――ファンタズマゴリア――
走馬灯のように 次々と移ろいゆく 幻想の中で
プロフィール
管理人:波華
観劇好き。主に狂言、歌舞伎、日本舞踊、大衆演劇、落語などをよく観ます。大蔵流茂山千五郎家、尾上菊之助さん、中村勘九郎さん、尾上菊之丞さん、橘菊太郎劇団、劇団花吹雪、などがお気に入り。
現代演劇で最大のお気に入りは花組芝居。その他、大中小気になった劇団を観に行きます。
日本舞踊のお稽古をしています。
たまに着物や歌やゲーム(DQ,FF)の話題も。
連絡先 e_yassie@yahoo.co.jp
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四月大歌舞伎 昼幕観
2007年04月27日(金) 23:50:53
一、當年祝春駒(あたるとしいわうはるこま)
獅童、勘太郎、七之助、種太郎、歌六
二、頼朝の死(よりとものし)
梅玉、歌昇、福助、芝翫
三、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
仁左衛門、勘三郎
4月15日(土)
久しぶりの歌舞伎座。12月から4ヶ月ぶり!歌舞伎を頻繁に観に行くようになってから、こんなにブランクが空いたのは初めて。
大したことじゃないけど、個人的には大ニュースなもので。
獅童、勘太郎、七之助、種太郎、歌六
二、頼朝の死(よりとものし)
梅玉、歌昇、福助、芝翫
三、男女道成寺(めおとどうじょうじ)
仁左衛門、勘三郎
4月15日(土)
久しぶりの歌舞伎座。12月から4ヶ月ぶり!歌舞伎を頻繁に観に行くようになってから、こんなにブランクが空いたのは初めて。
大したことじゃないけど、個人的には大ニュースなもので。
「當年祝春駒」
ひさしぶりに勘太郎、七之助、獅童さんの舞台を見ようと思って行ったわけですが、5人も舞台に立って、しかもそれぞれが侍、曽我五郎十郎の兄弟、茶坊主、侍女とキャラクターが違って、それぞれ違う舞踊をされると、なんだか散漫な印象。幕開きのご祝儀ものとしては、爽やかで清々しくて良かったと思うんですけどね。
単に、がっつり勘太郎くんの舞踊を見たかっただけかも…私。
獅童さんの舞踊、荒々しい五郎の動きがただ乱暴にバタバタ暴れているだけにしか見えなかったのだけど、本当のところはどうなのかね。
「頼朝の死」
芝のぶちゃんが観たかったのよ~良かったなぁ芝のぶちゃん。北条政子に仕える侍女の小周防(福助)に付き添う女中の役で、小周防が殿方に想いを寄せているらしい様子を見て、頼もしげに「このとよにお任せください!」と胸をぽんと叩く様が素敵~!今まで、比較的若い娘の役ばっかり見てきたけれど、こういう頼りがいのあるお姉さん役もいいねぇ。かっこいいなぁ。そして可愛い。
そんな芝のぶちゃんばっかり観てました。
それ以外は、よくわからん芝居でした…べつに芝居が悪いわけじゃないのよ。登場人物の心情が明確に緻密に描かれた真山青果らしい作品ということだけど、緊張感のある細かい芝居が個人的に苦手…。
「男女道成寺」
立ち見の出る盛況でした。仁左衛門さんと勘三郎さんの舞踊での共演、良かったです!
