ABKAI 2014

8/9　新橋演舞場　3階席

一、『義経千本桜』「河連法眼館の段」
　　　市川海老蔵 宙乗り相勤め申し候

二、新作舞踊劇『SOU～創～』

出演：市川海老蔵　坂東亀三郎
　　　 中村壱太郎　市川男寅
　　　 上妻宏光

義経千本桜の狐忠信、今までは澤瀉屋のをそのままやっていたと思うんだけど、今回のは少し違うところがあって驚いた。

静が鼓を鳴らしたところで、狐のぬいぐるみが出てきたり（前は無かったよね）
忠信の姿から狐の正体を現すところで、床下に潜らずに舞台の上でそのまま引き抜きみたいな感じで毛むくじゃらの姿になったり
姿を消す時に垣根をジャンプ越えしたり
花道の揚げ幕から再登場したり

それ以外はだいたい同じだったと思うけど、けっこう細々と変えてたなーという印象。
海老蔵さんが自分で考えて、変えていったのかなぁ？
新鮮な気持ちで観れたから、良かったと思う！

宙乗りで嬉しそうに飛んでいく姿は、いつ観ても感動するなー。


「SOU～創～」は、古事記にまつわるお話。
筋立てはあんまり良く分からないような…ちょっと印象に薄いというか…そんな感じだったけど、群舞がすごく見ごたえあってよかった！アクロバティックな動きをしている人もいたし、歌舞伎じゃない人がダンサーで参加してたのかな？
舞台装置は凝ってたなー。

いっそ、ショーとして魅せる方に重点を置いて、ストーリーはおまけにしてもいいんじゃないかなって思った。
そのほうが、難しいことを考えずに純粋に楽しめるんじゃないかなと。


カーテンコールが5，6回くらいあった。
海老蔵さんの腰の低さがなんだか可笑しかったなー。カーテンコールに慣れてない感じがダダ漏れ。もっと堂々と見せてほしい～。