――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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一噌幸弘 笛・幻想の旅
2006年02月27日(月) 14:36:02
一噌幸弘 笛・幻想の旅今まで殆ど知らなかった一噌さんのいろんな面を知ることが出来ました。
一噌幸弘(能管、田楽笛、篠笛、つの笛、リコーダー)、太田惠資(Vn)、吉野弘志(Wood Bass)、鬼怒無月(Gt)、
山田武彦(Cem&編曲)、金 聖響(Cond)、東京フィルハーモニー交響楽団
【一噌幸弘グループによる】
・落石覚悟
・ズウター
・つの笛即興曲二番
・Isso’s ジーグ
【一噌と東フィルメンバーによる】
・J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番(能管)
[語らひ]
・一噌幸弘と田中美登里(TOKYO FMパーソナリティ)によるトーク
【一噌幸弘グループとフル編成オーケストラによる】
・一噌幸弘(山田武彦 編曲):組曲《笛ファンタジア》
やっぱり一噌さん、スゴイ。
私の席は2階の舞台真横のバルコニー席。脇正って感じですね。舞台が近くて、とてもよく見えました。
一噌さんは全ステージ紋付袴でのご出演。足元は足袋に雪駄ですよ。
1ステは一噌幸弘グループによる演奏。
きっと、ライブハウスでの演奏でよく演奏してる曲なんでしょうね。CDにもなっているはず。
「落石覚悟」は一噌さんと吉野弘志さんの演奏。大岩が断崖を転がる様子をイメージしたそう。一噌さんは能管で音程を巧みに操るのでまるでフルートのよう。だが息の力強さが加わることで能楽囃子というか邦楽っぽい音色になりますね。
「ズウター」では太田惠資さん鬼怒無月さんも加わって4人の演奏。息遣いがいいですね。バイオリンとギターが入ると何とも軽やかで華やかな印象になります。
「つの笛即興曲二番」牛の角で出来た笛だそうですが、不思議な音が出ますね。声も一緒に吹き込んでいるような音がする瞬間がありました。面白い、異国な雰囲気のする曲。
詳しく覚えていないので書けないのですが、傍らの譜面台上には能管やら篠笛やら角笛、リコーダーなど様々な笛が10本以上並んでいて、曲の途中でとっかえひっかえ交換して吹いていました。
途中では、何と二刀流まで!両手に一本ずつ笛を持ち、両方を口にくわえ、それぞれの指を別々に動かして異なるメロディーを作り出していました!
ものすごくビックリしてしまいました!ここまで来ると世界ビックリ人間の部類に入るのでは…
こういう演奏をする人だったのね。一噌さん。
今後、能楽堂で普通に笛を吹いているのを見ると笑っちゃうかも。
2ステはバッハの管弦楽組曲第2番。
クラシックの管弦楽とか交響曲って知らないんですが、本来はフルートが演奏するパートを一噌さんは能管一本で演奏したということだと思います。
一噌さんは指揮台の下手側に立っての演奏でした。一人だけ紋付袴なのが面白い。
能管はそれほど緻密に作られた楽器じゃないので作者によって出る音が微妙に違うし、きちんと音程が出ないそうで、能管でドレミを正しくふけるのは一噌さんだけだ、なんていう話も聞きます。
一噌さんは軽々と吹いているように聴こえるのですが、本当はとっても大変なんでしょうね。
管弦とのセッションは素晴らしかったです。能管の音が管弦に押されて聴こえにくいところもあったんですが、ホールの後ろで聞いてたらバランスよく聴こえたのかも。
トークは、思ったよりも短くあっさりめ。
そんな短い時間の中でも一噌さんのオヤジギャグが炸裂してましたね…(笑)横に座っているオジサンが喜んじゃって大変でしたよ。
ホントに変な人だ。
もちょっときちっと笛の説明なんかをしてくれれば良かったのにな~。
3ステは「笛ファンタジア」。
一噌幸弘グループの4人と、東京フィルの全員での演奏。
一噌さんはまた笛をとっかえひっかえし、二本吹きもやってくれたんですが、三本吹きまでやってくれました!
この人は一体…。なんてことをやらかしちゃうんでしょう!
譜面台に立っている棒に笛を差して立て、両手に一本ずつ笛を持ち、3本を同時にくわえて吹く。両手に持ってる笛しか指を使えないので、立てている笛はただリズムを刻むことしか出来ないんですが、それでも見事な三重奏になってましたねぇ。凄すぎる!
時々、一噌さんが前の譜面台を見ずに、吉野さんや鬼怒無月さんたちの方を向いて突発的に笛を挿入していたのは、もしかしたらアドリブかもしれないですねぇ。真相は分かりませんが。
バイオリンの太田さんが時々歌を挿入してたんですが、この人の声は味があっていいですねぇ~。ホーミーのような倍音唱法もやっていて、面白かったです。
アンコールはバッハのヴァイオリン協奏曲、だったかな。(覚えてません)
カーテンコールに余り慣れていない様子の一噌さんが微笑ましかったですね。
とてもいい演奏会でした。
今度はライブハウスで聴いてみたいなー。
きっと、ライブハウスでの演奏でよく演奏してる曲なんでしょうね。CDにもなっているはず。
「落石覚悟」は一噌さんと吉野弘志さんの演奏。大岩が断崖を転がる様子をイメージしたそう。一噌さんは能管で音程を巧みに操るのでまるでフルートのよう。だが息の力強さが加わることで能楽囃子というか邦楽っぽい音色になりますね。
「ズウター」では太田惠資さん鬼怒無月さんも加わって4人の演奏。息遣いがいいですね。バイオリンとギターが入ると何とも軽やかで華やかな印象になります。
「つの笛即興曲二番」牛の角で出来た笛だそうですが、不思議な音が出ますね。声も一緒に吹き込んでいるような音がする瞬間がありました。面白い、異国な雰囲気のする曲。
詳しく覚えていないので書けないのですが、傍らの譜面台上には能管やら篠笛やら角笛、リコーダーなど様々な笛が10本以上並んでいて、曲の途中でとっかえひっかえ交換して吹いていました。
途中では、何と二刀流まで!両手に一本ずつ笛を持ち、両方を口にくわえ、それぞれの指を別々に動かして異なるメロディーを作り出していました!
