新春浅草歌舞伎 第一部 1/25

お年玉ご挨拶
この日は男女蔵さんでした。
「おめちゃんコール」というのをみんなでやらされました…(笑)なんだったんだー面白いぞー！

一、正札附根元草摺（しょうふだつきこんげんくさずり）
　　　　　　　　　　　　曽我五郎　　市川亀治郎
　　　　　　　　　　　小林朝比奈　　中村勘太郎


二、元禄忠臣蔵（げんろくちゅうしんぐら）
　　御浜御殿綱豊卿

　　　　　　　　　　　徳川綱豊卿　　片岡愛之助
　　　　　　　　　　　中臈お喜世　　中村七之助
　　　　　　　　　　　　祐筆江島　　中村亀　鶴
　　　　　　　　　　　新井勘解由　　市川男女蔵
　　　　　　　　　　富森助右衛門　　市川亀治郎


三、忍夜恋曲者（しのびよるこいはくせもの）
　　将　門

　　　　　　傾城如月実は滝夜叉姫　　中村七之助
　　　　　　　　　　大宅太郎光圀　　中村勘太郎


「正札附根元草摺」
コミカルさのある勘太郎さんの朝比奈と、凛として男らしい二枚目な亀治郎さんの五郎との対比が面白かったです。力強い足拍子がいいですねー。お正月にふさわしい華やかな舞踊でした。


「元禄忠臣蔵」
七之助くんのお喜世がすっごく綺麗で可愛らしくて品があっていいわぁ。
亀鶴さんの女形、これも良かった！落ち着いて上品で、声が柔らかくて高くて綺麗な女形の声。すごく意外だ。
亀治郎さんの助右衛門、頑固で意地っ張りで子供みたいなところもあるのがなんだか可愛い。でもこれ、4年くらい前にも見たけれど、勘太郎くんのほうが似合う役かもなぁ。
愛之助さんの綱豊卿。二枚目でスッキリしていて素敵です。
とにかく台詞量が多くて、心情描写が細やかでいい芝居なんだろうけど、長台詞の内容が全然頭に入ってこなくて…ぎゃー。一度活字で読んでおきたい。その方が理解できる気がする。


「忍夜恋曲者」
んもー七之助くんがとにかく綺麗！声も綺麗で好きだなぁ。
勘太郎くん、勇ましい武将姿が凛々しい。足拍子の迫力がすごい。
蝦蟇が可愛い。ちょこっと顔を出して、ちょっとだけ立ち回りをして、すぐ引っ込んじゃった。
滝夜叉姫は、正体を現した後のカラミとの立ち回りでも、あくまで姫の気品を失わない、上品な立ち居振る舞いだったのが印象的。そっか、紅葉狩のような荒々しい鬼に変化するのとは違うんだね、と気付かされました。
最後、屋敷が崩れて、屋根の上に出てきた光圀と滝夜叉の見得。赤い長い布？巻物？のようなものを投げる型が綺麗でした。


休憩中に、近所のかんざしや「髪の粧」へふらっと。橘劇団からの今年の年賀状が飾ってあったー
その隣の10円まんじゅう屋さんで、前日に作ったお饅頭を半額で売ってて、黒糖まんじゅう10個入り110円が55円で買えてしまった…信じられない～