅法師と媼の年寄りがしっくり合う。声色の作り方が面白い。もちろん、まさごという女の語りは言うまでもなく。
意外にも良かったのが、盗賊の多襄丸の語り。原作にはないのだけれど、
「そこから見下ろす洛中は、さぞや見事な~」水郷屋ァ!「眺めであることでしょう」
これがすごくカッコよかったわ―。心の中で思わず大向こうを。
女の語りのときには、紋付きの片肌を脱いで女物の着物の袖を出して。きゃん。見事な衣装替え。そして声がかわゆすぎる~
そして、殺された男の語りのときには、着物と袴を脱いで白い長襦袢姿。わー。萌えていいですか?
スイマセン、どうしても萌えモードになってしまう…
語り手を説明するアナウンスは、ちょっと残念だったかな。女性の声だったけど、芝居の雰囲気に全くそぐわなくて興ざめしてしまったので。もっと古典風な発声にして欲しかった。いっそ、あれも涼くんの吹き込みでやって欲しかったな。
「ソヴァージュばあさん」
以前、「接触」で涼くんと共演していた堀川炎さんもご出演。
フランスの田舎のヴィルローニュ村に進駐してきたプロシア兵。各戸に兵士の宿泊要請があり、息子を戦地に送り一人暮らしのソヴァージュばあさんの家にも(どうやら「ばあさん」というものの30代後半らしいが)三人の若いプロシア兵がやって来る。
フランス語とドイツ語で会話はできないのだが、フランス語がわかる1人の兵の通訳でなんとか一緒に暮らしていく。言葉が通じないながらも日々一緒に過ごすことで少しずつ心が通い合っていく。
泣けるお話でした…。
薪割り中に誤って斧で指を切ってしまった兵(涼くん)の治療をするソヴァージュばあさん。痛がって喚く兵の顔をがしりと掴んで、通じないフランス語で必死に説得する。男だろ、我慢しろ。直さないと、その指を見てあんたの母親が悲しむ。圧倒的でした。母親の強さ、なのか、このソヴァージュばあさんだけが持つ強さなのか、それはわかりません。
シチューを食べていて「おいしい」という簡単な単語が通じ合い、喜びはしゃいでいるところに、戦地に赴いていたソヴァージュばあさんの息子の訃報が届く。「一人にしておいてほしい」とみなを突き放すソヴァージュばあさんに対して、さっき通じ合ったばかりの「おいしい」という言葉を残していったことに、兵たちとソヴァージュばあさんがどれだけ心を通いあわせられたかを感じられました。
なんて哀しい話でしょうね。
ソヴァージュばあさんは、やっぱり1人の弱い人間に過ぎなかったのか、どうか。
戦争さえなければ、この豊かな自然の中でゆっくりと心穏やかに過ごせたのに。
その他。
「エリクシールの味わい」
業界初「飲尿ミュージカル」だって。いやいやいや(笑)どーなんですかこれ。
こんな変態な題材はともかく、スト―リはピュアなラブストーリーで感動すらできました。
でもこんなの観るのは1度でいいです…。
「Bloody Sauce Sandwitch」
「15分しかないの」
「アムカと長い鳥」
なんかねー怖い話でした。オバケが出てくるとか暴力シーンがあるとかグロテスクな場面があるとかではなく。
女性の心理を主体に描いたような話で、自分は絶対にああはならないなと思いつつも、身につまされて不安になるような。
暗い話は生理的にダメだなー。抽象的ですっきりしないし。善し悪しではなくて、私の好きな後味ではないだけ。
終演後、お見送りをしていた涼くんと少しだけ話して、お口直し。
家に帰って、「ソヴァージュばあさん」を見て思わず食べたくなったクリームシチューを作って食べました(^^)
あと、昔ビデオで見た、森崎事務所の伝統の現在スペシャル「薮の中」を思い出し、久しぶりに見返してみました。
野村萬斎さん、万作さん、茂山千作さん、千五郎さんらのご出演の作品。10年も前の作品ですが、ずいぶんと面白いことをしていたんだなーという印象でした。千作さん面白すぎる!