ものすごくビックリしてしまいました!ここまで来ると世界ビックリ人間の部類に入るのでは…
こういう演奏をする人だったのね。一噌さん。
今後、能楽堂で普通に笛を吹いているのを見ると笑っちゃうかも。
2ステはバッハの管弦楽組曲第2番。
クラシックの管弦楽とか交響曲って知らないんですが、本来はフルートが演奏するパートを一噌さんは能管一本で演奏したということだと思います。
一噌さんは指揮台の下手側に立っての演奏でした。一人だけ紋付袴なのが面白い。
能管はそれほど緻密に作られた楽器じゃないので作者によって出る音が微妙に違うし、きちんと音程が出ないそうで、能管でドレミを正しくふけるのは一噌さんだけだ、なんていう話も聞きます。
一噌さんは軽々と吹いているように聴こえるのですが、本当はとっても大変なんでしょうね。
管弦とのセッションは素晴らしかったです。能管の音が管弦に押されて聴こえにくいところもあったんですが、ホールの後ろで聞いてたらバランスよく聴こえたのかも。
トークは、思ったよりも短くあっさりめ。
そんな短い時間の中でも一噌さんのオヤジギャグが炸裂してましたね…(笑)横に座っているオジサンが喜んじゃって大変でしたよ。
ホントに変な人だ。
もちょっときちっと笛の説明なんかをしてくれれば良かったのにな~。
3ステは「笛ファンタジア」。
一噌幸弘グループの4人と、東京フィルの全員での演奏。
一噌さんはまた笛をとっかえひっかえし、二本吹きもやってくれたんですが、三本吹きまでやってくれました!
この人は一体…。なんてことをやらかしちゃうんでしょう!
譜面台に立っている棒に笛を差して立て、両手に一本ずつ笛を持ち、3本を同時にくわえて吹く。両手に持ってる笛しか指を使えないので、立てている笛はただリズムを刻むことしか出来ないんですが、それでも見事な三重奏になってましたねぇ。凄すぎる!
時々、一噌さんが前の譜面台を見ずに、吉野さんや鬼怒無月さんたちの方を向いて突発的に笛を挿入していたのは、もしかしたらアドリブかもしれないですねぇ。真相は分かりませんが。
バイオリンの太田さんが時々歌を挿入してたんですが、この人の声は味があっていいですねぇ~。ホーミーのような倍音唱法もやっていて、面白かったです。
アンコールはバッハのヴァイオリン協奏曲、だったかな。(覚えてません)
カーテンコールに余り慣れていない様子の一噌さんが微笑ましかったですね。
とてもいい演奏会でした。
今度はライブハウスで聴いてみたいなー。
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コメント
こんばんは!
「笛・幻想の旅」楽しかったですね♪
私は管弦楽組曲が一番おもしろくて、気持ちよかったです。
アンコールはバッハのヴァイオリン協奏曲第2番の第3楽章でした。ああいうカテコはやったことないんでしょうね。普通のアンコールならすぐ演奏始めますから。
ライブハウス、ぜひとも行きましょう!
近いところでは、3月3日の大泉学園とか、3月15日の新宿とか、4月にも大泉学園とかあります。詳しくは拙宅の「出演情報」ご覧下さい。
あ、あとホーミーみたいに歌うのはヴァイオリンの太田惠資さんです。
「笛・幻想の旅」楽しかったですね♪
私は管弦楽組曲が一番おもしろくて、気持ちよかったです。
アンコールはバッハのヴァイオリン協奏曲第2番の第3楽章でした。ああいうカテコはやったことないんでしょうね。普通のアンコールならすぐ演奏始めますから。
ライブハウス、ぜひとも行きましょう!
近いところでは、3月3日の大泉学園とか、3月15日の新宿とか、4月にも大泉学園とかあります。詳しくは拙宅の「出演情報」ご覧下さい。
あ、あとホーミーみたいに歌うのはヴァイオリンの太田惠資さんです。
>もとこさん
こんにちは!もとこさんのレポも楽しく読ませていただきました。
オケの演奏会って滅多に聴きに行かないんですが、一噌さんたちとのセッションが面白くて、本当に楽しかったです~!
ライブハウスだと、今回の演奏会よりもっと自由にやってくれそうな気がしているので、是非とも行ってみたいです!
ホーミーやってたの、確かにバイオリンの方でしたよね…。なんで間違っちゃったんだろ。
書き直しておきます~。
>くねこさん
普通の能楽囃子方を想像していたら、ありえない姿ですよ~
ぜひぜひ、ともにライヴデビューしましょう♪
こんにちは!もとこさんのレポも楽しく読ませていただきました。
オケの演奏会って滅多に聴きに行かないんですが、一噌さんたちとのセッションが面白くて、本当に楽しかったです~!
ライブハウスだと、今回の演奏会よりもっと自由にやってくれそうな気がしているので、是非とも行ってみたいです!
ホーミーやってたの、確かにバイオリンの方でしたよね…。なんで間違っちゃったんだろ。
書き直しておきます~。
>くねこさん
普通の能楽囃子方を想像していたら、ありえない姿ですよ~
ぜひぜひ、ともにライヴデビューしましょう♪
初めましての方はぜひ自己紹介を。
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