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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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Colours of Light -Yasunori Mitsuda Vocal Collection-
光田康典
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花形歌舞伎 11/14夜
2009年11月24日(火) 19:26:42
2階東列

「三人吉三」
「鬼揃紅葉狩」

拍手[2回]


「三人吉三」
通しで観るのは初めて。
因果は巡る、という話ですね。っていうか都合良く血が繋がりすぎだろ!ってツッコミどれだけ入れたか。

お譲吉三の菊之助さん、文句なく可愛くて綺麗でお嬢にぴったり。ちょっとお行儀良すぎるかなとも思うけれど。
お坊吉三の愛之助さんも、すっきりとした2枚目で少し色気もあっていい感じ。でもなぜかあまり印象に残ってない…目立たない役だったっけ~?
和尚吉三の松緑さん。んーなんかしっくりしない。他の二人と台詞の運びが全然違うんですけど、いいんですか?
すごく健闘していたなぁと思うのが、松也くんと梅枝くん。梅枝くん可愛いっすー!実は兄妹なのだけど、それを知らずに恋人としてイチャイチャしている様が可愛くていじらしくて。ニヤニヤもんですわ(笑)いい若手が育っていていいね。これからも注目していかなきゃ。
松也くんと梅枝くんが和尚に殺される場面、二人の着物が犬のぶち模様になっていて、これより前の場面で犬にまつわる因果を説明していたことの象徴なのだろうけど、お話が複雑すぎてもう忘れてしまっていたのが残念~。なんで犬だったんだっけ?

三幕目の巣鴨吉祥院本堂の場と、大詰の本郷火の見櫓の場を観て、ようやく、9月に歌舞伎座で観た「松竹梅湯島掛額」が三人吉三のパロディだったんだと気付きました。遅かった…orz
そして本郷火の見櫓の場は、言わずもがなの八百屋お七のパロディですね。人形振りを見せてくれるのかと期待しちゃったけど、立ち回りのみでした。ちょっと残念。セリを使った大掛かりな立ち回り、見ごたえありました。


「鬼揃紅葉狩」
猿之助さんによる特別演出版だそうです。
舞台は松羽目に紅葉を散らし、大道具の紅葉の木は無くてよく能で見る櫓のような木枠のみ。かなり能に近い演出。
他の、能から歌舞伎に移植された松羽目物の作品だったら、きちんと松羽目の舞台でつくられるという過程を経るものだと思ってたけど(勧進帳とか…)、紅葉狩については最初に歌舞伎舞踊になった時に松羽目の演出はせずにいきなり歌舞伎特有の華やかな演出で作られたということなんでしょうか…?

亀治郎さん、かなり激しく暴れていてとっても見ごたえありました!あの勢いはすごい。目が覚める!
鬼揃いというだけあって、お付きの侍女たちも後シテでは全員鬼になって出てきたので、かなりの迫力。6人での毛振りもすごかったです。
いつもの紅葉狩なら山神が出てくるところ、代わりに八百媛という巫女のような格好の菊之助さんが登場。うはー綺麗だー。山の女神にふさわしい品格のある美しさ。素敵でした~。
過去には玉三郎さんも演じたことがあるとか。菊ちゃん、ますます玉さま路線なのねぇ。
前シテの侍女たちの舞踊、松也くん梅枝くん巳之助くん右近くん隼人くんという若手たちが務めていたけれど、私の好みは梅枝くんが一番。松也くんもきっと良いだろうと期待していたけれど、梅枝くんと並べて見ると、あれ、ちょっと無骨な感じが見える…。きっと梅枝くんの踊りがそれだけ良かったからなんでしょう(さっそく贔屓目?www)
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