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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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光田康典
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この大地を照らす暁の如く 11/23千秋楽
2009年11月24日(火) 21:56:03
池袋シアターグリーン 2列

大衆演劇の世界から、普通(?)の演劇の世界に飛び出して活躍している石橋直人さん。
亀治郎さんや勘三郎さんとの共演の際に、その実力が目に留まったようで、可愛がってもらっているようです。先日のコクーン歌舞伎にも出演させてもらっていたり、今度の十二月歌舞伎座にも出演されるようですし。
大衆演劇にいたころから、お芝居を作ったり演出したりという方面に力を発揮していたようです。
まだ若いのに、こんな才能を持った人もいるんだなぁ。24歳だって!!

拍手[1回]



千秋楽なので、特別に前狂言つき。

梅川忠兵衛「封印切」
忠兵衛:石橋直人
梅川:愛京花
八衛門:華月照師
20分の短いお芝居。このお芝居のために、広島から直人さんの実兄を八衛門役に呼んだのだそうです。
こんな小劇場の舞台で、ベタな大衆演劇のお芝居をやるのも、なかなかやりづらかったと思うんだけど(汗)雰囲気がね~
直人さん熱演でした。愛さんめっちゃ綺麗~。八衛門も嫌味な感じが良かったです。兄弟らしいアドリブのセリフもあって笑えました。
後半は道行の相舞踊。扱きの赤い帯紐を使って、しっとりと。
直人さん、白塗り化粧で着物を着てのお芝居は久しぶりだったそう。確かに、どことなく化粧がしっくり馴染んでなかった気がしたので(^^;


本編「この大地を照らす暁の如く」

遥か昔、ここは彼方の大地。
戦争により国々は崩壊し、四つの国が生き残った・・・。
「朱雀」「玄武」「白虎」「青龍」
それぞれの国主は「暁の約束」と云われる誓いのもと
天下に平定をもたらした。

しかし、それから20年後・・乱世は再びやってきた。
四つの国は二つにわかれ、「新明軍」「黒陽軍」が激しい戦いをくりひろげる中、朱雀の国主オトは、再び天下平定の世を取り戻すために
戦場へと向かった。
血の色にそまった大地を照らす「不落の日輪」は
再び光を取り戻せるのか・・・。

そして、朱雀、玄武、白虎、青龍、
四つの魂が燃え上がる時、戦士達の足音が大地を揺るがした。


4時間もの長編芝居。長い!役者は30人以上。4つの国の間に起こる戦争を描いたもの。あの小さな舞台には収まりきらないようなスケールの大きさ。中身の濃い芝居でした。何年か構想してたようですが、よくこんなお芝居作るよなぁ。可動式の3つの階段セットを駆使して場面転換。うまい。こういうのも全部直人さんが考えたんだろうか?

主役の愛京花さん。かっこいい。凛々しい!強い意志を秘めた表情がいい。後半の殺陣の場面もさすがの動き。
直人さんは主役の愛京花さんを脇で支える役。前に出て目立つ役ではない分、芝居全体をしっかり背負ってました。
複雑に入り組んだ人間関係。裏切りと信頼。いろんな人が死んで、悲しい展開もあったけれど。
最後は、未来への一筋の光が見えたところで、物語はお終い。

亀治郎さんナレーションに合わせて、マスクをつけてロボット風に動いていた語り部のような存在。直人さんが演じていたのだけど、独特の雰囲気が良かったなぁ。

使われていた曲メモ。
「Ta-Lila」ナナムジカ

ぜひ次は、ひとまわり大きい劇場でたくさん暴れてほしい。
今回のように、様々なジャンルの役者が勢ぞろいで作り上げる舞台をまた見てみたい。
今後も見守っていきます!
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