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――ファンタズマゴリア――     走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
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新春浅草歌舞伎
2005年01月10日(月) 21:14:39
第2部を観に行ってきました。

「御所五郎蔵」中村獅童 市川亀治郎 片岡愛之助
「新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子」 中村七之助
「恋飛脚大和往来 封印切」 片岡愛之助 中村亀鶴
                 市川男女蔵 中村亀鶴 市川門之助
いやー、とにかく「鏡獅子」が良かった。
正直、あんなにカッコイイものだとは思いませんでした。びっくり。

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とりあえず、「鏡獅子」について語ります。
前半は、小姓弥生の女形の踊り。中啓(小さめ扇)を手にした踊りと真っ赤な茶ふくさを手にした踊りと、2本の扇を手にした踊りと移り変わっていきます。
何だかとても不思議な気持ちで観ていました。綺麗だなぁとうっとりする気持ちと、私も踊ってみたいという羨ましい気持ち。
いつかは、いつかはっ!私もやってみたいと思いました。
2本の扇で踊る所作には様々な扇技が盛り込まれていて、引き込まれました。だけどまだぎこちないところもあったような。勘九郎さんの弥生をTVで見たことあるけど、扇使いはもっと遊んでたと思う。七之助さんにはまだそこまで余裕が無いのかもしれない。
前シテだけでもかなり長い時間だったので、たっぷり楽しめました。

弥生が獅子に引っ張られて花道から揚幕の中へ入った後、胡蝶の登場。
胡蝶は楽しみにしてたんです~中村国生くんと宗生くんの2人の踊り。ワイドショーで稽古風景を見たので、いろいろ期待していました。
何というたどたどしさ!イコール可愛らしさ!二人とも赤い着物に鞨鼓を体の前に付けてます。国生くんはだいぶ顔が丸いんだけどね…
この子達は何歳?10歳くらいと8歳くらいかな。歌舞伎座でもかなり活躍しているからもっと大きいイメージがあったけれど、まだ小学校低学年なんだね。あのたどたどしさはさもありなんというところか。とにかくその可愛らしさだけで客席を十分沸かせていました。

そして後シテの獅子登場。
あの豊かな白い毛と豪華な衣装の立ち姿だけでも十分カッコイイのに。
高い跳躍と立て膝での着地。これって何か名前があるのかな?これがめちゃめちゃカッコイイ。跳躍の高さもすごいし、着地のときの音がもの凄い迫力で、それでズドーンとやられます。マジボレ。
やべーな、こんなにカッコイイとは思わなかった。動揺。
独特の首の動きは獅子をイメージしているんでしょうか、やっぱり。首の動きにつれてふゎっ、ふゎっと動く毛も気に入りました。
毛ぶりもみごとで、毛の動きがとても綺麗でした。
ひたすら、ひたすら凛々しく美しく、威厳に満ちた素敵な獅子でした。