きいたか坊主がぞろぞろ登場した後、花子が寺を訪れる場面や舞尽くしも無く、幕が開いて2人の花子が登場。
勘三郎さんはふっくら優しい雰囲気で、仁左衛門さんはすっきりと端正な雰囲気。背が高くて細いからねー意外に美しいんだこれが。
仁左衛門さんが男とばれる瞬間が面白いですよね~鬘が男のものに変わって、着物の裾を大きくはだけて足を踏み出すところ。あれ、ばれちゃったーみたいな感じ。いいね。
花子と左近の踊る場面は結構明確に分かれてるんですね。仁左衛門さんは手毬と、花子の口説きの相手と、鞨鼓の部分、だったかな?女形で踊る場合と振りは同じで、それを全部男の型にしてるだけ、ってのが面白い。いつもは口説きを一人で踊るところを、花子が想う相手を左近に担わせるってのがいいねぇ~。男女道成寺じゃないとできない事ですね。
男である左近がいると、この演目全体の雰囲気がガラッと変わりますね。爽やかで清々しい!去年の二人道成寺の妖しさ満点の雰囲気に比べて、この男女道成寺は何て健全なんだろう!カラッとしていて楽しい!としみじみ感じてしまいました。
勘三郎さんが、あんまり目立って見えなかったなぁ。なんだか小さくてゆるい。柔らかいと言うより張りが無い感じ。どうしたんだろう?いまいちキレがないような気がして。ただ、鞨鼓や振り鼓のところは結構激しくガンガン踊ってたんですけどね。
途中の所化による花傘踊りはちゃんとありました。12人。私が踊ったのとほぼ同じだったような(忘れかけていたけどね)。見ればは、勘太郎と七之助の二人。
囃子に傳左衛門さんが居ました!三味線には裕太郎先生も。楽しかった。
ひさしぶりに勘太郎、七之助、獅童さんの舞台を見ようと思って行ったわけですが、5人も舞台に立って、しかもそれぞれが侍、曽我五郎十郎の兄弟、茶坊主、侍女とキャラクターが違って、それぞれ違う舞踊をされると、なんだか散漫な印象。幕開きのご祝儀ものとしては、爽やかで清々しくて良かったと思うんですけどね。
単に、がっつり勘太郎くんの舞踊を見たかっただけかも…私。
獅童さんの舞踊、荒々しい五郎の動きがただ乱暴にバタバタ暴れているだけにしか見えなかったのだけど、本当のところはどうなのかね。
「頼朝の死」
芝のぶちゃんが観たかったのよ~良かったなぁ芝のぶちゃん。北条政子に仕える侍女の小周防(福助)に付き添う女中の役で、小周防が殿方に想いを寄せているらしい様子を見て、頼もしげに「このとよにお任せください!」と胸をぽんと叩く様が素敵~!今まで、比較的若い娘の役ばっかり見てきたけれど、こういう頼りがいのあるお姉さん役もいいねぇ。かっこいいなぁ。そして可愛い。
そんな芝のぶちゃんばっかり観てました。
それ以外は、よくわからん芝居でした…べつに芝居が悪いわけじゃないのよ。登場人物の心情が明確に緻密に描かれた真山青果らしい作品ということだけど、緊張感のある細かい芝居が個人的に苦手…。
「男女道成寺」
立ち見の出る盛況でした。仁左衛門さんと勘三郎さんの舞踊での共演、良かったです!
きいたか坊主がぞろぞろ登場した後、花子が寺を訪れる場面や舞尽くしも無く、幕が開いて2人の花子が登場。
勘三郎さんはふっくら優しい雰囲気で、仁左衛門さんはすっきりと端正な雰囲気。背が高くて細いからねー意外に美しいんだこれが。
仁左衛門さんが男とばれる瞬間が面白いですよね~鬘が男のものに変わって、着物の裾を大きくはだけて足を踏み出すところ。あれ、ばれちゃったーみたいな感じ。いいね。
花子と左近の踊る場面は結構明確に分かれてるんですね。仁左衛門さんは手毬と、花子の口説きの相手と、鞨鼓の部分、だったかな?女形で踊る場合と振りは同じで、それを全部男の型にしてるだけ、ってのが面白い。いつもは口説きを一人で踊るところを、花子が想う相手を左近に担わせるってのがいいねぇ~。男女道成寺じゃないとできない事ですね。
男である左近がいると、この演目全体の雰囲気がガラッと変わりますね。爽やかで清々しい!去年の二人道成寺の妖しさ満点の雰囲気に比べて、この男女道成寺は何て健全なんだろう!カラッとしていて楽しい!としみじみ感じてしまいました。
勘三郎さんが、あんまり目立って見えなかったなぁ。なんだか小さくてゆるい。柔らかいと言うより張りが無い感じ。どうしたんだろう?いまいちキレがないような気がして。ただ、鞨鼓や振り鼓のところは結構激しくガンガン踊ってたんですけどね。
途中の所化による花傘踊りはちゃんとありました。12人。私が踊ったのとほぼ同じだったような(忘れかけていたけどね)。見ればは、勘太郎と七之助の二人。
囃子に傳左衛門さんが居ました!三味線には裕太郎先生も。楽しかった。
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