そういえば、このビデオを観て初めて茂山家を知ったんだっけ。懐かしい。ビデオを見せてくださった方に改めて感謝。
衣装提供が花組芝居となっていて、どんなんだろうと気になっていました。
そうしたら、紋付き袴じゃありませんか!ひゃーv
ちゃんと水郷屋の黒紋付に、山吹色の袴。
素語りという形式ですね。
涼くん、やっぱり古典的な芝居が良く似合う。渋くて素敵。
旅法師と媼の年寄りがしっくり合う。声色の作り方が面白い。もちろん、まさごという女の語りは言うまでもなく。
意外にも良かったのが、盗賊の多襄丸の語り。原作にはないのだけれど、
「そこから見下ろす洛中は、さぞや見事な~」水郷屋ァ!「眺めであることでしょう」
これがすごくカッコよかったわ―。心の中で思わず大向こうを。
女の語りのときには、紋付きの片肌を脱いで女物の着物の袖を出して。きゃん。見事な衣装替え。そして声がかわゆすぎる~
そして、殺された男の語りのときには、着物と袴を脱いで白い長襦袢姿。わー。萌えていいですか?
スイマセン、どうしても萌えモードになってしまう…
語り手を説明するアナウンスは、ちょっと残念だったかな。女性の声だったけど、芝居の雰囲気に全くそぐわなくて興ざめしてしまったので。もっと古典風な発声にして欲しかった。いっそ、あれも涼くんの吹き込みでやって欲しかったな。
「ソヴァージュばあさん」
以前、「接触」で涼くんと共演していた堀川炎さんもご出演。
フランスの田舎のヴィルローニュ村に進駐してきたプロシア兵。各戸に兵士の宿泊要請があり、息子を戦地に送り一人暮らしのソヴァージュばあさんの家にも(どうやら「ばあさん」というものの30代後半らしいが)三人の若いプロシア兵がやって来る。
フランス語とドイツ語で会話はできないのだが、フランス語がわかる1人の兵の通訳でなんとか一緒に暮らしていく。言葉が通じないながらも日々一緒に過ごすことで少しずつ心が通い合っていく。
泣けるお話でした…。
薪割り中に誤って斧で指を切ってしまった兵(涼くん)の治療をするソヴァージュばあさん。痛がって喚く兵の顔をがしりと掴んで、通じないフランス語で必死に説得する。男だろ、我慢しろ。直さないと、その指を見てあんたの母親が悲しむ。圧倒的でした。母親の強さ、なのか、このソヴァージュばあさんだけが持つ強さなのか、それはわかりません。
シチューを食べていて「おいしい」という簡単な単語が通じ合い、喜びはしゃいでいるところに、戦地に赴いていたソヴァージュばあさんの息子の訃報が届く。「一人にしておいてほしい」とみなを突き放すソヴァージュばあさんに対して、さっき通じ合ったばかりの「おいしい」という言葉を残していったことに、兵たちとソヴァージュばあさんがどれだけ心を通いあわせられたかを感じられました。
なんて哀しい話でしょうね。
ソヴァージュばあさんは、やっぱり1人の弱い人間に過ぎなかったのか、どうか。
戦争さえなければ、この豊かな自然の中でゆっくりと心穏やかに過ごせたのに。
その他。
「エリクシールの味わい」
業界初「飲尿ミュージカル」だって。いやいやいや(笑)どーなんですかこれ。
こんな変態な題材はともかく、スト―リはピュアなラブストーリーで感動すらできました。
でもこんなの観るのは1度でいいです…。
「Bloody Sauce Sandwitch」
「15分しかないの」
「アムカと長い鳥」
なんかねー怖い話でした。オバケが出てくるとか暴力シーンがあるとかグロテスクな場面があるとかではなく。
女性の心理を主体に描いたような話で、自分は絶対にああはならないなと思いつつも、身につまされて不安になるような。
暗い話は生理的にダメだなー。抽象的ですっきりしないし。善し悪しではなくて、私の好きな後味ではないだけ。
終演後、お見送りをしていた涼くんと少しだけ話して、お口直し。
家に帰って、「ソヴァージュばあさん」を見て思わず食べたくなったクリームシチューを作って食べました(^^)
あと、昔ビデオで見た、森崎事務所の伝統の現在スペシャル「薮の中」を思い出し、久しぶりに見返してみました。
野村萬斎さん、万作さん、茂山千作さん、千五郎さんらのご出演の作品。10年も前の作品ですが、ずいぶんと面白いことをしていたんだなーという印象でした。千作さん面白すぎる!
そういえば、このビデオを観て初めて茂山家を知ったんだっけ。懐かしい。ビデオを見せてくださった方に改めて感謝。
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