獅子の踊りのとき、胡蝶が獅子の体から漂う牡丹の香りに引き寄せられて戯れ舞う場面がありますが、ここは未だ見ぬ愛しい人に焦がれる弥生の可憐な乙女心を表してもいるそうです。つまり、獅子は、弥生が心に思い描く理想の男性を具象化したものでもある、ということ。弥生は大奥に勤める少女ですから、普段男性と接する機会が無く、なおさら強く憧れにも似た恋心を秘めているのだとも。
そんなことをNHKの「日本舞踊鑑賞入門」で言っていました。
あれだけ凛々しくて素敵な獅子ならば、胡蝶が引き寄せられるのも納得だし、弥生が理想と思い描くのも納得。
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コメント
私も観に行ってきました。初歌舞伎は、華やか~(*^_^*)と感じました!!
お年玉のご挨拶は七之助さんでした。三響会以来の七之助さん、とても素敵でした。御所五郎蔵の続きは新橋演舞場で観て下さい!と笑いも交えてあらすじを解り易くお話していただきました。
「御所五郎蔵」一番初めだったか?!お囃子。あっ!傳左衛門さん・傳次郎さん?と「鼓の家」が放送されたばかりでお二人のお囃子が聴けるなんてウレシイ♪♪♪とドキドキしていたら、以外に早く終わってしまいビックリ(*_*;歌舞伎ってこんなに短いのもあるんだ!!でも五郎蔵の子分と星影土右衛門の子分の渡りぜりふ(←パンフレット買って知りました)は、こんなこと言ったら失礼に当たると思いますが、お遊戯会みたい!!と思いました。面白かったです。
「鏡獅子」凄かったです!!!七之助さんとっても綺麗でした。男の人がこれ程までに美しくなるのかぁ~とつくづく感じ入りました。踊りも凄い!!!美しい・華麗の言葉しか思い当たりません。踊りをやっている波華さんがいつかは!と思ったくらいですから…少しカジッタ私は、恥ずかしながらまた踊り始めたいなぁ~と思いました。胡蝶胡蝶が出てくると「待ってました!!」と掛け声(←あってますか?)が。可愛らしい息の合った踊りでした♪♪弟さんの歩幅が狭くてチョコチョコしながらお兄さんとの間隔を合わせようとしている所や弟を気遣うお兄さんを観ていて心温まりました*^_^*
(隣で観ていた母が涙してました。それにはビックリでした。)獅子になって七之助さんが出てくると、さっきまで華麗に舞っていた人と同一人物なのかぁ?!と思う位迫力のある獅子。ジャンプも凄かったです(@_@;)かっこよかったですね☆☆☆最後の髪洗いもビックリです。TVで観たことはありますが、実際に観ると本当にあんなに回して大丈夫なのか?!と思ってしまいます。「鏡獅子」は華麗な部分と迫力がある部分両方あって二度オイシイ!!!と思いました。
「封切」で一番印象に残っているのは、おえんがこっそり亀屋忠兵衛と梅川を会わせるシーンで設定は夜。夜なので名前を呼んでも何処にいるか分からない。そのお芝居がとても面白かったです。今のように街燈のない江戸ではあんなふうに夜は会っていたのかなぁ?!と考えました。あと、誰が言った台詞か忘れたのですが、「せかちゅう」と短縮する様に、誰かの名前を短縮した台詞があって、歌舞伎は日々変化するお芝居なんだと実感しました。浄瑠璃の義太夫節(←あってますか?)を聴けたのもとてもヨカッタです。
こんな感じで、また観たいなぁと思いました。
歌舞伎の事何も知らないのにツラツラとスミマセン。何か失礼な事があったらすみません(>_<)大丈夫でしょうか?
はっぱ 2005年01月15日(土)12:00:10 編集
はっぱさんこんにちは。

初歌舞伎はやっぱり華やかだったでしょう!あと、能狂言に比べるとよっぽど現代劇っぽいと思ったのでは?
「御所五郎蔵」は確かにあっという間でしたね。私はプログラムを買ってないんですが、囃子に傳左衛門さん傳次郎さんがいらっしゃったんですかー!?そっかー、黒御簾に居て見えなかったから気づかなかったです…。
それにしても、傳左衛門さんは歌舞伎座の夜の部にも出てるはずなんだけど。こういうのって日替わりなのかなぁ?それとも毎日両方の舞台に出てるのかなぁ?不思議です。
「お遊戯会みたい」ってのは、ちょっとづつ台詞を言うところですね。なるほどー確かに。これって「暫」という演目でも同じのがあったなぁ。無駄に舞台に人が立ち並んでて、渡り台詞をしていて、見た目はとても華やかに見えました。

「鏡獅子」はやっぱりカッコよかったでしょう?
前半の女と後半の獅子の変貌ぶりが凄いと私も思います。獅子も大変ですけど、女をしっとり踊るほうがずっと難しいんですって。確かに後半は七之助さんの若さならではエネルギーがぶわっと爆発してるように感じますが、女の踊りは熟練の技が要りそうですからねぇ。
胡蝶の踊りでお母様が涙された気持ち、少し分かる気がします。あんなに小さい子供があんなに頑張って…と思うと、やっぱりね。小さな子供が出てくるとお客さんの特に年配層から温かい笑いがおきますし。
胡蝶の二人は、第一部でも第二部でも出演してるんですよね。学校どうしてんだろ?とつい心配になっちゃいました。たぶん一限だけ出て早退とかしてるんだろうなぁ。
役者は大変だぁ。

はっぱさん今度は是非一緒に歌舞伎を観に行きましょうね!
波華@管理人 2005年01月16日(日)03:01:16 編集
波華さんこんばんは。
そうですね!華やかで、現代劇に近く観易いなぁ~と思いました。(悪い意味じゃないです…)
「御所五郎蔵」のお囃子方はパンフレットには載ってなかったのですが、お声でそうかなぁ?と思い、「鏡獅子」の時に出囃子で、傳左衛門さん傳次郎さんが出ていたので、自分で納得しただけです(>_<;)公の場で私、大ほらを吹いてしまいました。スミマセンでしたm(_ _)m
「鏡獅子」カッコよかったです☆彡女踊りは難しいのですか!!確かに手・足の指先全ての部分に神経を注いでいるのでしょうね。七之助さんは、しなやかに女の色気を出していてビックリでした!
こちらこそ是非、一緒に観に行って下さい(^O^)/♪♪♪
はっぱ 2005年01月19日(水)01:02:20 編集
うわっ、「鏡獅子」に傳左衛門さん傳次郎さんが出てらっしゃいましたっけ!?
覚えてないーどういうことだー
気づかなかったのかなぁ、私。もったいなや。

土曜日に観に行った歌舞伎座の「土蜘蛛」に傳左衛門さんがいらっしゃったのは気づいたんです。

声でそう思ったのなら、きっと傳傳兄弟ですよ、はっぱさん。
ていうか、浅草歌舞伎のパンフに囃子方までは書いてないんですね。歌舞伎座の筋書きになら載ってるのに。
波華@管理人 URL 2005年01月19日(水)19:37:02 編集
18日に2部とも観てきました~
お目当ては傳傳兄弟(←気に入りました)でしたが、他にも見所がたくさんあって楽しかったです。

1部の挨拶は獅童さん。捨助のイメージが強いのですが、さすがに真面目にご挨拶されてました。と思ったら「せっかくですから」とマイク持って立ち上がりお客さんにインタビュー!私の近くに座ってた女の子達がきゃーきゃー喜んでました。「盛り上げて下さい」と皆で拍手の練習までしました。2部は七之助さんでしたがこちらは真面目なご挨拶のみ。新橋の宣伝もしてましたよ。お辞儀した時の細い背中が印象的でした。

『御所五郎蔵』2部の獅童さんと愛之助さんはお二人とも骨太な感じでよい。1部の男女蔵さんと七之助さんは対照的で面白い。七之助さんは思ったよりも親分役が似合っていました。渡りぜりふは私にはちょっと退屈で疲れていたこともあり2部では寝てしまいました・・。

『鏡獅子』見応えありますね~。七之助さんの跳躍はすごかったですね!かっこよかったです。花の陰で休んでいる時にすごい肩で呼吸してた。そりゃ大変だろ。1部の亀治郎さんも素敵でした。多分、亀治郎さんを観るともっと踊りたくなると思いますよ。1部では胡蝶は女の子二人が踊ってました。
お囃子にも大満足。新たな発見として三味線もすごくて、1部では練習の甲斐もあり(?)拍手が起き、私も嬉しかったです。

『封印切』配役入れ替えと家の型による違いが存分に楽しめました。配役は1部、話の流れは「松嶋屋型」の2部がよかったです。

1部。忠兵衛役の亀治郎さんが面白い~。「上方の芝居に並々ならぬ意欲を燃やす」らしく、2部の梅川役ともすごく頑張ってる感じがしました。この方は格別に美人でも男前でもないけどなんかいい感じで好き。多分亀井家もお気に入り。今後も注目します。
梅川役の七之助さん、美しい・・・声がまたよい。私も惚れそうです。上品だからやはり「江戸の人」という感じがします。関西ぽくはないかなあ。
おえん役の門之助さんはさすがの貫禄で舞台が締まります。
愛之助さん。見た目と違って今回の骨太さに驚きました。これが上方役者なのでしょうか。そういえば吉本新喜劇の芸人さんに通じる所があるような!?

1部では意識しませんでしたが2部の竹本は存在感ありました。かけ声も気合い入ってて、好きかも。
封印切の続きで『新口村』という芝居があるようですが、続きが気になるのでまた機会があれば観にいきたいなと思いました。

というわけで(?)1部もオススメです。
こばち 2005年01月20日(木)00:01:59 編集
こばちさんこんばんは!
一部も二部もご覧になったのですね。レポありがとうございます!
「傳傳兄弟」いいですか(^^)私もけっこう気に入ってます。

獅童さん、さすがにサービス精神旺盛ですよね~!キャーキャー言う女の子の気持ちがとてもよく分かります。
私が観に行ったときは門之助さんでした。さすが落ち着いていらっしゃいましたね。

「封印切」の続き、確かに気になります。続きがちゃんとあるんですね。私もいつか見てみたいです。
波華@管理人 2005年01月23日(日)20:35:58 編集

初めましての方はぜひ自己紹介を。
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